夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

メタルマクベス disc2

2018年10月20日 | Weblog
at IHIステージアラウンド東京

何年か前、偶然WOWOWで松たか子・内野聖陽の初演映像を見てすごく気に入った。クドカンの脚本・メタルの生演奏・そしてやっぱりシェイクスピア!上条恒彦もすごく良かったし。
今回再演すると聞いても、キャストが違うからスルーしようと思っていた。ところがある晩酔っ払った勢いでチケットを買ってしまった。高いのに・・・

ということであまり期待もしないで行ったのだが、じつに面白くて楽しかった。
尾上松也のマクベスはぴったり。所々歌舞伎の所作を入れて拍手喝采を貰っていた。
大原櫻子は猫系の魔性美人なので、王殺しをマクベスにけしかける前半はぴったりだが、亡霊に怯えて狂う後半はちょっと違うかなと思う。
グレコ夫人の高田聖子は初演と同じ。さすがぴったりやわ~~


ぐるぐる回る劇場・大音量のメタルバンド。
やっぱり生はいいと思えるステージで、最後はスタンディングで拍手してしまうくらい良かった。
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SATURDAY NIGHT ROCK SHOW CLUB CITTA' 30th Anniversary Flying KITTY Party 2018

2018年10月10日 | Weblog

10月6日(土)
クラブチッタでラプソディートリビュートライブ。
「SATURDAY NIGHT ROCK SHOW」CLUB CITTA' 30th Anniversary Flying KITTY Party 2018

クラブチッタ初めて。川崎駅直近のディズニーっぽいところだった。

セットリストはこちらから 

前半のBBD BARBE de BANDが終わり(大盛り上がり。バービーボーイズすごい)、THE RHAPSODY ONLY CLUB CITTA’BANDがステージに。


1.よォーこそ 野太いベースが響き、一気に血液が沸騰するあの感じ。衣装もメイクも清志郎そっくりさん。びっくり。一瞬本物かと思った(普段も仕草が似ているとチャボが言っていた)が、声を聞いたらワタナベイビー。
ベイビーがメンバーを紹介。
片山さんの時「お体をお大事に。お酒気をつけて」たしかに。でも音が確でやっぱりいい。
梅津さんが来られなかったのが実に残念。

2.ラプソディー feat.MAGUMI

3.ボスしけてるぜ feat.仲井戸麗市 「経済問題の歌です」大好きな一曲。でもこの頃の労働環境はまだ牧歌的。今ならクビだろう。

4.お墓  チャボが「オリジナルのアレンジでやるぜ。歌うのは奄美の歌姫」。待ってました元ちとせ登場。ちーちゃんが歌うと清志郎もちゃんと島唄。いいなあ。

5.エンジェル feat.山崎まさよし なんていい曲。角田光代が絶賛した歌詞。「ガードレール蹴飛ばして 見上げる空」

6.エネルギー OH エネルギー feat.佐藤タイジ 佐藤タイジにぴったり。

7.スローバラード feat.さかいゆう、佐藤タイジ さかいゆうの高音がステキ。

8.キモちE  fest.MAGUMI、山崎まさよし/Dr:森高千里 でました、千里ちゃん。ドラムだ! え、歌わないの??コーラスだけ???
しかし、「一番気持ちE」の比較対象が「ふとんで寝ている奴より 女と寝ている奴より 新聞読んでる奴より 音頭を取ってる奴より 条件出してる奴より 牛乳飲んでる奴より」ですよ。最初に聞いた時ぶっ飛びました。「女と寝ている奴」がキモチEのはわかる。しかし、「音頭を取ってる奴」って誰?一番気持ちE奴の次に気持ちいいのが「牛乳飲んでる奴」って?? すごい歌詞だ。

9.たとえばこんなラヴ・ソング feat.竹中直人、杏子/ Dr:森高千里 なんて豪華メンバー。大河ドラマの主演とトップアイドルの共演。

10.いい事ばかりはありゃしない 今回のメンバーで新たに録音した曲で,あとで聞いてみたがこれも実にいい。「何も変わっちゃいないことに気が付いて 坂の途中で立ち止まる」すごい詩だと思う。

ENCORE
11.雨あがりの夜空に
全員で。
リードボーカルを男ばかりが取っているのが不満。
杏子・ちーちゃん・森高さんの雨上がりも聞きたかった。元ちとせが竹中直人と肩を組んでいた。

そういえば,何かで読んだが・・・武田真治(だったか)がジンライムを注文したら清志郎が「ちょっと飲んでいい?」「飲んだことないんですか」「うん」「でも歌詞で書いてますよね、『ジンライムのようなお月様』。どうして書いたんですか」「語感、かな」

RHAPSODYって、不遇時代の清志郎の鬱屈した気持ちが込められた陰影の深い曲が多い。だからこそあんなに衝撃的で爆発的なパワーがあった。40年近く経っても全く色あせない世界。

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