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「A級戦犯」発言で軌道修正=野田新代表
民主党代表に就任した野田佳彦財務相は30日午前の閣議後の記者会見で、先に「『A級戦犯』は戦争犯罪人ではない」との認識を示したことについて、「私は政府の立場なので(政府の)答弁書を踏まえて対応したい」と述べ、明言を避けた。中国、韓国などの反発に配慮し、軌道修正したとみられる。
野田氏は、中韓両国との関係に関して「ことさら歴史認識を振りかざして何か言ってきたつもりはない。しっかりと韓国も中国も含めてアジアとの関係はウィン・ウィン(相互利益)の関係でいきたい」と語った。
野田氏は2005年に自らが提出した靖国神社に関する質問主意書で「『A級戦犯』は戦争犯罪人ではない」と指摘した上で、首相参拝の是非を尋ねていた。当時の認識に関し、今月15日の会見では「考え方は基本的に変わりない」としていた。(2011/08/30-12:22)
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○野田氏の父親は精鋭部隊の陸上自衛隊第一空挺団である、もの心ついた頃から、落下傘を使って訓練する自衛隊員を見てきたと言う。野田氏は自著で「厳しい訓練をしている精鋭たちの姿を間近に見てきたことが、私の安全保障観を支えた原体験だ」と記している。自国に誇りにもち正々堂々と「もの言う外交」の信条を持ち続けてもらいたい。