人は男であれ女であれ、ふさわしいパートナーと巡り合って、親しく語り合い、助け合って暮らすとき、一個の人間として、生まれてきて良かったと思えるようになるのです。「人が独りでいるのはよくない」というのは、独りでは人間としての本当の生き方ができない、親しい隣人との交わりと協力が必要だといった意味です。その基本的な単位が夫婦なのであり、神様は結婚を定めて、これを祝福してくださいました。この恵みの配慮を私たちは感謝して受けとめて、大切にしていきたいと思うのです。
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元日の午前、近くの神社まで散歩。「おや、誰もいない」。意外に思ったのは、昨年東京で見た近くの神社の参拝者の数がとても多かったからだ。そこで試しに、別の神社に足を伸ばす。こちらは大勢集まっていた。が、昨年見た光景とはかなり違う。土地柄だろうか、参拝者の表情は明るい。一様になごやかな雰囲気だった。「すみませーん。シャッター押してもらっていいですかぁ」なんて、赤ちゃん連れの若いご夫婦に頼まれたりした。しかし、昨年、東京・目黒区の氷川神社で見た光景はもっと生活感のにじみ出た参拝者たちの静かで長い行列だった。 . . . 本文を読む
こちらに赴任してから半年が過ぎ、この辺の様子も少しずつ分かるようになった。外出から帰ってくると、教会堂がどっしりと構えていて、高台から中心街を見渡しているような風情がある。あるとき、その風景を眺めながら、「母なる教会」という言葉がふと心をよぎった。 . . . 本文を読む
「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす」(ヨハネ20:21)。キリスト者は皆何らかの意味で福音のために世に遣わされている。キリストが世に遣わされたことを記念するクリスマスの後、私たちもまた主に遣わされていることを自覚しようではないか。 . . . 本文を読む