高須台 渡辺 ピアノ/オカリナ教室

大人から子どもまで楽しく

あめふりくまのこ

2022年06月30日 | 本の紹介

「あめふりくまのこ」

鶴見政夫 詩 高見八重子 絵

ひさかたチャイルド

 梅雨の時期に読みたい絵本「あめふりくまのこ」をご紹介します。みなさんもよくご存知の歌「あめふりくまのこ」(鶴見政夫 作詞 湯山昭 作曲)を絵本にしたものです。雨の日のくまのこを描写した歌ですが、絵本では、ほのぼのと愛らしいくまのこもさることながら、しっとりと雨に濡れた緑の森や、降り続く雨の様子がとても美しく描かれています。

 今日の乳幼児むけおはなし会では、キーボード伴奏に合わせてゆったりと歌いながら、絵本を楽しんでいただきました。大人も楽しめる美しい絵本、6月になると読みたくなる絵本です。

 そして、雨といえばやはりカエル!6月のおはなし会には欠かせません。カエルのギロが今日も大活躍でした。背中のでこぼこを棒でなでるように擦ると、カエルの鳴き声にそっくりな音がします。ケロケロ ケロケロ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「カラー図解 楽器から見る オーケストラの世界」

2021年12月30日 | 本の紹介

「カラー図解 楽器から見る オーケストラの世界」

佐伯茂樹 著

河出書房新社

 年末の慌しい時期ではありますが、最近読んでおもしろかった本をご紹介します。

 ヴィヴァルディの有名な協奏曲集「和声と創意の試み」より「春」の楽器編成から、ラヴェルの「ボレロ」の楽器編成まで、名曲の編成からオーケストラの歴史を知るという章が設けられている本書。作曲された当時、オーケストラで使われていた楽器が写真入りで詳しく説明されていて、とてもわかりやすいです。この本を読んで、特にバロック時代のオーケストラに興味がわいてきました。また、「ベルリオーズがオーケストラに導入した楽器たち」や「ワーグナーが自作の楽劇のために制作させた楽器たち」などのコラムも興味深いものばかりでした。オーケストラ作品を聴くのがお好きな方はもちろんのこと、オーケストラにはあまり興味がないという方にもわかりやすくておすすめです。

 そして、同じシリーズの「カラー図解 ピアノの歴史」(小倉貴久子 著 河出書房新社)を今読んでいます。歴史的ないろいろなピアノが写真入りで詳しく説明されていて、こちらもわかりやすくて興味深い!

 それでは、みなさま良いお年を!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夢の住家」 森山良子著

2021年08月29日 | 本の紹介

「夢の住家」

森山良子 著

世界文化社

 先日、広島市立東区図書館をぶらぶらしていて出会った本です。「この広い野原いっぱい」「さとうきび畑」などを歌われている森山良子さん、「涙そうそう」の作詞者でもあります。

 2016年のデビュー50周年にちなんで「家庭画報」に連載された「森山良子 夢の住家」をもとに、加筆修正してまとめられたものだそぅです。「涙そうそう」の詞を書いた時のこと、「さとうきび畑」との向き合い方なども綴られていて、興味深い内容でした。広島市立図書館で借りることができます。興味のある方はぜひ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「唄の旅人 中山晋平」

2020年12月30日 | 本の紹介

「唄の旅人 中山晋平」

和田登 著

岩波書店

 今年も残すところあと2日となりました。みなさん大掃除にお買い物に、忙しい年末をお過ごしのことと思います。今年はコロナの影響で、12月の後半はお休みになった教室もありましたので、私は早いうちに少しずつ掃除をすませ、目に見えるところがなんとなくきれいになったところでよしとし、年末は図書館で借りてきた本を読んでいます。

 現在放送中の朝ドラ「おちょやん」のなかで「カチューシャの唄」(島村抱月・相馬御風 作詞 中山晋平 作曲)を歌うシーンがありました。寂しさと希望、別れと旅立ちが一緒になったようなシーンで歌われていたので、余計心に残ったのかもしれません。「なんていい歌なんだろう・・・」と思い、作曲者の中山晋平さんについて知りたくなりました。そんな時、たまたま図書館の棚に並んでいるのを見つけたので借りてみました。いろいろな資料をもとに書かれているので、小説やエッセイのようにスラスラ読み進めることはできませんが、スマホ片手に、読み方のわからない漢字を調べながら読んでいます。オカリナで童謡・唱歌・昭和歌謡などを演奏することが多いので、とてもよく目にする作詞者や作曲家の名前も多数でてきますが、全く知らない文学者や歌手の名前もたくさん出てきます。漢字を見てもなんと読むのかわからない人が多く、スマホで検索してみると、明治、大正の頃活躍していた文学者だったりして、その説明文の中の言葉をさらに検索して「なるほど!ふむふむ」と思いながらふと我にかえり「どこまで読んだっけ?」と本をめくり直す。こんな感じなので、なかなか前にすすみませんが、やはり、今まで知らなかったことを知るのは楽しいですね。新しく加わった知識がいつか演奏に役立つと信じて、この年末年始で読み終えるぞ!

 来年もコロナとともに過ごす一年になるでしょうが、少しずつでも、みなさんと一緒にオカリナを楽しんでいけたらいいなぁと思っています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「妄想ピアノ部日記」

2020年07月01日 | 本の紹介

「春畑セロリの 妄想ピアノ部日記」

〜超キュートな大人たち〜

春畑セロリ 著

カワイ出版

 作編曲家である春畑セロリさん主宰の、ゆるくておもしろそうな部活動「妄想ピアノ部」。その活動のことをつづった、楽しくて元気の出る本です!ピアノがひけても弾けなくてもOK。とにかくピアノを楽しみたいという子どもから大人までが集まって、ピアノにまつわる楽しいことをしようという活動だそうです。年に1度の遠足では楽器博物館へ行ったり、オペラ鑑賞や歌舞伎鑑賞をし、年に1度のクリスマスパーティーでは全員が何かの演奏をして、その後食事とおしゃべりを楽しむそつです。オカリナ教室のクリスマス発表会と似ているようですね。

 この本を読むと、必ずしも「楽器を楽しむ=上手に演奏できる」だけではないのだということがわかります。「楽器を楽しむ= 」の後に続く言葉はたくさんあるのだと気づかされます。そして、無性にピアノが弾きたくなりました!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする