10月31日と聞けば、最近はハロウィンを思い出す人が多くなった。いつ頃からだろう。日本でもこれを行うのが流行りだした。最近は度を超えた騒ぎに発展し、報道番組にも取り上げられるようになった。本日のニュースでは、ハロウィン・カワサキに11万人の人が集まったとか、札幌の飲食店で行われたハロウィンパーティーで、女性客の着衣にろうそくの火が燃え移り、二人が重軽傷を負ったという記事もあった。だんだんと初期のほほえましさを失って、反社会的な悪魔性を帯びてきている感もある。
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9月27日、家内が買い物をしている間、遊歩道に向かって歩いていたら、鬱蒼とした林の中でツクツクホウシが鳴いているのが聞こえた。アブラゼミやクマゼミは9月初旬にすっかり鳴き止んだが、ツクツクホウシだけはまだ生き延びて、今も夏の終わりを告げてくれている。蝉は真夏の音楽だ。蝉たちよ、今年もご苦労さん。また、来年も頼むよ。蝉たちが鳴かなくなると、急に寂しくなる。
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孫のあゆみはやっとバイバイができるようになったが、言葉はしゃべれない。今0歳10ヶ月。コミュニケーションは泣くことと笑うこと、そして言葉にならない声を出すことだ。
問題は自分がこれから何と呼ばれるかである。おじいちゃん、おじいちゃま、ジージ。うーむ、どれもあんまりうれしくない。困った。
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4月29日(金)18:30から、教会でチャリティーコンサートが行われた。「ふるさと」を初めとする日本の歌曲が半分近くを占め、この国と被災者に思いを寄せる心温まるコンサートになった。チケット売上、当日の献金はすべて日本赤十字社を通して被災地のために献げられた。コンサート冒頭には牧師による「とりなしの祈り」が献げられた(「沈黙」の部分は各自がそれぞれの思いや祈りをささげた)。
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おそらく、日本中の人々が今、被災者と共にショックとストレスの中でもがいている。我々の教会も日曜日の礼拝の中で、通常の司会者の祈祷の後、被災した方々のための特別の祈りをした。一人の人が代表して祈り、一分間の黙祷の時を設けて一人一人が沈黙の内に祈りをささげた。重苦しい日々が続きそうだ。毎日、被災者の救援と被災地の復旧のために祈ろう。そして、できるかぎりの支援をしなければ...
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2月23日の中日新聞の「虹」というコラムに「私のせんせい」と出して静岡文化芸術大理事長の有馬明人さん(物理学者、元東大総長)が浜松時代に教えを受けた二人の先生を紹介していた。その一人、有川正美先生は運動の苦手だった小学生の有馬さんに逆上がりや競走ができるように親身になって励ましてくれたという。その結果、・・・ . . . 本文を読む
民家の庭木の上で野鳥が鳴いていた。散歩の足を止めて聞き入った。なんてきれいな鳴き声だろう。今までこんなに鳥のさえずりに心打たれたことはなかった。帰ってから、鳥の名を調べてみた。姿や色や鳴き声からしてヒヨドリだと思う。
ところが、数日後に悲しい出来事が起こった。 . . . 本文を読む
中心街の小さな映画館で、河直美監督『玄牝(げんぴん)』が上映されているというので、妻に誘われて観に行った。産婦人科医の吉村正氏の活動を、監督自らが16㎜フィリム・カメラで撮影したものだ。
実は昨年9月、その吉村医院で私の長女が出産をした。娘はどこで知ったのか、近くに住んでいたわけでもないのに、初めての子を産む場としてこの産院を選んだ。その思いを知りたいという気持ちもあった。以下、映画館でもらったチラシから・・・
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ついに一ヶ月検診のために娘親子は刈谷に帰ることになった。約ひと月、初孫と共に過ごした。婿が迎えに来て荷物をクルマに積んで出発。我々もレンタルのベビーベッドを返してしまうと、もとの二人だけの牧師館にもどった。残ったのは、「健康のために食べてね」と、娘が買ってくれた玄米10㎏。
この一ヶ月、この家の中心は生まれたばかりの乳飲み子だった。よく泣き、よく母乳を飲んだ。 . . . 本文を読む
今年は10月5日、夜のウォーキングの時に、キンモクセイの香りを感じた。毎年ほとんど同じ時期だ。そして、キンモクセイの香りをかぐとき、ようやく秋を実感し始める。盛夏と残暑ですっかり疲弊した身体に、「もう暑さに悩まされることはありませんよ」と、自然がやさしく語りかけているように感じる。ありがたい。体調を整えて、収穫の秋に備えなくては。キンモクセイは心の切り替えを促してくれる合図だ。毎年毎年....。 . . . 本文を読む