私のパソコン歴は結構長い。その草創期から始まっている。発端は妻の弟が当時ＩＢＭ社に勤務しており、あまり売れなかったパソコン、ＪＸを社内価格で買わないかと勧めてきたことである。最初はあまり気が進まなかったが、知人のアドバイスもあって購入に踏み切った。ＯＳはＭＳ－ＤＯＳ、ハードディスクもない製品だったが、これでＭＳ－ＤＯＳのコマンドとワープロのローマ字漢字入力を覚えることができた。
本格的にワープロで文書作成をするようになったのは、何年かしてＮＥＣの９８シリーズに乗り換えてからだった。ＲＡＭディスクもついて入力もスムーズになり、一太郎Ver.3が気持ちよく使えるようになった。私の文書作成は手書きからワープロへとほぼ完全に移行していった。ＭＳ－ＤＯＳも非常に安定したＯＳだった。
しかし、パソコンの進化はとどまるところがなかった。まもなく、ウィンドウズの時代になったからである。私がウィンドウズ・パソコンに移行したのはＷ３.１からだった。これは安定したＯＳで気に入っていた。しかしＷ９５以降になると、便利になったとはいえひどく不安定であった。一年に一度はＯＳの再インストールをしなければならなかった。ＯＳが安定したのはＸＰからだ。それまでは欠陥商品といってもいい位、世話の焼ける代物だった。現在はＶＩＳＴＡを使っている。ＸＰと比べて安定度がいいとは思えないが、それでもＯＳ再インストールからは解放されている。
パソコン歴は長いと行っても、主に文書作成とメールとインターネットしかやらないので、パソコンの達人という領域には到底達していない。後から始めた若い人たちにはとてもかなわない。文書作成で困るのは、我々一太郎から始めた世代は、なかなかワードに親しめないことである。未だに一太郎２００９とワード２００７と使い分けている。使い分けていると言っても、一太郎で作成したものをワードファイルに変換して人に送る場合が多い。もちろんワードの方が優れていれば乗り換えるにやぶさかではないが、そう思うに至らないのである。ワードもエクセルもパソコンにプリインストールされて大量に頒布され、いつの間にか一太郎とロータス１２３を首位の座から追い落としてしまった。ソフトウエアの質においては後二者は優るとも劣らないので、古いユーザーの中には残念がっている人が多いのではないだろうか。
また私はディスクトップしか使わない。パソコンを持ち運ぶことがないからだ。それにディスクトップの方が頑丈だし、ディスプレーやキーボードが独立しているのがよい。不具合が生じたらすぐに取り替えることができる。現に両方とも取り替えた経験がある。毎日使うものだから、修理に出して何週間も待つというわけにはいかない。また、とりわけキーボードだけは最上級のものを使っている。パソコンに附属している廉価版ではキーの文字がこすれて消えてしまうことがあるからだ。それに直接入力に関わるギーボードはできるだけ快適なものがよい。
いずれにしても、今や仕事にも生活にもパソコンは欠かせないツールになってしまった。振り返ると、パソコンの進化を追いかけるのにずいぶん振り回されたし、散財も余儀なくされた。そのことを思うと実にいまいましくなる。結局、そのことで一番儲かったのはマイクロソフトさんだろうし、各メーカーさんだろう。消費者はたまったものではなかった。それでも、いろいろと益もあったから損得は五分五分としよう。私はだいたい５年ごとにパソコンを買い換えてきた。今後は進歩が落ち着いてくればもう少し長く使えるかもしれない。このところＤＥＬＬを二台続けて使ってきたが、そろそろ気分転換に別のメーカーに変えようかと思っている。（現在機種はinspiron530です。二年後の買い換えのために今からアドバイスください）。
P.S.
