高須台 渡辺 ピアノ/オカリナ教室

大人から子どもまで楽しく

2013年05月30日 | 日記

 まだ5月だというのに、梅雨入りしてしまいましたね。5月といえば新緑も美しく、花々も咲き乱れ、さわやかな風がふく一番過ごしやすい時期のはず・・・。なのに、月初めは寒い寒いと思っていたら、いきなり夏のような暑さになり、さわやかな風を感じる前に梅雨入りとは。高校生の時に「爽やかな5月」という合唱曲を歌ったことがあります。(高校時代は合唱部だったんです)どんな歌だったか思い出せないのですが、爽やかな歌だったような気がします。最近の気象状況では、この題名はあてはまらなくなっているようですね。
 梅雨入りときくと「洗濯物がかわかないなぁ~、蒸し蒸しするなぁ~、空が暗いなぁ~」とどんよりした気持ちになりそうなんですが、私の好きなピアノ曲には「雨」に関連した曲が結構あるんですね。ドビュッシーの組曲「版画」のなかの第3曲「雨の庭」、メラルティンの「悲しみの園」作品52のなかの第4曲「雨」、この2曲は私が今まで弾いてきた中でも特に心に残っている大好きな曲です。ショパンにもプレリュード作品28のなかに通称「あまだれ」と呼ばれる有名な曲がありますし、ギロックの「こどものためのアルバム」のなかには「雨の日のふんすい」という美しい曲があります。この曲は題名から言ってふんすいがメインですが、「晴れの日のふんすい」と「雨の日のふんすい」ではイメージがガラリと変わってくるので、やはり雨をイメージした曲だと思います。曲によってそれぞれの雨の降り方や景色が思い浮かんでくるのですが、ドビュッシーの「雨の庭」はどしゃ降りでも小雨でもないその中間ぐらいの細い雨が、色とりどりの花が咲き乱れる美しい庭に降っている光景が思い浮かびます。メラルティンの「雨」は北欧の冷たい雨。ショパンの「雨だれ」は、しとしとと降り続く雨がガラスをつたっておちていくのを、部屋の中からみている光景。ギロックの「雨の日のふんすい」は小雨が降るなかでの町の広場にあるふんすいを思いうかべます。すべてわたしの勝手な想像なので、作曲者の思いとは違うことが多々あるとは思いますが・・・。メラルティンの「雨」などは雨の降る情景を模したのではなく、こころの中を表現したものだといわれているそうですし。でも、こうしていろいろと想像するだけでも、雨の日が少し楽しくなるような気がします。雨の日に雨の曲をひくのもいいですね

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日本の作曲家

2013年05月21日 | 日本の音楽

 そろそろ6月16日に開催する発表会のプログラムの準備をしなければと思い、出演者と演奏曲と作曲者を書き出してみました。毎年のことですが、とっても有名な曲なのに作曲者を知らなかった!という曲があるんですね。(私が無知なだけなのかもしれません・・・)今年は「宵待草」の作曲者をはじめて知りました。竹久夢二の作詞というのは知っていたのですが、作曲者はだれだろう?と思って見てみると、「多忠亮」とかいています。「ん?なんて読むのだろう?タ チュウリョウ 、オオイ チュウリョウ いやいや違うだろう」(なぜか彫刻家の佐藤忠良さんが浮かんできて、忠亮をチュウリョウとしか読めない私)。調べてみると、オオノタダスケと読むのだそうで、明治28年生まれで大正から昭和にかけて活躍したヴァイオリニスト・作曲家だそうです。多家は宮内省式部職楽部所属の雅楽のお家柄だそうです。
 考えてみれば、1800年代生まれの日本の西洋音楽作曲家は、山田耕筰と滝廉太郎ぐらいしか知らなかったのです。だれもが知っているうた「たなばた」の作曲者、下総皖一の名前も2年前に知ったばかり・・・。小さい頃からあたりまえのように知っていた歌については、改めて作曲者はだれだろう?と考えたことがなかったんですね。今年もまた1つ勉強になりました。 

