映画@ゴーストワールド/GHOST WORLD

2006年06月30日 18時03分37秒 | 映画 か行
オシャレすることと絵を描くことが大好きなイーニド
金髪で美人、どこにもいそうな普通の子レベッカ
幼なじみの2人は、一緒に暮らす約束をしているほどの大の仲良し
つまらない高校を卒業した2人は、これからの進路も決めないままに、
好きなことをして楽しんでいた

2人は、ある日新聞に載っていた出会い系広告を発見して、
いたずらで呼び出してみることに
現れたのはどうしようもない中年男。。
待ちぼうけをし惨めにひとりミルクシェイクをすする。。
イーニドとレベッカは、店を出て行った男の家まで尾行することに。。
からかい半分ながら、イーニドはそのダサイ中年男シーモアのことが
なぜか気になり、やがて、シーモアの趣味である古いブルースの
レコードをきっかけに二人の奇妙な交流が始まるのだ

コミックの映画化なのだそうだけど、思ったより凄く良かった!!
確かに青春映画だけど、なかなか深い!!
年代関係なく共感できると思う

周りの同年代のノリについていけず、やりたい事も見つからない。。
とにかくいろんな事に文句を言いたくなる、才能はあるのに
結局どうしていいかわからない
そんな子なんだよね、イー二ドは。。
何やってもうまくいかない、友達にもキツイ事を言ってしまって
自己嫌悪に陥り、話を聞いて欲しい時には周りに誰もいなくて。。
イー二ドの寂しさがなんか痛いほど伝わってくる。

こんな風に自分の居場所がない孤独感、
決してこの映画に出てくるような10代の女の子だけじゃないと思う
大人だって、男性だってきっとある
イーニドが、大人のシーモアに入れこんじゃう気持ちも分かる気がする
シーモアもイーニドと同じように、社会にあまり順応出来ない人だし
古い音楽に関してはオタク級で、イーニドは同年代の普通の男の子にはない
自分に近いモノを感じて、彼のところは落ち着く場所だったんだろううね
あと、いつも同じ場所でバスを待つお爺ちゃん、ノーマンにもね

だけど、彼女まだ高校卒業したてのホヤホヤ、いくらでもやり直しもきくし
なんだって出来る年代なのに。。
でもこの頃って分からないんだよね。。
大人になってから、あの頃もっといろんな事やっておけば良かったとか
全く何してたんだろう。。とか思うんだな。。
ただ、大半はレベッカのようにごく普通に過ごしていく訳だよね。。

イーニドは、紹介されたコンピューター関係の仕事に就くとは
もちろん思えなかったけど、でも、そこで働きながらでもいいから、
自分の道を探して行って欲しかったなー。。
だってあのバスに乗って行っちゃったって事は、
もう戻る事はなさそうだから。。
他に一台の車も走っていない、夜明けの道路。。
彼女ひとりしか乗っていないバスを見送るのは辛すぎた。。


スカーレット・ヨハンソンは、ちょっと脇役的でしたねー
でも、ゾーラ・バーチのイーニドが相当個性的だったから
対照的に普通の子という感じが、良かったかも
おまけの映像の中に、少しだけアニメの絵が見られるんだけど
ゾーラ・バーチが絵とそっくりー!!
ファッションも可愛い!彼女真っ赤な服が良く似合ってて!

そう、それからイーニドが描く絵日記が凄く好き♪
シーモアとの出来事を描いたページが可愛くて!あの絵が欲しいなー

そしてそして、なんと言ってもシーモア役スティーヴ・ブシェミ!!
好きなんだなー、この方



いつもクセのある役どころを演じているけど、今回はダサイ中年男役
オタクだけど、物静かな普通の中年男風、
でもやっぱり病んでいたんだねー
最後の最後まで見逃せない!
ラストの映像で彼の本質がわかっちゃった感じ。。

ちょっと痛みも残るけど、面白い!
凄く好きかもー♪


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映画@デッドマン/DEAD MAN

2006年06月29日 12時11分15秒 | 映画 た行
19世紀、会計士として西部の町・マシーンにやってきた
ウィリアム・ブレイク
偶然助けた花売り娘の部屋へ行くが、そこに現れた彼女の
元恋人に銃で撃たれ、ウィリアム・ブレイクも相手を撃ち殺してしまう
瀕死の状態で町をあとにするのだが、
山の中で知り合ったインディアン・ノーボディに助けられ、
彼と共に不思議な旅が始まる

普通の会計士が、人殺しのお尋ね者になってしまうというおはなし
なのだけど、モノクロの映像、ギターの音、荒れた町、
死にそうな主人公。。。泣きたくなるようなシーンばかり。。
ただ、時々あるんだよね、コミカルなとこも
ジャー・ムッシュ監督、ジョニー・デップ主演ですもんねー
普通な訳がないという感じ

さらに、ひとクセもふたクセもありそうな俳優さんばかり
あの人だーとわかるほど詳しくないので、ちょっと残念だけど
とにかくジョニー・デップばかり観ておりましたわー
ジョニー・デップのハッチャメチャっぷりは見られないし
あまり笑える映画じゃない、ストーリーは淡々と進むのだけど
やっぱり見入ってしまう、深い映画だと思うなー

