「警官の紋章」 佐々木譲 角川春樹事務所
北海道警察は、洞爺湖サミットに向けての、警備計画が動き出していた。
津久井卓巡査部長や、小島百合巡査もサミット・シフトに組み込まれる。
そんな時、北見駅前に交番勤務に日比野伸也巡査が勤務中に拳銃を所持したまま姿を消す。
津久井は内部監査のベテラン長谷川哲夫主任と2人で、日比野の追跡を命じられる。
一方サミットとは関係のない佐伯宏一警部補は、愛知県警の服部から過去に扱った盗難車密輸事件について、情報交換を持ちかけられる。
そして、それに繋がった覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を始める。
「うたう警官」「警察庁から来た男」の続編。
まだ続きがあった。
地元メディアが「北海道警察最悪の週」とも「道警悪夢の1週間」呼んだ、郡司事件。
前回は、その登場人物のその後という感じだったが、これはその事件の真相に迫る。
そこに洞爺湖サミットの特別警備結団式を加え、もうひとつ事件を入れた感じ。
盛りだくさんだが、誰もが懸命に動いているので、スピード感は充分。
真相は、警察の腐敗した状況が現われる。
しかし、その中で、警察官らしくあろうとする姿が見られるのが救い。
内部告発の難しさ。
そのことは強く感じる。
そんな中で自分の損得ではなく、正しくあろうとする人間もいる。
それは、人間が持っている本質なのだろうか。
人間って、本当に色々な人がいて、面白いし難しい。
性善説と性悪説がある。
自分は、性悪説の方が強いと思っているのだが。
今回の津波の時の行動で、自分よりも他の人を助けようとして犠牲になった人の話しを聞くと、
性善説を信じたくなる。
自分の命さえ危うい時にも、他の人を見捨てられない人が確かにいる。
これは本質がそうなのだと思う。
内部告発をする人も、きっとそんな気持ちがあるのだろう。
正しくないことを見逃すことが出来ない。
そんな人たちが正しく評価される社会であって欲しい。
その前に、社会がもっと健全にあって欲しい。
北海道警察は、洞爺湖サミットに向けての、警備計画が動き出していた。
津久井卓巡査部長や、小島百合巡査もサミット・シフトに組み込まれる。
そんな時、北見駅前に交番勤務に日比野伸也巡査が勤務中に拳銃を所持したまま姿を消す。
津久井は内部監査のベテラン長谷川哲夫主任と2人で、日比野の追跡を命じられる。
一方サミットとは関係のない佐伯宏一警部補は、愛知県警の服部から過去に扱った盗難車密輸事件について、情報交換を持ちかけられる。
そして、それに繋がった覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を始める。
「うたう警官」「警察庁から来た男」の続編。
まだ続きがあった。
地元メディアが「北海道警察最悪の週」とも「道警悪夢の1週間」呼んだ、郡司事件。
前回は、その登場人物のその後という感じだったが、これはその事件の真相に迫る。
そこに洞爺湖サミットの特別警備結団式を加え、もうひとつ事件を入れた感じ。
盛りだくさんだが、誰もが懸命に動いているので、スピード感は充分。
真相は、警察の腐敗した状況が現われる。
しかし、その中で、警察官らしくあろうとする姿が見られるのが救い。
内部告発の難しさ。
そのことは強く感じる。
そんな中で自分の損得ではなく、正しくあろうとする人間もいる。
それは、人間が持っている本質なのだろうか。
人間って、本当に色々な人がいて、面白いし難しい。
性善説と性悪説がある。
自分は、性悪説の方が強いと思っているのだが。
今回の津波の時の行動で、自分よりも他の人を助けようとして犠牲になった人の話しを聞くと、
性善説を信じたくなる。
自分の命さえ危うい時にも、他の人を見捨てられない人が確かにいる。
これは本質がそうなのだと思う。
内部告発をする人も、きっとそんな気持ちがあるのだろう。
正しくないことを見逃すことが出来ない。
そんな人たちが正しく評価される社会であって欲しい。
その前に、社会がもっと健全にあって欲しい。
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