しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「麦の海に沈む果実」 恩田陸  

2006年11月30日 | 読書
14歳の少女、水野理瀬は北の地の湿原にある全寮制の学園にやって来た。 学園の生徒達は3種類が存在する。 親が過保護で環境の整った上品なところに入れたいと送り込んでくる『ゆりかご』これは少数。 何か特別な才能を伸ばしたい『養成所』。 存在を望まれなくて、送り込まれる『墓場』、大多数がこれ。 理瀬は自分が何故ここに来たのか分からない。愛情を持って育てられた気持ちもあるが、ここに入るのは始めから決められ . . . 本文を読む
コメント