しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

没後50年 川合玉堂展

2007年11月11日 | 展覧会
2007.9.8(土)~11.11(日) 山種美術館
日本の自然や風物を詩情豊かに表現してた日本画家、川合玉堂。
印刷された作品は見たことはあるが、実際に見るのは始めてだったかも知れない。
やはり印刷とは違う。
絹に描かれているので、柔らかい光沢がありとても優しい感じがした。
若い頃とその後では筆のタッチが違って、若い頃は力強さを感じた。
自分はその方が好きだと思ったら、解説があり、読んで納得。
「橋本雅邦に師事した頃の狩野派の影響の色濃い作品」とあり、自分は狩野派の絵が好きだから。
橋本雅邦氏の作品も数点あり、そちらも好きだった。
でも、優しい光を感じる作品も心が落ち着く。見飽きない風景。

しかし、戦争時代を通って来た芸術家の人たちはみんな大変な思いをしてきている。
戦意高揚の絵を描かなければならなかったりする。
それを「荒海」で岩にぶつかり砕ける波で表していた。
自由に表現できる幸せを大事にしたい。

「虎」の絵があったのだけれど、巻いた尻尾の一部が枠から飛び出して切れているのだが、あれは絵としてもなかったのか、それとも枠(額縁)で隠れてしまったのか。
尻尾が切れているのが気になったりして。
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