しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 2008米

2009年08月01日 | 映画
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 2008米

原作 J・K・ローリング     監督 デヴィッド・イェーツ

ホグワーツ魔法学校の6学年になったハリー・ポッター。
ホラス・スラグホーンが新たに魔法薬学教授となり、ハリーも授業を受けることになる。
魔法薬の教科書を持っていなかったハリーは古い教科書を借りる。
それには細かい書き込みがびっしりとあった。
書き込み通りにすると、授業も上手く進み、ハリーは手放せなくなる。
その教科書には“半純血のプリンス”と署名があった。
校長のダンブルドアは、ヴォルデモートとの戦いに備え、ハリーにヴォルデモートの過去を知らせる。
また、スラグホーンもヴォルデモートの教師だったので、情報を得るようにハリーに働き掛ける。



すっかり大人になったハリーたちだが、物語の上でも16歳なので、それほど違和感はない、かも。
相変わらずダイジェスト感はあるが、映画として前作よりも面白かった。
最終章、映画は2本に分けるようだが、本ではあった人間関係の積み重ねが、映画ではあまり描かれて来なかったので、
どうなるのだろう。
ヴォルデモートの脅威があまり伝わって来ないのは、そんな人間関係がカットされているからかとも思う。

今回は結構学園ドラマ風で、思春期の悩みもクローズアップされている。
反対にハリーのヴォルデモートに対する悩みは薄らいでしまったけれど。
しかし映画だと、ハリーとハーマイオニーが仲良く描かれていたから、ロンとハーマイオニーだと以外な感じはしないのかな。

ジニーは、もっと活発で強い女の子を想像していたのだが、あまりにも普通でがっかり。
と言うか、キャラクターが違うから。
反対にこれはいいと思ったのは16歳のトム・リドル。
とても雰囲気を持っている子で、ぴったり。
今回はドラコ・マルフォイがよかった。
重要な秘密と任務を抱える事で、まだ騒がしい同級生の中で一足早く大人になった感じがした。
もう、学校の生徒ではいられないのだから。

突然大きな使命を持たされて、映画は終わったが、これは原作と同じ。
次作を楽しみに待ちたい。


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