「デッドマン」死んだ男、デッドマンを助けたインディアンは
「ノーボディ」誰でもない、存在しないという
どこまでが生きてて、どこからが死なのか。。
先住民の村もどこか幻想的
インディアンは死神か?なんて思って観ていたけれど
ラストから思えば、インディアンこそ、この映画の持つ
テーマなのかなー?曖昧だけど。。
私には難しかったです、かなり。。
また途中途中で、それもしつこい程に「たばこもってる?」と
というセリフがあるのだけど、これもアメリカの時代的背景とかが
あるんだろうか?あるんだろうねー、きっと


ウィリアム・ブレイクはお尋ね者となり、ノーボディと共に
山の中を進んで行く、インディアンの言葉にだんだん感化され
自分を守るため、いとも簡単に人を殺してしまう。。
一度は別れてしまうけど、再会し先住民の村へとさらに進む
逃げている様子は全く無い。。重傷のウィリアム・ブレイクは
彼はもう生きられないだろうと感じているノーボディに導かれ、
死へと一歩一歩進んでいるようだったなぁ。。。

そしてラスト、ウィリアム・ブレイクがカヌーに乗せられ、
海に放たれたシーンはちょっとショックだったなー
「ひとりにしないでぇ~~」と叫びたくなったよぉ
生まれたところへ、そう、自分のルーツ
インディアンの聖なる世界へと旅立って行ったんだよねー。。(涙)

冒頭のマシーンへ向かう列車、あのシーンを観ただけでも
果てしない旅が始まりそうだという予感があったし
主人公に近づき、一人の男が告げた言葉
「マシーンの町なんて行き着く先は墓場だよ」
この予言のような言葉は、どうやら当たったよう。。
なんか、観てて恐ろしくなったよ、この映画

ところどころにある、笑えるシーンにホッとはするけど
うゎー、白黒で良かった。。と思えるリアルなシーンもあり
私はこれ観て、どうすりゃいいのよーって感じが
どうも、持っていきどころがない
これがジャー・ムッシュ監督作品なんだろうけどね

でも、ジョニー・デップ目当てで観た映画なので、
そこんとこは、もう充分すぎるぐらい満足出来ましたわぁー♪
 カッコイイー!!


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映画@エド・ウッド/ED WOOD

2006年06月28日 12時44分38秒 | 映画 あ行
B級映画を撮り続け、史上最低の監督と言われた男、
エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、
通称エド・ウッドの愛すべき、奇想天外な半生を描いた伝記映画

”オーソン・ウェルズは26才で「市民ケーン」を撮った!”を
座右の銘に、映画づくりにすべてを捧げているエド・ウッド
ある日、性転換を題材にした映画を製作するという話を知り、
「僕こそこの監督にピッタリ。実は女装が趣味なんです」と
売り込むが相手にされず。。
淋しく帰路に着く途中、怪奇スターの大御所ベラ・ルゴシと
運命的な出会いをする。ベラの出演をウリに監督に納まったエドは
「グレンとグレンダ」を完成させるがその評価は散々。。

しかしエドの映画への情熱は益々燃え盛る!!
後に、史上最低の映画と名を残す
「プラン・9・フロム・アウタースペース」に着手するのだが。。



ハリウッドでの成功を夢見て、映画に賭ける好青年エド・ウッド
演じるのはもちろんこの方ジョニー・デップ
ティム・バートン監督とタッグで愛情たっぷりに描かれている
素敵な作品♪
この映画で初めてエド・ウッドという監督を知ったのだけど
よくぞこの方の半生を撮った!という感じ、ジョニー・デップは
ぴったりだし、作品を観てみたいですよねー、是非とも!

これほどまでに映画を愛して情熱を注いでいたのに、
ヒット作が生まれない。。
でも、どんな時にも、彼は決してあきらめない
いつも、前だけを見て、自分の納得のいく作品を作っていく
そして彼には、イライラした時には、女装をして心を落ち着けるという
ちょっと変わった趣味があるのだ
金髪のかつら(多分)にフワフワのモヘア(ピンクらしい)の
セーターを着たジョニー・デップの女装姿も、みどころかな~♪

作品へ賭ける思いもアツいけど、落ち目になった俳優ベラ・ルゴシ、
偶然出会った人を、俳優として起用するのも上手いよねー
サクサクっと決めちゃう、安いギャラでって事もあるんだろうけどね
でもエド・ウッドのベラへの思いは、特別だったねー
優しいんだよねー、家族のように思っているみたいだった
怖ーい顔のベラを演じるマーティン・ランドーの
哀愁たっぷりの演技も素晴らしーい!
エド・ウッドが何度も何度も観ていた、ベラの自宅前で撮影した、
彼の最後の映像が好きだなぁ、あの短さもいいよね

トラブルがあっても、いつもなんとか切り抜けて行ったのに
撮影が上手く行かず、撮影所を飛び出した事もあった
でもなんと!偶然出会えた、憧れのオーソン・ウェルズに!
で、「夢のためなら闘え。他人の夢を撮ってどうなる?」って
エド・ウッドに言ったんだわー!!なんてステキなおコトバ♪
その言葉でエド・ウッドは自信を取り戻したんだよねー
さらにラストも本当にイイ!!
角を曲がった時にはきっと雨もやんでいる事でしょう♪

