夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

I LIKE YOU

2007年12月27日 | Weblog
さあいよいよ、お祭りの始まり。
大晦日・元旦を挟んで6日間連続の炊き出しとイベントを行う越年越冬活動に突入。
準備・片付けをいれると9日間連続休みなしのトライアスロン。

今日は、2トントラックを借りて大量の物資や用具を借りたりもらったりで走り回った。
トラックを運転するなんて何年ぶりだろう。
上の子が生まれた頃、アルバイトで2トンの運転手をしていたので、懐かしい。
やっぱり乗用車よりトラックの方が楽しい。

とりあえず自宅ガレージと、トラックの荷台に物資を詰め込んで今日は終わり。

床屋に行って髪を切った。
もう15年以上通っているので、息子の話やバイクの話で盛り上がる。
これで準備万端。

「今日の気分の一曲」は、RC最後のアルバム”Baby a GO GO”より。

”そんなに考えることはないさ
はじめに感じたままでいいさ
 そのままで十分ステキさ
 本当のことだけでいいさ・・”

シンプルで疾走感のあるメッセージ。

" My Baby I like you I love you
Yes I do like you!!"

ああ気持ちE。

RC解散直前で辛い時期だったろうに、
どうしてこんな「力が抜けているのに力強い」という歌ができるんだろう。
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語り継ぐこと

2007年12月27日 | Weblog
2学期も昨日で終わり。
今日は教室の大掃除と残った事務仕事を仕上げ、個人的に仕事納め。

夜は、2学期ご苦労さんと越冬突入前のお楽しみとして買っておいた
元ちとせライブ「冬のハイヌミカゼ」にいく。
おにぎり隊の皆さん、行かなくてすいません。

相変わらずすごい人だな。
ギリシャ文明の時代からタイムスリップしたような衣装。
そして洞窟の奥底から響いてくるような、または青い海の底で歌っているような歌声。
奄美の島唄にルーツを持つこの歌声は、今や地域も時代も超えて、さまざまなイメージを想起させる。

歌いながらの舞いも魅力的。でも今日はあまり踊らず、歌に集中していた。ちょっと残念。

「この世界生まれて そして
 与えられた あらゆる名前に願いがある

 語り継いで 伝えてゆくこと
 時代のうねりを 渡ってゆく舟 
 風光る 今日の日の空を 
 受け継いで そして明日に手渡して」(語り継ぐこと)

この歌を聴きながら、明日からの越冬を思った。
姫が去年書いていたように、
TENOHASIサイドの力が大きくなりすぎないように気をつけながら、
ここに集うみんながここに居場所を見つけられるようにしたい。
みな、願いの込められた名前を持つ1人1人だから。

そして、受け継がれてきた越冬活動の歴史に新しいページを加えよう。
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偉人の歌

2007年12月13日 | Weblog
学期末を迎えて、養護学校も超忙しい。
そんなときに、ある偉い方から、新たな仕事をせよとお達しが出る。
アレ、それは年度計画でやらないことになったんじゃないの?
今日、担当者で会議を開いたが、他の人たちはみんなあきらめ気分。
「上がやるといったんだから仕方ないよ」
確かに昨今の管理強化の流れでは仕方ないかも知れないが、
しかし年度計画で「やらなくていい」と決めたのはその偉い方ではないのか。
「計画なくして進歩なし」と口うるさく言っていた、その信念はどこに行った?
ダブルスタンダードでは部下はついて行かんぞ。

よく経緯を聞くと、
年度当初に正式に「やらない」と決めたのではなく
そのへんは曖昧になっていたらしい。

渋々やることになったが、
なーんだ、と言う思いは消えない。
計画計画というのはその人の本心ではないんだな。

自分の言っていることを自分が実行する気がないのなら、
そんな人を信用する奴はない。

”もしも僕が偉くなったら
 ヤッホー
 偉くない人のじゃまをしたりしないさ”
 
”よくわからない え~らいひ~と~”

<アルバム THE TIMERS”より>








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雨上がりの夜空に

2007年12月10日 | Weblog
タイトルのこの曲は、完全復活まで大事にとっておいたのだが、もういいでしょう。

スマスマのライブコーナーに清志郎が登場。
「完全復活前夜祭」として、「毎日がブランニューデイ」と「雨上がりの夜空に」をやった。

草なぎ君、後ろから清志郎を羽交い締め。最後は上着を脱いで振り回す。
中居君、「毎日・・」では音を外していたけど「雨上がり・・」はバッチリ。やはりこういうロックが似合う。
キムタク、三宅さんと一緒にギターを弾きながらボーカルもバッチリ。さすが。
あとの二人もノリノリ。

ひいき目かも知れないが、SMAPメンバーのテンションが他のライブと比べて違う。むしろ清志郎がちょっと引いて合わせている感じ。

しかし、ふと不安になる。
完全復活とか言いまくっているけど、突然再発とかないんだろうな?