以上を書き終えたとき、「XPより短命な“後輩”Vista、来春以降使えない」というニュースが飛び込んできた。「Ｗｉｎｄｏｗｓ（ウィンドウズ）ＸＰのサポートが終了するのは2014年。その後継ＯＳのウィンドウズＶｉｓｔａ（ビスタ）は当然それ以降まで使えるはず――。そう思っている人は多いだろう。しかし、さにあらず。ビスタは2012年４月にサポートが終了してしまう」というのだ。ガ～ン！！ 2012年４月以降は、ビスタ向けの更新プログラムは提供されないとなると、安心して使えないから、ウィンドウズ７への移行を考えなくてはならないというワケ。なんてこった。
本格的にワープロで文書作成をするようになったのは、何年かしてＮＥＣの９８シリーズに乗り換えてからだった。ＲＡＭディスクもついて入力もスムーズになり、一太郎Ver.3が気持ちよく使えるようになった。私の文書作成は手書きからワープロへとほぼ完全に移行していった。ＭＳ－ＤＯＳも非常に安定したＯＳだった。
しかし、パソコンの進化はとどまるところがなかった。まもなく、ウィンドウズの時代になったからである。私がウィンドウズ・パソコンに移行したのはＷ３.１からだった。これは安定したＯＳで気に入っていた。しかしＷ９５以降になると、便利になったとはいえひどく不安定であった。一年に一度はＯＳの再インストールをしなければならなかった。ＯＳが安定したのはＸＰからだ。それまでは欠陥商品といってもいい位、世話の焼ける代物だった。現在はＶＩＳＴＡを使っている。ＸＰと比べて安定度がいいとは思えないが、それでもＯＳ再インストールからは解放されている。
パソコン歴は長いと行っても、主に文書作成とメールとインターネットしかやらないので、パソコンの達人という領域には到底達していない。後から始めた若い人たちにはとてもかなわない。文書作成で困るのは、我々一太郎から始めた世代は、なかなかワードに親しめないことである。未だに一太郎２００９とワード２００７と使い分けている。使い分けていると言っても、一太郎で作成したものをワードファイルに変換して人に送る場合が多い。もちろんワードの方が優れていれば乗り換えるにやぶさかではないが、そう思うに至らないのである。ワードもエクセルもパソコンにプリインストールされて大量に頒布され、いつの間にか一太郎とロータス１２３を首位の座から追い落としてしまった。ソフトウエアの質においては後二者は優るとも劣らないので、古いユーザーの中には残念がっている人が多いのではないだろうか。
また私はディスクトップしか使わない。パソコンを持ち運ぶことがないからだ。それにディスクトップの方が頑丈だし、ディスプレーやキーボードが独立しているのがよい。不具合が生じたらすぐに取り替えることができる。現に両方とも取り替えた経験がある。毎日使うものだから、修理に出して何週間も待つというわけにはいかない。また、とりわけキーボードだけは最上級のものを使っている。パソコンに附属している廉価版ではキーの文字がこすれて消えてしまうことがあるからだ。それに直接入力に関わるギーボードはできるだけ快適なものがよい。
いずれにしても、今や仕事にも生活にもパソコンは欠かせないツールになってしまった。振り返ると、パソコンの進化を追いかけるのにずいぶん振り回されたし、散財も余儀なくされた。そのことを思うと実にいまいましくなる。結局、そのことで一番儲かったのはマイクロソフトさんだろうし、各メーカーさんだろう。消費者はたまったものではなかった。それでも、いろいろと益もあったから損得は五分五分としよう。私はだいたい５年ごとにパソコンを買い換えてきた。今後は進歩が落ち着いてくればもう少し長く使えるかもしれない。このところＤＥＬＬを二台続けて使ってきたが、そろそろ気分転換に別のメーカーに変えようかと思っている。（現在機種はinspiron530です。二年後の買い換えのために今からアドバイスください）。
P.S.
以上を書き終えたとき、「XPより短命な“後輩”Vista、来春以降使えない」というニュースが飛び込んできた。「Ｗｉｎｄｏｗｓ（ウィンドウズ）ＸＰのサポートが終了するのは2014年。その後継ＯＳのウィンドウズＶｉｓｔａ（ビスタ）は当然それ以降まで使えるはず――。そう思っている人は多いだろう。しかし、さにあらず。ビスタは2012年４月にサポートが終了してしまう」というのだ。ガ～ン！！ 2012年４月以降は、ビスタ向けの更新プログラムは提供されないとなると、安心して使えないから、ウィンドウズ７への移行を考えなくてはならないというワケ。なんてこった。
