「ハウス・ジャック・ビルト」

2018年デンマーク・フランス・ドイツ・スウェーデン
原題：The House That Jack Built

敬愛するイカレ監督ラース・フォン・トリアーの「ニンフォマニアック」から5年ぶりの作品。
連続殺人鬼ジャックの話。

予想通りのむごいシーンのオンパレード。
後半の展開とオチはラースにしてはちょっと意外だったかな。
まあ、他の作品に比べると衝撃度はさほどでもない（見る側が慣れた？）が
まあ、ラース作品を見る事ができて満足かな。

どうでもいいけど、、、
どえらい目に遭うカワイコちゃんのシンプルちゃんってエルヴィス・プレスリーの孫なんだって、、、
ちょっとびっくり。まあ、どうでもイイ話ですが、、、

今後ともコンスタントに衝撃作を期待してますよ、ラースの旦那！！！

https://www.youtube.com/watch?v=O2aqdBDyAuw&t=17s

「ウトヤ島、7月22日」

2018年ノルウェー
原題：Utøya 22. juli

2011年7月22日に起きたノルウェー連続テロ事件の一つ、ウトヤ島で起きた銃乱射事件を映画化。
97分のうち72分間をワンカットで映像化している。

近年よく観る1カメ1カット、、
いやあ、、、どれだけリハして、
いくつ目のテイクがOKになったんだろ、、って気になる。
役者はもちろん、カメラも音声さんもホントご苦労さん。

頑張った甲斐はあった力作です。
考えてみると超低予算だよね。
思考と計算と気合いと根性で作品はイケるってことの証明だよね。

実際に起きたこの事件、いろいろ調べてみると驚愕の事実が判明。
まさしく現実は映画よりもさらに衝撃的。

https://www.youtube.com/watch?v=TOyr2fdcXvg

「スティルライフオブメモリーズ」

2018年日本

新進気鋭の青年カメラマンに謎の女性から「自分の女性器の写真を撮ってくれ」という依頼が。。。
フランスの写真家アンリ・マッケローニにインスパイアされ企画された作品だそうな。

ボカシだらけ、、そりゃあ、一番映像化できないよなあ。
これはエロか？アートか？
個人的にはその両方だと思う。
人間の本質であり、エロとアートは切り離す方が無理があると思う。

光と影、モノクロとカラー、美しい。
音楽も美しい。

主演の安藤政信も良いけど、身体はって出演した3人の女優さんらに拍手！
いつかこの作品をボカシ無しで観る日が来るのだろうか、、、？

矢崎仁司監督いわく「映画ってもっと可能性があるのに、最近は可能性を感じさせる映画が少なくて。
もっともっと可能性を開いていかないといけないなと思うんです。」
いやあ、まさしくその通り！
他の作品も拝見したいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=E_iPrjCxjLY

「アリータ: バトル・エンジェル」

2019年アメリカ
原題：Alita: Battle Angel

その昔ビジネスジャンプに連載してた木城ゆきとによる漫画『銃夢』のハリウッド映画化。
ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドーが製作、ロバート・ロドリゲスが監督

実写とCGが半々といった組み合わせ。
もう主役の娘の目が漫画以上に大きいからまるでディズニー。

いかにもハリウッド大作で続編もあるらしいが、、、
なんか、、やっぱり世界観違うんだよな。
もっとドロドロと苦悩してたイメージあるんだけどね、、、
主役の名前も変わってるしね。

ショービジネスに飲み込まれてみるのも資本が小さい日本ならでは、、かもね。
複雑な気持ちになる1本。

https://www.youtube.com/watch?v=mCxvYpbLL20

「7年の夜」

2018年韓国
原題：Seven Years of Night

幼児虐待、貧乏、不運な事故、因縁、恨み、復讐、、、きたきた！
最初はホラー？って思ったけど、、違った。
誰も救われない暗く重苦しい話。
久しぶりに感じた韓国節。

役者の大熱演、カメラワークもナイスジョブ。
日本の2時間サスペンス的な内容だけどクオリティは断然違う。
後味は悪くとも見終わった後の満足感がお見事の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=q3DOzPFrtWM