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「ひろさの庭」バラまつり オカリナコンサート

2013年05月16日 | コンサート

 

「ひろさの庭」 バラまつり
オカリナコンサート

        日時  2013年 6月2日(日) 13:00~

        場所  フラワースタジオ「ひろさの庭」
              広島市安佐北区可部町綾ヶ谷602

        参加費 2500円 シフォンケーキと飲み物つき

        演奏者 エムミュージック
               江村克己・吉岡佳代・渡辺敦子


*今回このコンサートで演奏のお手伝いをさせていただくことになりました。会場にはピアノとエレクトーンがあるそうで、オカリナ演奏だけでなく、江村先生のピアノとエレクトーンの演奏も聴けるそうです。また、イングリッシュローズやつるばらなど50本あまりのバラが咲きそろっているそうです。20人限定のため、お申し込みはお早めに!(090-7779-8103 渡辺まで)

 

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Bach - Fugue in G minor BWV 578

2013年05月14日 | 楽譜・曲紹介

 昨日から、バッハの「小フーガト短調」が頭の中をぐるぐる渦巻いて流れ続けています。なぜならば、昨日のリコーダーアンサンブルの練習で吹き、家に帰ってからも吹き、そのあとに「小フーガト短調」のさまざまな演奏を聴いたからなのです。7月1日(月)に行うリコーダーアンサンブルカノンの定期演奏会で「小フーガト短調」を演奏するため、練習に励んでいるところなのです。
 昨日「小フーガト短調」で検索してみたところ、予想どうりたくさんの動画が出てきました。原曲はパイプオルガンの曲ですが、ピアノソロ・エレキギター・木管アンサンブル・弦楽アンサンブル・リコーダーアンサンブルなど、さまざまな形態の演奏があり、演奏の仕方もさまざまでした。早いテンポからゆっくりのテンポまで、軽快な感じから厳かな感じまで、解釈の仕方は本当に人それぞれだなぁと思いました。そして、音楽のジャンルを問わず、さまざまなミュージシャンから愛されている曲なんだと思いました。
 ここでは、トン・コープマンによるパイプオルガンの演奏をアップしたみました。個人的にトン・コープマンの演奏が好きなので。楽しそうに聴こえるんです。ニコニコしながら演奏しているわけではないのに、演奏する喜びが伝わってくるような気がします。(私たちのリコーダーアンサンブルでは、お客様に演奏する苦しみがつたわらないように、もっと練習しなければ・・・)


Bach - Fugue in G minor BWV 578

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シューベルト 4手のための幻想曲 ヘ短調

2013年05月09日 | 楽譜・曲紹介


 今朝、デュオ・アマルという男性2人のピアノデュオの演奏会をテレビでみました。女性2人や男性と女性のデュオはよくみますが、男性2人のデュオはあまりみないと思いませんか?この演奏会でシューベルトの連弾曲「幻想曲へ短調」が演奏されていました。
 20年ほど前に友だちが「シューベルトの幻想曲ってすっごいいい曲だから一緒にひこうよ」といわれて、楽譜を購入して練習してみたのですが、合わせる前に友だちが結婚してしまい、お蔵入りとなってしまいました。結構長い曲なんですが、数年前にマリア・ジョアン・ピレシュと誰かが演奏しているのをテレビで聴いた時は、思わず聴き入ってしまい、時間が経つのも忘れてしまうほど素晴らしい演奏でした。今朝聴いたデュオ・アマルの演奏は男性2人ということもあるのでしょうか、力強い感じがしました。アップした動画はピレシュでもデュオ・アマルでもないのですが、聴いてみてください。こちらも男性2人ですね。
 連弾や2台のピアノにもひいてみたい曲はたくさんありますが、一人でひいてもおもしろくないし、2台のピアノでは練習場所も確保しなければならないし、なかなか手がつけられないのが現状です。老後はゆっくりと連弾も楽しみたいものです。

 

 

シューベルト 4手のための幻想曲 ヘ短調

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