しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「フルスロットル トラブル・イン・マインドⅠ」 ジェフリー・ディーヴァー

2022年11月25日 | 読書
「フルスロットル トラブル・イン・マインドⅠ」 ジェフリー・ディーヴァー  文春文庫
 TROUBLE IN MIND       池田真紀子・訳

短編集「TROUBLE IN MIND」の12編を2冊に分けた1冊目。
「フルスロットル」 キャサリン・ダンス
「ゲーム」
「バンプ」
「教科書どおりの犯罪」 リンカーン・ライム
「パラダイス」 ジョン・ペラム
「三十秒」

キャサリン・ダンスの尋問が通用しないテロリスト、リンカーン・ライムの科学捜査を逆手に取る犯人!?久々登場のジョン・ぺラムが爆走し、再起を懸ける中年俳優が緊迫のポーカー勝負に挑む。
次から次に繰り広げられる攻防はまさにフルスロットル。
シリーズ看板スターが総出演、サプライズの魔術師が魅せる息もつかせぬ6編。
  <文庫本裏カバーより>





それぞれ、「見た目とは違う」と言うディーヴァーらしい物語。
面白かったのは「ゲーム」とリンカーン・ライムの「教科書どおりの犯罪」
「ゲーム」は83歳の小柄な女性サラ・リーバーマンの物語から始まる。
そして、1年後サラの家政婦だったカーメルが探偵エディ・カールソンを訪ねる。
サラの遺体を探して欲しいと。
サラが巻き込まれた事件の真相を明らかにする物語で、リンカーン・ライムシリーズのロン・セリットー警部補も登場。
段々不穏な雰囲気になって来て、結末が辛いかと思いきや、後味良い終わり方でホッと出来た。
やはり、後味も大事。
リンカーン・ライム登場は、それだけでも面白く感じる。
「三十秒」は、北京オリンピックの前日から当日のかけての物語。
テロリストと警備する側の攻防。実際に起こりそうな怖さも感じる。
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