しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「決壊」 平野啓一郎 

2008年09月20日 | 読書
「決壊」 平野啓一郎  上・下巻 新潮社 会社員の沢野良介はお盆に妻と息子と一緒に小倉の実家に帰る。祖母の新盆だった。 公務員の兄、沢野崇も同じ日に実家に着く。 父は祖母の死が堪えたようで、鬱病の様子がみられ崇は病院で見てもらうことを勧めるが、良介はそれに反発する。 良介は子どもの頃から優秀で優しい兄が、現在は才能を活かしていない生き方に苛立ちを感じていた。 実家で話をする2人の考えはすれ違って . . . 本文を読む
コメント