しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ブラック・ハウス」 スティーヴン・キング/ピーター・ストラウブ 

2007年07月27日 | 読書
ウィスコンシン州の西の端、ミシシッピー川が流れる美しい町、フレンチ・ランディング。
その静かな町で、少年少女連続誘拐事件が起きていた。
前にあった事件になぞらえて、犯人はフィッシャーマンと呼ばれていた。
警察署長のデール・ギルバートソンはその事件の解決に、ロスアンジェルス市警を辞職してこの町に移り住んだジャック・ソーヤー協力を求めたがっていた。
そのジャックに誘拐された子どもの足が届けられ、ジャックは自分の意思に反して誘拐事件に関わっていく。
それはジャックが子どもの時に体験した異界と再び繋がることになっていく。


「タリスマン」の続編。
「タリスマン」は読んでいないのだが、解説に「タリスマン」を読んでなくても楽しめるとあったので読んだ。
確かに何となく状況はわかり、本筋のストーリに混乱は起きないが、やはり「タリスマン」を読んでからの方がより楽しめると思う。
そして、これは〈暗黒の塔〉シリーズに係わっていくらしい。
ダーク・ファンタジー。
異界がこちらの世界と繋がっていて、分身がいたりする。
異界と自由に行き来できるジャック。
異界の世界も混乱しているのか、これだけではまだ物語は終わらないという感じが強い。
やっぱり、異界のことが今ひとつ分からないで終わってしまった感じがする。


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