何はともあれ、ジョニー・デップが上手い!
撮影している時、フィルムを観ている時、映画の構想を語る時の
表情がもの凄ーく輝いているし、演じている役者を見ながら
セリフを全く同じように、口パクで言うんだよねー
その姿に、感動してしまいます、ホント!!
ジョニー・デップのエド・ウッドへの愛が感じられる
いい映画でしたっ!!幸せな気分になれそう♪



白黒の映像と、ジャケットの古ーい感じも
凄く好きです♪


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映画@親密すぎるうちあけ話/CONFIDENCES TROP INTIMES

2006年06月27日 12時18分56秒 | 映画 さ行
あなたも心の扉がノックされるのを待っている?
それを叩くのが見知らぬ誰かだとしても・・・

パリのとあるビルの一室にオフィスを構える税理士ウィリアム
ある日、そのドアを美しい女性アンナがノックする
戸惑いながらも彼女を部屋へ招き入れる
するとアンナはおもむろに結婚生活の悩みを打ち明け始めた
彼女は同じフロアにある、精神科医モニエ医師の診療室と間違えて
入ってきてしまったのだ。。。
しかし、ウィリアムはそのことを言い出せぬまま、
彼女のカウンセリングを重ねてしまうのだった


アンナのうちあけ話は、親密すぎでしたわー
いきなりこんな事話しちゃうの?この人何が言いたいんだろう。。
って感じで。。神経質そうで、初めは凄く暗い。。
でも、ウィリアムに悩みをうちあけているうちに、
本来の魅力を取り戻し、美しく、快活な女性に変わって行く
一方、孤独な税理士ウィリアムは、退屈な日々が
思いがけない女性の登場によって、刺激に満ちたものへと一変する
"聞き役"に徹していながらも心魅かれて行ってしまうのねー



アンナはウィリアムが精神科医ではないことを知り、
予約をドタキャンするのだけど、またやってくる
本物の精神科医のモニエ医師が言っていたように、
聞いてもらえるなら誰でも良かったのかもしれないし、
もしかすると故意に彼のオフィスを訪ねたのかも。。。

彼女もだんだん、ウィリアムに惹かれていったのか、
それとも病んだ夫を取り戻したいだけなのか。。真意はわからない。。
ウィリアムの気持ちを知ってか知らずか、
計算しているのか、していないのか。。。
掛け引きをしているようなアンナのきわどいセリフ、
挑発しているようなしぐさ、ウィリアムの表情を
楽しんでいるようにも思えるし
プラトニックな関係でいながら、プラトニックじゃない2人の会話は、
見ているこちらまでドキドキさせられる

さらにアンナの夫の登場で、彼女の話しは作り話にも聞こえてくる
彼女の本当の気持ちは、最後までよくわからない。。
でも、夫から開放された事には違いない、夫もアンナもウィリアムも
本当の自分を取り戻したってところから見れば、この映画、
微妙にハッピーエンドな作品

アンナが訪れるようになって、日々の生活に少し光が差したウィリアム
彼女のうちあけ話に戸惑いながらも、心魅かれていく
心の扉もノックされちゃったって訳だ
ウィリアムの中の少年のような部分が目覚めたという感じもある

そして、オフィスにいる時とは別人のようだった、
ひとり部屋で踊るシーン
そのうしろ姿に、凄い色気を感じたなー♪そのファブリス・ルキーニ
決してイイ男だとは思えないんだけど、魅力がある
このシーン好きだなー

2人きりの部屋で、あくまで精神科医風に話しを聞いていたけど、
がばーっ!と行っちゃいたかったんじゃないでしょうかねぇ、本当は
でも、彼女が拒否したら。。
そうなってしまっては、今の関係が壊れてしまう。。
そんな不安も持っていたのかも?なんて思ったり、
そこまでする気は無いのかな?とか、なんかじれったい
まぁ、いろいろ想像させられてしまいましたわ

それに「クスっ」と笑えるシーンもあちこちにある、
モニエ医師のユーモアのたっぷりのセリフは、センスがいいし
ウィリアムの父親がオフィスに居た頃から秘書をしているという女性の
間がすごくイイんだよねー

そして、アンナ役のサンドリーヌ・ボネール、きれいだったーー!!
時が経つにつれ、みるみる表情が明るくなる
笑顔が本当に美しくて、素敵な方♪
彼女ばっかり見入ってしまいましたわー
本人もバレエをやっているのかなー?スタイルも抜群!!


微妙な関係、秘めた情熱を描いている大人のドラマ
ラブシーンで盛り上げて終わる、なんてしないところが
なんとも素敵な作品
それだけに、配役や演じる俳優さんも難しい映画だと思う

終始淡々としてはいるけれど、ウィリアムと一緒にアンナの話に
聞き入ってしまう、次はどんな話しをしに来るのだろうかと

聞き上手な男性って素敵だねー♪
とってもいい時間を過ごせた映画でした!!


