しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「アフリカン・ダンク」 1993米

2007年07月24日 | 映画
セントジョゼフ大学のバスケットボールコーチ、ジミー(ケビン・ベーコン)は、偶然目にした慈善活動のフィルムで、有望なバスケットの選手を発見する。
その青年を獲得する為にアフリカのケニアに飛ぶ。
ケニア北部国境地区、ウィナビ。
そこはバスも通っていない土地で、古くからの伝統を守るウィナビ族は他の部族から馬鹿にされていた。
そして、出会った青年はサレ(チャールズ・ギドンガ・マイーナ)はその部族の王子で、族長の父親はそこから出て行く事を許さない。
自分の立場を知っているサレも乗り気ではなかった。
しかし隣の町のミリンゴとの争いから、決着をバスケットボールの試合でつけることになる。
族長はジミーをコーチとして迎え、勝ったらサレが大学に行くのを許すという。


自分の中の現役悪役ベスト3のひとり、ケビン・ベーコン。
でもその3人とも結構好きで、ケビン・ベーコンが主役の映画ということで興味を持ってみた。
今回は悪役ではない、大学バスケのコーチ役。
ケビンは膝を痛めている設定だが、その動きはスマート。バスケットをするシーンもある。
そして、コメディなので、表情も豊かでなかなかいい。
始めに他の部族が、馬鹿にしている言葉を言った時に「自分の故郷もそう言われていた」と、馬鹿にしている方に嫌悪感を覚えたジミーだから、変な偏見も持たずにウィナビ族に馴染んでいっている。
だからこの後の展開も、ただ選手欲しさのことではないと伝わってきた感じがする。
きっと色々なところであるだろう、部族間の問題を垣間見せてくれる映画でもある。
そして一番良かったのは、王子サレのチャールズ・ギドンガ・マイーナの笑顔、とても爽やか。
笑顔が爽やかな人って、それだけでいい。
ストーリーは予想がつくけれど、それでも見ているこちらも爽やかになる映画で楽しめた。

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