しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ここはボツコニアン」   宮部みゆき  

2013年01月26日 | 読書
「ここはボツコニアン」   宮部みゆき     集英社

RPGを書いた物語。
ボツネタが集まって出来た世界、ボツコニアン。
そこを本物の世界のように、より良い世界に変える為に選ばれた長靴の戦士、ピノとピピ。
世界を説明してくれる、植木鉢の花の姿をしたトリセツと共に、まずは王国を目指して旅に出る。






自分は、RPGをひとつもしたことがない。
だから、この世界もよくは分からない。
ゲーム用語を書かれても、何となく想像しているだけ。
それでも、ゲームはこんな感じなのだと雰囲気は掴める。
なにより、作者宮部さんが楽しそうなのがいい。
出発したばかりだからか物語も単純で、まだ序章といった感じ。
この先、付き合って旅するかどうかは少々考えてしまうが。
こんな風に小説で読むより、実際のゲームとして動かした方が面白いだろうと思う。
今までも、ゲーム的な物語はあったが、これはかなりライトな感じがする。
作者も一緒に加わっているからかな。

ドリームバスターも、同じようにゲーム好きなところから生まれた物語かと思っているのだが。
こちらは、色々伏線もあり深みがある。
まだ完結していないと思うが、こちらの続きはどうなったのかな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「石が流す血」  フランセ... | トップ | 大相撲初場所 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事