高須台 渡辺 ピアノ/オカリナ教室

大人から子どもまで楽しく

物語と音楽

2012年10月13日 | 物語と音楽

 私は公民館で、絵本を中心としたお話会をする活動をしています。絵本や紙芝居だけでなく、手遊びやわらべうたで遊んだり、パネルシアターや指人形を作ってお話したり、楽しいと思うことはどんどん取り入れて、おはなし会のプログラムを作っています。

 10月の終わりの公民館まつりでは、「むかしばなし」をテーマにお話会をします。プログラムのメインは、パネルシアターによる「かさじぞう」です。メンバー全員で作った力作です。今年はキーボードを使って、BGMや擬音を入れてみようということになりました。音楽担当は私です。オープニング、場面が変わる時、特に印象深い感情を表現したい時にBGMを入れることにしました。「かさじぞう」は日本のむかしばなしの定番ですから、日本人が作曲したものがよいかと思い、中田喜直 作曲 「こどものピアノ」 (音楽之友社)をみてみました。まずはオープニングの曲をえらびます。これからお話がはじまる、何かが起こるという予感をかんじさせるようなものがよいかと思いながら、「わらべうた」をひいてみました。静かながらも、予感を感じさせるものがありました。しかも、弾いている間に、おじいさんが笠をあんでいるところや、おじいさんとおばあさんが畑を耕しているところがうかんできました。この曲をきいてどんな映像を思い浮かべるのかは、人それぞれだと思いますが、想像力を刺激してくれる曲だなぁと思いました。オープニングはこれに決まりです。このようにしてそれぞれの場面にあった曲をえらんで、最後の曲を弾き終えた時には満足感でいっぱいでした。お話の世界を旅して戻ってきたような感じです。

 私は、物語や風景が映像となって浮かんでくるような曲が大好きです。物語と音楽は密接な関係があるんですね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンクルン | トップ | 物語と音楽 2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

物語と音楽」カテゴリの最新記事