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映画@アダルト♂スクール/OLD SCHOOL

2006年06月26日 11時04分04秒 | 映画 あ行
彼女に浮気されて失恋したミッチ、
新婚早々離婚の危機に見舞われているフランク、
妻の尻に敷かれてばかりのビーニー
日々の活力を失いかけている学生時代からの友人3人が、
自らのプライドと活力を取り戻すために
「アダルト・スクール」を開校する!!

「アダルト・スクール」それは、自分たちの世界で、
何か新鮮な事をやりたいという、ビーニーの案だった
3人は早速メンバー探し
意欲のない人、悩みのありそうな人、などなど十数人を
町からさらって来て、精神面や体力強化の授業を行ったのだ
そして、噂を聞いた男たちが集まり、大人気スポットとなる
しかし、それをよしとしない大学部長
彼らを追い出そうと企むのだが。。

アダルトビデオと勘違いしちゃいそうな邦題
ルーク・ウィルソン、ウィル・フェレル、ヴィンス・ヴォーン主演による
もちろんコメディ映画ですっ!!
とにかくウィル・フェレルが暴走しまくってますっ!!!
笑えるのはウィル・フェレル演じるフランクのストリーキング!
「ストリーキング」なんだか懐かし~い響き、そういえば最近いないねぇ
フランクが、酔って道路のド真ん中を裸で走っちゃう
タップンタップンの体を惜しげもなく披露
で、これが以外と捕まらないのよね~、奥さんが捕獲!!みたいな感じで
さらに、これでもかこれでもかとおバカを演じるウィルさん、笑えるー

真面目なミッチ役のルーク・ウィルソン、この方ハンサムなのにねぇ
初めはちょっと冴えない男
戸惑ったり、誤解を受けるシーンが多いけど、表情がイイんだよね
スクール温存の為、頑張る姿はカッコイイーし♪
ミッチはスクールのゴッドファーザー(!?)だからねー
でも、ウィル・フェレルがあまりに強烈で、主役はこちらだったのを
忘れていましたわ
そして、ヴィンス・ヴォーン、ジェニファー・アニストンの
現彼氏でしたねっ!!
見た目あまり格好良くないけど。。芸達者って感じ!!

「アダルトスクール」って大人の為のカルチャースクール
みたいなモノかな?
上は90代のお爺ちゃんもいたりー、凄く楽しそう♪
ローションプロレスのシーンも可笑しい
ハッスルしたお爺ちゃんが、あ、あんな事にぃ~

女性たちのアダルトな集まりも、ちょっと驚きかも。。
先生のキャラがまた凄い!!
まぁ、ストーリーもあるような無いような、かなりのおバカ映画
何も考えず楽しめちゃうのがいい、意外と面白かったな~♪


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映画@ハッピー・フライト/VIEW FROM THE TOP

2006年06月24日 11時23分55秒 | 映画 は行
田舎町で退屈な日々を過ごすドナ
彼女はこの冴えない生活を抜け出し、
人生の再出発を望んでいた。。

ある日、テレビに映るカリスマ・スチュワーデスの言葉を聞いて
ついに夢へ向かって行動を起こす。
早速、地元の小さな航空会社に採用され、その第一歩を踏み出した
しかし、華やかさのカケラもないローカル線に満足できない彼女は、
やがて憧れの国際線目指して同僚のクリスティーンらと共に
業界大手のロイヤルティ航空へ応募する
そして見事訓練生に合格したドナは、最終試験へ向け、
厳しい訓練と勉強の日々を送るのだったが

貧しい暮らしの、普通の女の子が夢を実現させるという
サクセスストーリー♪
グウィネス・パルトロウが主役なのでいいかも。。と思ったけど。。
恋に仕事にうまく行き過ぎー!!
ドナが前向きで、あまり悩まない性格だからなのかなー
ちょっとした挫折もあるけど、簡単に解決。。
なので、成功してもイマイチ感動できないしね。。
ちょっと物足りない。。こんなもんかなー
どうもグウィネス・パルトロウ自体がコメディに合わないよねー
やっぱり。。頑張ってる感はヒシヒシと伝わって来たけど
周りの役者さんたちにかなり助けられているんじゃないかな?

同僚の女優さんたちは、コメディ系だし
教官役にマイク・マイヤーズ!
この方が盛り上げてたよねー!!めちゃくちゃ面白い!!
そしてドナの憧れの人、サリー役のキャンディス・バーゲンが美しい!!
やはり、こういう方はコメディをやっても、本当に上手い!!

ビッグな役者さんたちも観られるし、
こういう映画は観ていて気持ちがいいのだ
音楽も誰もが知っている曲だし、映像も明るいし、心が弾むね♪
夢は叶うんだっていう気持ちにさせられそう♪
上手く行き過ぎだろっ!!とつっこみながら、結構楽しめる
ラストのグウィネス・パルトロウのダンスシーン、必見かも!


