10月31日 火
ユナイテッドシネマ豊島園で「フラガール」を見る。
昭和40年、斜陽の常磐炭坑。
生き残りをかけて、常磐ハワイアンセンターの建設が始まる。
売り物は、構内から噴き出す温泉と、炭坑の娘達のフラダンス。
借金を抱えて東京を捨ててきたダンサーと、この世界から抜け出すという夢をかかえて集まった炭坑娘達の出会い。
というわけで、20歳の時に筑豊キャラバンに散会して以来、炭坑ものは欠かさない私としては、前売りを買ったわけだ。蒼井優も出てるし。
でも公開から50日たってようやく劇場へ。
かなりよかった。
昭和40年といえば、高度成長まっただ中のはずだが、炭住街はこんなに貧しかったんだな。
そして、社会の圧力はこんなに強く(労使の対立・女性への圧力・男らしさを求める圧力・・・)、家族は良くも悪くも絆が強かった・・・
「ALWAYS 三丁目の夕日」以来、昭和30~40年代を描いた映画は、時代劇の一ジャンルとして確立したんではないだろうか。
貧乏・個人を抑圧する社会のシステム・家族のしがらみ・・・
戦後の社会は、ひたすらそれらを振り捨てて、個人の自由をもとめてきたと思う。
もちろんそれは避けられなかったことで、いまさら貧乏が当たり前で、家長が絶対の時代に戻りたいとは思わないだろう。
でも、こういう映画が受けるのは、たぶん、人生がもっとハードで、生きている手応えがあった時代へのノスタルジーだろう。
タイトルはアルバム”HARD FOLK SUCCESSION”より
”僕のうちにおいでよ
僕が自転車で 駅まで迎えに行くよ
二人でこたつで紅茶を飲もう
オーティスのレコード聞きながら”
清志郎はフラガール達より3歳年下、ほぼ同世代のはずだが、
東京郊外にはこんな生活があった。
都市と田舎。
中心と辺境の深い断絶。
ユナイテッドシネマ豊島園で「フラガール」を見る。
昭和40年、斜陽の常磐炭坑。
生き残りをかけて、常磐ハワイアンセンターの建設が始まる。
売り物は、構内から噴き出す温泉と、炭坑の娘達のフラダンス。
借金を抱えて東京を捨ててきたダンサーと、この世界から抜け出すという夢をかかえて集まった炭坑娘達の出会い。
というわけで、20歳の時に筑豊キャラバンに散会して以来、炭坑ものは欠かさない私としては、前売りを買ったわけだ。蒼井優も出てるし。
でも公開から50日たってようやく劇場へ。
かなりよかった。
昭和40年といえば、高度成長まっただ中のはずだが、炭住街はこんなに貧しかったんだな。
そして、社会の圧力はこんなに強く(労使の対立・女性への圧力・男らしさを求める圧力・・・)、家族は良くも悪くも絆が強かった・・・
「ALWAYS 三丁目の夕日」以来、昭和30~40年代を描いた映画は、時代劇の一ジャンルとして確立したんではないだろうか。
貧乏・個人を抑圧する社会のシステム・家族のしがらみ・・・
戦後の社会は、ひたすらそれらを振り捨てて、個人の自由をもとめてきたと思う。
もちろんそれは避けられなかったことで、いまさら貧乏が当たり前で、家長が絶対の時代に戻りたいとは思わないだろう。
でも、こういう映画が受けるのは、たぶん、人生がもっとハードで、生きている手応えがあった時代へのノスタルジーだろう。
タイトルはアルバム”HARD FOLK SUCCESSION”より
”僕のうちにおいでよ
僕が自転車で 駅まで迎えに行くよ
二人でこたつで紅茶を飲もう
オーティスのレコード聞きながら”
清志郎はフラガール達より3歳年下、ほぼ同世代のはずだが、
東京郊外にはこんな生活があった。
都市と田舎。
中心と辺境の深い断絶。