しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ブルックリンの八月」 スティーヴン・キング

2009年10月27日 | 読書
「ブルックリンの八月」 スティーヴン・キング   文春文庫
 Nightmares & Dreamscapes   吉野美恵子/小尾芙佐/永井淳・訳

6編からなる短編集
「第五の男」

「ワトスン博士の事件」
密室殺人を解決したワトスンの活躍。

「アムニー最後の事件」
私立探偵アムニーは小説の主人公。
ある日、自分を書いた男が目の前に現れる。

「ヘッド・ダウン」
キングの息子が所属しているリトル・リーグチーム、バンゴア・ウェストの物語。
ノンフィクッション。

「ブルックリンの八月」
ブルックリン・ドジャースに思いを馳せる詩。

「乞食とダイヤモンド」
原型はヒンズー教の寓話。
大天使ウリエルは、不幸な男を見て神に嘆く。
不幸な男に神はダイヤモンドを空から落とす。
男は、その時目をつぶって歩き、ダイヤモンドには気が付かなかった。
しかし、男は目が見えることを神に感謝する。

これは、単行本『いかしたバンドのいる街で ナイトメアズ&ドリームスケープスⅠ』『ヘッド・ダウン ナイトメアズ&ドリームスケープスⅡ』を文庫化にあたり4分冊し、改題したものの第4巻。



あまりスティーヴン・キングという感じはない物語。
模倣作(パスティーシュ)というのが、その元を知らないので楽しめないのかも知れない。
勿論ホームズはよく知っているが、ホームズ物もいまひとつの感じ。
面白かったのは「ヘッド・ダウン」。
野球が好きというのもあるだろうが、試合の展開も映画を見ているような感覚で楽しめた。

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