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映画@ステップフォード・ワイフ/THE STEPFORD WIVES

2006年06月23日 10時58分15秒 | 映画 さ行
ニューヨークで敏腕女性TVプロデューサーとして
輝かしいキャリアを築いてきたジョアンナ
しかし、彼女はある事件の責任をとってTV局を辞職する事に
失意のジョアンナを気遣い、夫のウォルターは新たな土地で
再起を図ろうと提案、一家はステップフォードという
コネティカット州の美しい町へとやって来る

さっそくウォルターは、町の中心的組織である紳士クラブから
歓迎され大喜び、一方、女性たちの集会に顔を出したジョアンナは、
全員が作り笑顔とカラフルなワンピースを着ている事に、
違和感と不気味さえも感じてしまう。。
この完璧なまでに美しい女性たちの裏には、
秘密が隠されていたのだ。。

1970年代に作られた作品のリメイクだそう
社会で認められ強くなった妻をコントロールしたい夫たちが集まって
理想の女性を作り上げ、完璧な暮らしをしようと目論む、
が、女性は自立を望む
ストーリー的には少し古いという感じはするけれど、
今風にアレンジしているようなので、違和感はなかったかな
緑と花が溢れる庭に、豪華なセット、衣装も映像もカラフルで
凄~く綺麗♪

括りはサスペンスになっていたけど。。
ハラハラとかドキドキはしないねー、全然
そこそこ面白いけど、特典映像の方が面白かったぞ、
なんて思ったりもして。。
でもなんと言っても、光ってますっ!ニコール・キッドマン!



ショートカットの黒い髪もカッコイイし、
金髪になったらお人形のよう♪見入ってしまったなー
これで、妻としてのビフォア、アフターを演じ分けてるのかー
なるほどね~

ジョアンナの夫役にマシュー・ブロデリック、いい人です、凄く
ご近所さんのゲイの建築家ロジャーにロジャー・バート、
作家のボビーにベット・ミドラー
女性陣を仕切るクレアにグレン・クローズ、
男性陣側の代表はその夫、男性たちの会の会長、理想の男・マイクに
クリストファー・ウォーケンなどなど
出演者が豪華で個性派揃い、この方たちを観るだけでも、本当に楽しめる
そして、奥様を演じる女優さんたちの美しい事!!

ロジャーのゲイ役はやっぱりウケるー!!
(また役名もロジャーなのね)

 大好きです♪

ジョアンナ、ボビー、ロジャー、3人の掛け合いは面白かったー!!
それに、美しい奥様たちとは対象的に夫たちのダサさも可笑しい
奥さんを言いなりロボットにする前に、自分を磨けっつーの

まぁでも、男性は妻の方が仕事も出来て収入も多いときたら、
嫉妬もするだろうし、プライドが許さないのかもしれないねー
劇中ジョアンナが言っていたように、ラッキーな夫だと
思えばいいのかもしれないけど。。
でもこの映画、そう思えない夫が集まった町のおはなし
いや、集められたって事なのかな?
乗り込んでいったジョアンナが、男性たちに囲まれた時は
怖かったわー

この、美しい理想の町ステップフォード、緑が溢れて、
フル・オートメーション化された豪邸、争いの無い住民たち、
実は偽りの街だったんだ。。
そして、女性を差別していたのは、実は完璧を求めた
女性自身でもあった訳で。。
しかし、完璧な奥さんたちしかいない町を作ってどうするのよ?って感じ
外見は本当に綺麗な町だけど、こんなところには住みたくないよねー

でもラストの、ジョアンナ、ロジャー、ボビー、
さすが出来る女たち!!
「転んでもタダじゃ起きないわよっ」ってところがイイ
夫たちがスーパーで買い物するシーンもいいよねー

90分ちょっとと短かめなので、気軽に楽しめたかな


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映画@フーリガン/GREEN STREET HOOLIGANS

2006年06月21日 11時41分39秒 | 映画 は行
友人に罪を着せられて卒業間近のハーバード大学を
退学処分となってしまったアメリカ人青年マット
傷心の彼は、姉シャノンを頼って彼女の暮らすロンドンへと渡る
マットはそこでシャノンの義弟ピートと出会う

彼は、サッカーチーム“ウェストハム・ユナイテッド”の
熱狂的サポーターであり、ファームと呼ばれる
フーリガン集団の一つ“GSE(Green Street Elite)”の
カリスマ・リーダーだった
ピートに誘われ観戦した試合の後、他チームのファームとの
抗争に巻き込まれたマットだったが
この時、かつて味わったことのない興奮を覚えるのだった。
やがてピートに認められ、GSEに迎え入れられたマットは、
次第に危険な暴力の魅力に取り憑かれていく




人生に挫折しイギリスを訪れたアメリカ人青年が、
名門サッカーチームの熱狂的なサポーターたちとの交流を通して、
真の強さに目覚めていくという青春ストーリー

ライバルチームのサポーターたちと殴り合う、フーリガン
熱狂的すぎた、クレイジーなサポーターでしょ、
で、サッカーはちゃんと見てるのぉ?なんて悪いイメージしかないよね
でも、この中のピートもそうだけど、昼間は真面目に仕事をしている
彼らは夜になるとパブに集まって、肩を組んで、飲んで、歌う!
フーリガンとして、互いの士気を高め合う集まりなんだけど、
チーム、サッカーへの思いは、もの凄くアツイのだ!!

