しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「放火 コクウィットラム連邦警察署ファイル」   サンドラ・ラタン 

2012年01月13日 | 読書
「放火 コクウィットラム連邦警察署ファイル」   サンドラ・ラタン      集英社文庫
 WHAT BURNS WITHIN                   中井京子・訳

カナダ、バンクーバー近郊で3つの連続事件が起こっていた。
カナダ連邦警察のテイン刑事が担当する少女誘拐事件、アシュリン・ハート刑事が担当する放火事件、クレイグ・ノーラン刑事が担当するレイプ事件。
放火の火災現場から、誘拐された少女の遺体が発見される。
少女を運びだした消防士の妻は、その時レイプの被害にあっていた。
テイン、アシュリン、クレイグの3人は、過去の事件で係りそれぞれが心に傷を負っていた。
3人はそれ以来顔を合わせていなかったが、協力して事件の解決にあたって行く。





3人の過去の事件については書かれていない。
しかし、何かにつけて話題で出てくるので気になる。
その他の人間関係についても、色々気になる。
警察内部は、どの国でも大変なのだ。
反面、起こっている事件に対しては、表面的であまり深みがない。
犯人側からのアプローチがほとんどないからだろうか。
特に少女誘拐の方は、犯人は宗教的なことを持ち込んでいるので、背景など知りたいと思った。
同時進行の連続事件は、それぞれ係ってはいるのだが、それについての驚くような展開はない。
サスペンスとしては、少々物足りなく感じる。
3人の刑事の物語は知りたいので、続編が読みたい。

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