夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

トランジスタラジオ

2007年11月30日 | Weblog
昨日、朝起きたら、先に起きた息子が鼻歌を歌っていた。
いつもの甲高い声で。
「君の知らない、メロディー
 聞いたことのない、ヒットきょく~~」
おお、息子よ、それはRCの名曲「トランジスタラジオ」ではないか。
いつもは奥華子とか、やたら癒し系のアニメっぽいのばかり聞いているのに
時にはロック魂を思い出すことがあるのか。
父は嬉しいぞよ。

その日は確かにロックだった。

この日は作業学習についての研究授業。僕が責任者。
どうにか無事終えて、助言者のN教授と打ち上げ。
この先生、やたら歯に衣着せぬ物言いの人で、敵が多いだろうなあ。
でも、自身でも作業所の運営に関わっている実践家で、
親が死んで秋田の入所施設に行かざるを得なかった女の子を
グループホームを設立して、10年ぶりに東京に呼び寄せた話など
聞いているうちに泣いてしまった。

別れて、いつもの通り自転車で帰った。
橋の上で、つっこんできた自転車をよけた瞬間、
????
なすすべもなく自転車から落ち、橋の欄干に腰と頭を強打。
足を引きずりながらタクシーで帰る。

翌日。
レントゲンでは骨に異常なしと言われたが、
それが信じられないくらい激痛。
寝返りが一苦労。立つのが大事業。

飲んで大転倒なんて、相変わらずバカ丸出し。

今日の一句
「自転車も 飲んだら乗るな 秋の夜」
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インディアン・サマー

2007年11月26日 | Weblog
今日もいい天気。

連れ合いと二人で、石神井公園を歩いた。
紅葉はまだ早いみたいだけれども、ボート乗り場の銀杏は真っ黄色に色づいて、陽光を浴びて眩しく輝いていた。

図書館によって、朝日新聞で「国が壊れる」を探して通して読む。アフリカの希望だったジンバブエがどのように崩壊していったかを描く連載。実におもしろい。さすがは松本仁一。普段は雑事に追われてゆっくり読めないが、まとめて読むと新聞というのはおもしろいなあ。

庭先販売している農家で野菜を買ったり、ピーターパンでスコーンをたべたりしながら、のんびり近所を散策。二人とも上機嫌で、実に楽しい。
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涙のプリンセス

2007年11月24日 | Weblog
「今日もボランティアがたくさん来てくれて野菜刻んだりしてたからよかったね」と連れ合い。
そう、今日の炊き出しでも計56名のボランティアが来てくれた。
でも、僕は疲労困憊。

野菜を刻むまでにどれだけの段取りが必要か。
カンパを集め、八百屋に注文し、金を払って会計簿に記帳し、公園の使用許可を取り、雨に備えてテントを借り、車を手配して馬場の事務所から機材を運び、資材置き場から鍋や机をおろし、包丁やザルを管理し、鍋やどんぶりを洗い、機材をセットし・・・そこまでやってようやく野菜が刻める。

ちなみに僕が今日やっていたのは
 車の運転(機材輸送2回・衣類の輸送4回)・洗い物・事務所から箸やフードパック魔法瓶などをそろえて公園に輸送・会報誌の送り状作成と印刷・会報誌と送り状と振込用紙の封入・宛名書き・定例会議レジメ作成(10ページ)・事務所に行って印刷・ボランティアの受付と説明・教会からカンパされたパンの受け取り・久しぶりに来たAさん夫妻とお話・Y君から近況の聞き取り・Nさんから米25キロと箸と梅干しの受け取り・配り残りの衣類を新しい荷物受け入れ先のYさん宅に入れて貰う交渉と輸送・定例会議の司会進行と提案・同時にノートPCで議事録作成。

パンク寸前。


活動していくためには、今何をするか、誰にして貰うか判断し、進め、トラブルを調整し、アクシデントに対応し、最後まで常に注意して行かなくてはならない。まあ会社でいえば管理職に当たるのだろう。えらいとかえらくないとかではなく、その役割を果たす人が必要だ。

去年の今頃は、代表の姫・料理長・ボラ担のsさん、僕の4人がいた。
姫が退任し、sさんが就職して活動を休止した今、僕と料理長の二人しかいない。
それで全てを回して行かなくてはならない。
もちろんレギュラーメンバーは他にもいるのだけれども、我が道を行く自由人が多くて、実務をこなす人がいない。

こんなんで越冬を迎えて大丈夫なんだろうか・・・
と思っていたところに、思わぬところで料理長と意見が衝突。
まさに泣きっ面に蜂。

ということで、涙に暮れています。

タイトルは、”夢助”の一曲”。
今夜君を~迎えに行くよ~”と歌いながら颯爽と実務をこなしてくれる白馬の騎士は現れないものか。
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