イギリスのサッカーの歴史と同じく、フーリガンの歴史も古い
彼らは、にわかサッカーファンじゃないんだよね、筋金入りなんだよ
そして、ファームの伝統なんかもある訳だ
確かに問題は多いけど、彼らは、数あるフーリガンのファームの
頂点に立つという目的とプライドを持ち、争っているんだよね
それに、仲間に対する思いやりなんか見ていると、
決して悪いとこばかりでもなさそうに思えてくる
孤独なマットが魅せられてしまったのもわかるな~
サッカーの技術が並じゃない普通の小学生が描かれていたけど
それだけ見ても、子供の頃からサッカーが身近にあったんだって事
納得出来るよねー

これで、フーリガンに対して、ちょっとだけ見方は変わったけど、
彼らは結局暴力を振るいに行くようなもんだからねー
ピートの兄も元フーリガン、彼も暴力の魅力にとりつかれていたし
その辺りはやっぱり理解出来ないなー、暴力はんたーい!!

まっ、フーリガンの事はおいとくとして、
この映画、学校では教えてくれない凄い勉強をして来たっていう
マットの青春の1ページだったんだよね。。
彼の成長と暴力の無意味さは、マットが自分をはめた大学時代の友人に
会いに行ったラストのシーンに描かれていたんだと思う
マットは暴力ではない方法でヤツを追い詰めたよね、
あれは気分が良かった!!


その、サッカーの魅力にとりつかれ、暴力に魅せられるマット
演じるイライジャ・ウッド
初めは情けなかったけど、だんだんキリっとした顔に変わっていく、
上手いよねー、良かったなー



新境地って言うんでしょうか、これを機にまた新たな役柄で
出演してくれるといいなー、絶対イイ!!


大注目はこの方♪チャーリー・ハナム、
めちゃくちゃカッコイイですっ!!



マットや仲間たち、そして家族を本当に大切にした
フーリガンのリーダー、ピート
男気あるよねー!!彼には泣かされたなー
歩き方がちょっとばかしチンピラ風だけど。。
ジーンズにジャージに、イギリスブランドのファッションが
お洒落なのも見所かな♪
これからもどんどん出演して欲しいですっ!!


さらに!!レクシー・アレキサンダー監督、
女性の監督というのが以外だった



元スタントウーマンだそうで、とても美しい方
ドイツ出身の監督は、地元チームの熱狂的なサポーター
だと言うのだから、まさにタイムリーな映画を撮られたのですねー

中には暴力シーンも多くて痛いけど、パワーのある映画だと思う
私には応援するチームはないけれど、この映画で
ほんの少し、サポーター気分を味わえた気がするなー
ストーリーはとても分かり易いので、
サッカーに疎い私でも、充分楽しめましたよっ!!

「仲間が自分に何をしてくれるのではなく、
自分が仲間に何をしてあげられるのかなんだ」
なんて、ラストのちょっとツキナミなセリフも心に響きます♪


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映画@カサノバ/CASANOVA

2006年06月20日 12時24分56秒 | 映画 か行
あらゆる女性を、その魅力で虜にするカサノバは
不貞や異端行為の罪で死罪を言い渡される
しかし、ヴェネチア総督の計らいで
何とか無罪放免となったものの、カーニバルが終わるまでに
良家の子女と結婚するよう命令される

そんな彼の前に、女性の解放を唱える美女フランチェスカが現れる、
そして自らのプレイボーイぶりを批判されたカサノバは、
逆に彼女に対する恋の炎をメラメラと燃え上がらせてしまうのだ!!


恋愛コメディなのでしょうかねぇ?
すご~く面白かった!!
随所に「プっ」とふき出してしまうシーンはあるし
全てツジツマが合っていて、おぉーと思わせるし
ラスト近くでは、ホロりと来て。。
最後まで全く飽きる事なく楽しめたなー♪

カサノバの女ったらしっぷりは、あまり描かれていないんだよね
あの手この手で、フランチェスカの心を掴もうとする
なんとも可愛らしいカサノバの姿
それ、彼女にバレたら怒るだろう!とか、上手いっ!なんて
思わせられて、とにかく面白い
街中の美しい女性を、落としてきたプレイボーイなのに
フランチェスカは一筋縄では行かないんだわ

しかしこのカサノバ、あれだけ名を馳せているのに
以外と影が薄いのだ。。
でも、モテる男って案外そんなもんなのかもしれないね
黙ってても、女性が近寄ってくるもの
優しいし、子供みたいで、ちょっと頼りなかったり。。
そんなところがいいんだなー、きっと
それに恐らく、すごくマメな男なんでしょうね~



ヒース・レジャーは、そんなカサノバにぴったりだったのかも
いつもカサノバの近くにいるルポの存在も良かったね~


出演の女性陣は美しかった♪



シエナ・ミラーが演じるフランチェスカは、
男勝りで知的で本当に美しい♪
家族のために会った事もない財産家の男性と婚約していた。。
でも、本当は心から愛せる男性との出会いを待っていたんだよね
そして、母のような強さも持っていて

カサノバが最初に婚約者として選んだ女性、ヴィクトリア
ナタリー・ドーマー、可愛いね~、小悪魔って感じ
フランチェスカとは対照的な女性でしたねっ

フランチェスカの母親アンドレアもなかなかのツワモノ
娘の婚約者パプリッツィオと恋に落ちたシーンは印象的、
太った方がお好きなのですねっ
フランチェスカとそっくりで、親子というより姉妹のよう
演じるレナ・オリンも美しい♪
ハレストレム監督の奥様だそうですね



