夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

雨宿り

2011年12月22日 | Weblog
7ヶ月ぶりの登校。
あ、不登校じゃないや、投稿だった。

この間、被災地ボランティアに行ってドブさらいしたら椎間板ヘルニアになって45日間の病休になったり、ついに50の大台に乗ったりと、こんなジジイでもそれなりに事件は起きるのだが、目下の急務は

「越冬活動のボランティアが集まらない!!」

これです。


2008年・2009年の越冬は、派遣村に世間の注目が集まったために、何もしなくてもわんさかとボランティアが集まってくれた。
2010年の越冬はその余波も終わり、かなり苦戦。でもどうにか延べ500人のボランティアが集まってくれて、6日間連続の活動をやり遂げた。
そして迎える2011年の越冬。世間の注目は震災被災地にむいているらしい。ボランティアツアーのバス旅行も人気らしい。
でもみなさん、みなさんが出発する池袋のバスターミナルのすぐ近くにも、この寒空に段ボールハウスや毛布一枚で震えている人がたくさんいるんですよ~~~

もちろん被災地支援は大事。私の職場でも何人もの人が行っているし、もっともっと行って欲しい。
でも、貧困と格差の問題は消えても隠れてもなくて、被災地でも池袋でも、もともと貧困にあえいでいた人が天災や人災でさらに打撃を受けて、さらにどん底に落ちるという構造は変わっていない。
ついこの前も、震災で被災して家も仕事も貯金もなくした人が、生活保護が受けられことを知らず、池袋に出てきたがついにホームレスになったという人に出会った。経済的な貧困と情報の貧困はいつも隣り合わせだ。

その人達が、寒くて辛い年末年始を乗り切るための支援が越年越冬活動。
12月29日から1月3日まで、毎日、昼飯と晩飯の炊き出し・医療生活福祉相談・衣類やコーヒーの配布・鍼灸マッサージ・夜回りを行って、年越しそばや餅つき・甘酒なのどのイベントもやるという,TENOHASI最大の集中活動です。
みんなで楽しくやれればお祭り。人手が集まらないと地獄。

みなさん、このジジイを過労死させないため、ぜひともお手伝い下さい。

詳しい日程や参加者の手引きはこちらへ。
http://tenohasi.exblog.jp/16967823/



タイトルは、斉藤和義の最新アルバム「45stones」より。
和義君45歳だそうだ。
震災の鎮魂歌と言うことだが、歌詞を見るとどう見ても震災後の日本について清志郎に聞きたいという内容に思える。

「聞いて欲しい話を
 あなたはどう言うだろう?
 あの時のように
 気にするな、と言うかな。
 ああ、あなたに会いたいよ
 ああ、今こそここにいて欲しい
 
 神様は忙しくて 連れてく人を 間違えてる」

 「ずっとウソだった」を出したあとに発表されたこの曲。
 今ここにいて欲しい清志郎がいないから、自分であの曲を出したに違いないと思う。
 いいぞ、かずよしちゃん。
 千葉のライブも最高だった。
コメント (1)
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