まあとにかく、小野ヨーコさんみたいに70過ぎてもバリバリ元気で歌ってほしい。

清志郎が70なら僕は60。連れ合いも60。
息子は35.娘は33。

そのときはどんな家族でいるだろうか。
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イマジン

2007年12月08日 | Weblog
今日は第2土曜日の炊き出し。その後に越冬の内容を話し合う大事な会議もある。でも僕は会議のレジメだけ完成させて、「ではすいませんが、後はよろしく」。料理長が笑いながら「え、え?」と言うのを振り切って5時に炊き出し現場を離れた。何しろ今日は清志郎とチャボが出演する”ジョンレノンスーパーライブ”があるのだ。皆さんには悪いが、僕にとってTENOHASIの活動は楽しいレジャーなので、それ以上楽しいことがあるときはそちらを優先することにしている。ましてや今回は清志郎とチャボが飛び入りではなくて公式に出演するライブなのだ。これだけは譲れない。
 武道館では立ち見の南13番。驚いたことに武道館は立ち見も場所が全部決まっていて、最上段の通路の手すりに番号が書いてある。僕の場所はステージ正面やや左で、立ち見としてはかなりいい。
 何の予備知識もなく買ってしまったが、これがかなりいいライブだった。ジョンレノンの命日にみんなでジョンの作った歌を歌い、収益でアジアアフリカに学校を建てるという。チャリティーだ。ボランティアを休んで参加した価値があると言うものだ・・・とまた言い訳。今頃みんな会議は会議の真っ最中だろう。
 出演はくるり・サンデードライバーズ(スネオヘアー)・BONNY PINK・斉藤和義・CHARA・LOVE PSYCHEDELICO・奥田民生と木村カエラ・吉井和也・・・というそうそうたる面々。一人2~3曲歌って次にバトンタッチしていく。オールスターの黄金投手リレーみたいなもんで、みんなジョンのナンバーを一球入魂!で歌って聞き応え十分。 途中で何回か樹木希林が語りで登場し、このライブの趣旨を語る。60~70年代の"LOVE&PEACE"、愛がすべてを解決するというあのムーブメントが武道館に甦る。客はみんな小さなライトを持っていて(なぜ僕はもらえなかったのか?立ち見だから?)曲の合間に客席を見ると、またたくライトがプラネタリウムのようでとてもきれい。

 そしてトリがKIYOSIRO with NAKAIDO REICHI。会場大盛り上がりで、あちこちで立ち上がる人続出!
 隣にいたヒロシ似のお兄さんが「これを待ってたんだよ~」
 あんたもか!!ごきげんだぜ、ベイベー!

 1曲目はマザー。
 そしてMC。
 「病気療養中に、小野ヨーコさんから手紙を貰ったんだ。はやく良くなって一緒にステージに立ちましょうって、書いてありました。自筆の。すごい。それでここにかえってきたぜ、イエー! あの、ジョンとヨーコのヨーコさんだよ。すごい、俺に手紙をくれるなんて。ジョンとヨーコのヨーコさんから手紙を貰ったんだ。すごいだろ、OK(会場中笑い) で、復活しちゃったからね、またハードデイズが、始まろうとしてるんだ」と振って2曲目は英語でA HARD DAYS AND NIGHTS。
 そして最後は日本語で清冽な”イマジン”。
このへんになると、もう僕は体中が音楽に打ち抜かれて、身動きできなくなった。

COVERSに入っていた歌詞にくわえて、新しい歌詞もあった。確かこんな感じ。

 誰かを憎んでも 派閥を作っても
 頭の上には   ただ空があるだけ
 みんながそう思えは 簡単なこと yuuu 
 夢かもしれない でもその夢を見てるのは 君1人じゃない 仲間がいるのさ
 ほら、ここにいるぜ・・
 夢かもしれない 夢じゃないかもしれない 君は1人じゃない ちがーう!!

最後はCHABOのギターが泣きに泣いて、体が震えた。

 このライブで清志郎は別格扱いで、ほかの出演者は自分で「こんばんは・・○○です」と登場するのに(奥田民生なんかは楽器の入れ替えをするスタッフに紛れてステージに上がり、「登場の仕方にカリスマ性がなかったな」と言って笑いをとっていた)清志郎だけはフジロックみたいに入れ替えの間スクリーンに名前が映し出され、楽器の音出しも長く、おまけに自分の歌が終わると、いつもライブの最後にやる「バンドメンバーで手をつないで礼」までやっていた。おいおい、まだフィナーレがあるだろ!