そして、最後はこんな風になるけど
もうひとストーリーあるんだなー♪


美しいモノを観るのは本当にいいものです♪
ヴェネチアの風景も、とにかく美しい!のひとこと
心が穏やかになって、幸せな気持ちになる映画でしたわ~


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映画@ラスベガスをやっつけろ/FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS

2006年06月19日 11時22分32秒 | 映画 ら行
1971年。ジャーナリストのラウル・デュークと
サモア人弁護士ドクター・ゴンゾーは、
ラスヴェガスで開催される野外レースを取材するため、
真っ赤なスポーツ・カーで旅立った。

大麻・コカイン・LSD・メスカリン。。
めいっぱいドラッグを詰め込んで出発したふたりは、夢うつつ
超一流ホテルのスウィートルームに宿泊したものの、
レース取材もそっちのけで早朝からドラッグ三昧

まさに白日夢のような時間が過ぎる中、
デュークは自分たちは失われたアメリカの夢を
追い求めているのだとタイプライターを打ち続けた
そして、めちゃくちゃにした部屋を残し
夢のヴェガスを後にするのだった

これは、凄い!!観ている方もクラクラしてくる映像
ジョニー・ディップとベニチオ・デル・トロ、最高!!上手すぎ!!
圧倒されっぱなしでしたわー

サファリルックに身を包むジョニー・デップ
帽子を取ったらクギヅケだよねー!!
あまりのキュートなヘアスタイルにっ!!
しかしハゲズラにしては自然すぎる。。地?えぇ~まさか!!
と思いを巡らせながら観ていたら
なんとこのために、髪を大量に抜いたって。。凄すぎ!!
でも観ている間に、あまり違和感がなくなってくるんだよね
とっても可愛らしく観えてくる、もう~大好きですっ♪

原作者、ハンター・S・トンプソン、
この方、アウトローな取材スタイルと破天荒なキャラクターで、
名を馳せていた作家なのだそうで。。
そして、主役のデューク演じるジョニー・デップは、
このデュークのモデルであるトンプソンと数ヶ月一緒に過ごし、
歩き方や身振りをコピーしたらしいけど
ラリった時の歩き方ったら、笑えたなー
あのステキなジョニー・デップがあんな姿でぇ。。って感じ
映画の中で、ドラッグに溺れるジャーナリストが
原作者トンプソン自身、その実体験に基づいているっていうのだから、
それもびっくり、ドラッグをやっている時ってあんな風に見えるんだー
怖い。。壊れます、絶対にっ!!

更に、共演のゴンゾー役ベニチオ・デル・トロもぉー!!
目を疑ったよっ、あのでっぷりした太鼓腹!!
特殊メイクみたいなもの?いやいやどう見ても、本物!
終始目線はお腹に行ってしまった訳だけど、
お腹が出てても、変なカーリーヘアでも、いいんですっ!!
インチキっぽいところもめちゃくちゃいいんです!!
で、やっぱりこの方もこの役のために、20キロ近く体重を増やしたそう
とにかく2人がシュール♪

この映画で描かれているのは、1971年代
ニクソン大統領やベトナム戦争が、劇中TVの中で映し出されていた
アメリカの最低の年と言われたという、その時代背景なんて
実は全然わからなくて。。ストーリーもあるような無いような。。
でも70年代のサイケな雰囲気、狂気な2人が見ている幻覚が
凄い映像になって描かれているのを観るだけでも、
充分この映画楽しめる、観る価値あり

でも、これだけドラッグに溺れて、めちゃくちゃな事をやってても、
観ていて、嫌じゃないし、壊れてないし痛くない
2人のキャラもお陰ってところもあるけれど、
ジャーナリストとしての誇りを持っていたんだと思う
ただ、この映画同様ジャーナリストとしても、
型破りな事は確かだろうけどねぇ

こちらまで目の前が歪んできそうな映画だったけど、
ジョニー・デップにベニチオ・デル・トロ、
なりきった2人がこれだけ観られて、それだけで嬉しいかぎり♪
そして、キャメロン・ディアスにクリスティナ・リッチなどなど
思いがけず観られた出演者も良かったー♪

彼らのアメリカンドリームとは何だったんだろう。。。
また観たいですっ!!




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映画@ディック&ジェーン 復讐は最高!/FUN WITH DICK AND JANE

2006年06月18日 13時29分56秒 | 映画 た行
ディック・ハーパーはIT企業に勤務する優秀な社員
愛する妻ジェーンと息子ビルと幸せな毎日を送っていた
マイホームも手に入れ、部長への昇進も決定して、
まさに絵に描いたような順風満帆な人生だった

ところがある日突然会社が倒産、失業したディック
困った夫婦は2人で強盗稼業に転身、やがて不当にもただ1人
巨万の富を手にした元社長に対し復讐計画を企てる!!