 そしてフィナーレではやはり清志郎の振り通り、スリムな小野ヨーコさんが登場!!出演者を1人1人丁寧にハグして、とっても元気に語ってくれた。”東京のことを、お天気のせいもあるかも知れないけど、美しい都市だと思った。この美しい都市がいつまでも平和で美しくあってほしいな。でも、世界中が荒れてるときに、私たちだけが平和ではいられない。ここから世界平和を作りましょう。イマジン・ピース”

ラストは小野ヨーコさんをメインにしてイマジンを合唱。
 
 連れ合いも連れてくればよかったな。
 ヒッピーもラブ&ピースも他の多くの理想と同じく未完のままだけど、まだ生きている。
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NEWSを知りたい

2007年12月07日 | Weblog
このところ、TENOHASIに取材攻勢。

10月、池袋のある路上生活者のドキュメントが某テレビ局で放映された。
取材した記者はまじめな人で春から取材を続けてきたから私たちもそれなりに協力したが、出た映像には違和感を感じた。
ちょっと珍しいタイプの話題性のありそうな路上生活者が出てきた。
明らかにカメラを意識した発言をしていた。
「かわいそうで健気な人」の枠にきちんと納めてていた。
あの人の実像とは思えなかった。
(もちろんあの人がかわいそうでも健気でもないとは言わないけれど)

やはりテレビは視聴率を稼がなくてはならない以上、
やらせの世界から脱することができない
と言うことを再確認した。

その直後、今度は別のテレビ局が取材に来た。
路上生活の当事者メンバーが過去と今回のテレビの対応にさんざん文句を言ったら
来なくなった。

今度は某大新聞から取材の申込み。
貧困と格差の問題は、今ホットで商品価値のあるモノなのだろう。
願わくばすぐ消費され飽きられませんように。
「事件は現場で起きている」
その言い方を借りれば
「問題は、人々が目を背けているところに存在している」

タイトルは”GOGO 2・3’s”より

”聞かせておくれ 目立たないような
小さな事件が  重なる訳を

教えておくれ  新聞に出てた
ほら ちょっとしたNEWSの 本当の訳を”

予言者みたいな清志郎。
あまりにもストレートに社会問題を歌った曲はあまり好きでないが
このタイプの曲は本当にすごいと思う。

ちなみに
夏休みに、少年による路上生活者襲撃事件が起きた某区の教育委員会に、「路上生活者の問題を学校できちんと教えてほしい」ともやいの稲葉さんと申し入れに言った。
そうしたら、今日、教員向け研修会を開くから講師で来てほしいと正式な依頼が来た。初めて仕事としてこの問題を語れる。どんな研修にするか、今から楽しみ。
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エネルギー Oh エネルギー

2007年12月06日 | Weblog
ううう。先週転んで痛めた腰がまだ治らない。
月曜日から出勤したが、今日あたりは月曜日より痛いかも。治ってないジャン。
原因は疲労とストレスだな。

同僚が過労とストレスで倒れ、手薄になったところで
生徒が不調で問題行動が出てその対処に追われ・・・
そう書くと、よくある話なのだが、現場での緊張感はすごい。
おまけに、どうもしっくりいかない年下の同僚もいて、
向こうの方が特別支援教育の知識があるからどうも遠慮してしまい
ますます疲れる。

この程度の修羅場は前の中学校と比べたら屁みたいなモンだが、
それでも疲れる。

”あいつもボケたぜ
 寒くて 震えてるぜ
 ちくしょー 陰口たたいてる奴ら
 ぶっ飛ばす! だからエネルギー”

アルバム”RAPSODY”より。
これを歌って明日も学校に行こう。
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This Time

2007年12月01日 | Weblog
自転車から落ちて2回目の朝。
なのに寝返りを打とうとしたら、
相変わらずペンチで思い切りつねられるような痛み。
これは骨が折れてるんじゃないか?
じっくりさわってみたが、患部の近くに骨はない。
じじいになって、回復が遅いだけのようだ。

サッカー選手とか、毎日格闘なのに、
よくやっているよなあ。
そう思いながらJ1最終戦を見ていた。
ところが、我が故郷・浦和の英雄レッズが、
カズの一振りにやられ、横浜FCに敗北。
連覇を逃す。
あまりのことに言葉もない・・・

でもケガは少し回復して、どうにか出かけられるようになった。
夜、南池袋のサンマルクカフェにて、料理長と二人で越冬に向けて計画を練る。

でも朗報が一つ。
遠い街に住んでいる年下の清志郎ファン仲間が、
2月10日の清志郎復活ライブに来られることになった。

今年、ダンナさんがガンになり、入院。
以来半年間、
家業の八百屋を切り盛りして3人の子供を育てて、
義母の介護までやり抜いてきた人。
絶望しそうになりながら
清志郎の歌を励みにがんばってきた。
そのダンナさんも順調に回復して、復活間近だそうだ。
でも、清志郎の復活ライブは行けない・・・と嘆いていたから、
そんなこといわずに来ませんか、
きっと一生もののライブになりますよ、って誘ったら、
なんと、本当に来られるようになった。
家族のためにがんばってきた人が自分の夢を叶えられて、
しみじみ、よかったなあと思う。
しかも東京のライブは22年ぶりとか。

タイトルはアルバム”夢助”より
”ずっと夢に見ていた こんな日が来ることを”

報われずに終わる苦労がたくさんあるから、
苦労した人が少しでも報われるのはとても嬉しい。
武道館によォーこそ ベイベ~!!
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