『おかしな泥棒 ディック&ジェーン(1977年)』のリメイク作品
内容はほとんど同じのようですねー
私はジム・キャリー大好きなんで、楽しめましたよっ
うーんでも、爆笑とまではねぇ。。

夫のディックは会社の広報本部長に出世して大喜び、
これを機に、妻のジェーンも旅行代理店を退職。。
「これで、子供とゆっくり生活できるわ♪」なんて思っていた矢先、
夫の会社がなんと倒産!!天国から地獄へ落とされた訳だ
初めは妻も「少し休んだ方がいいわよー」なんてのんびり気味
でもいざ職探しを始めても、仕事が無いんだわ。。
この辺までは、なんだか身近にありえないとは言い切れないような
お話しだよねー
最悪の生活苦に陥った挙句の苦肉の策が泥棒?!
あんまり共感は出来ないなーダメですっ!でも可笑しい
人の良さそうな2人が、本気で泥棒になって行っちゃう

ハチャメチャなジム・キャリーはもちろん相変わらずだけど
妻役のティア・レオーニが凄くイイ!!
ジム・キャリーの濃さに対して、ほどほどのはじけ方



でも、こんな事もなさってます!!美しいのにぃ~



ジム・キャリーの女装はイケてませんでしたが

アメリカの社会情勢とか、ブラックな部分もあるみたいだけど
にくたらしい経営者をギャフンと言わせてスッキリ!!
ぼーっと観てても楽しめるコメディだと思いますよ~♪


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映画@ザ・ロイヤル・テネンバウムズ/THE ROYAL TENENBAUMS

2006年06月17日 12時34分40秒 | 映画 さ行
テネンバウム家の3人の子どもたちは
皆若くして成功した天才児
長男のチャスは10代で不動産売買に精通し、
国際金融にも才能を発揮する
長女マーゴは12歳で劇作家デビュー
次男リッチーもまたテニスのジュニア選手権3連覇で
将来を嘱望されていた。

しかし、父親の過ちと裏切りにより一家は崩壊。。
チャスは飛行機事故で妻を失い、男手ひとつで二人の息子を育て、
マーゴは年上の男と結婚の末無気力な毎日を送り、
次男も突然テニス界を引退、船旅に出てしまう。。
そんな彼らと再び家族の絆を取り戻したいと
突然父親が姿を現した

ジーン・ハックマン、ベン・スティラー、
グウィネス・パルトロウ、ルーク・ウィルソン
ビル・マーレイ
この豪華キャストを観るだけで大満足な作品
これは、コメディか?いやいやヒューマンドラマかも
期待に反して、笑えませんから。。
ちょっとはず気味の「ヘイ・ジュード」をバックに
プロローグが始まる、終始ユル~い感じ。。
なので、かなり眠くなりながら鑑賞

天才だけど、それ程天才とも思えない子供時代
そしてそれぞれの、22年後はなんともショボイ感じに。。
だけど個性だけは強い!!
家族のひとりひとりを凄くうまく描いているんだなー
養女と言われ、12歳から家族にばれずに煙草を吸い続けている、
マーゴ役のグウィネス・パルトロウが凄くイイ!!
目の下が真っ黒の変なメイクが可笑しいし
マーゴが一番リアルかな。。

しかし、テネンバウム家の子供たち、
しょーもないオヤジのせいでトラウマを背負ってる
大人になって、父親が戻って来たところで家族全員が
煙たがっているのだ。。
しかし、憎めないっちゃー憎めない
家族が一応まとまって、子供たちも自分の道を進んで行く
訳だけど、父親の墓石に刻まれた言葉っ!!
結局、自分の為だったのかー、なんて思っちゃった

いまひとつつかみどころの無い映画ながら
キャラをスポーツブランドで区分けたり、小物に音楽にかなり凝ってる
その辺り、見所かもしれないねー
なんだか、不思議な映画でした


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映画@プルートで朝食を/BREAKFAST ON PLUTO

2006年06月16日 11時47分19秒 | 映画 は行
アイルランドの小さな町に生まれたパトリック
生みの親は彼を教会の前に置き去りにして消えた
パトリックは近所の家の養子として育てられた
幼い頃から綺麗なドレスやお化粧に興味を示し、
周囲からは“変わり者”のレッテルを貼られるパトリック

やがて自らを“キトゥン”と名乗り、美しい青年へと成長した彼は、
町を飛び出し、実の母を探して大都会ロンドンへと向かうのだった
しかし、ロンドンでは、恋人には裏切られ、
変質者には殺されかけ、警察にはテロの犯人と間違われ、
あげくの果てにはストリッパーに。。。

母を探して三千里ってところでしょうかねー
悲惨な目に遭いながらも、全くそうは思わせない
ひたむきで優しくて、自分をしっかり持ち続ける
魅力的な人間性に心惹かれてしまいましたわぁ。。
そして、怒りが全く描かれていない、自分を捨てた母親
自分を認めなかった父親、さらにこの時代や大人に対して。。
母親に会うために、とにかく真っ直ぐに進んだキトゥン

でも、甘い言葉に付いて行っちゃうキトゥン。。
心配でしたねー、ほらやっぱり罠がぁー
でも、めげない

 瞳が綺麗~♪

人の目を気にして生きたくない、
「真剣」とか「おまえの領域じゃない」という言葉を嫌うキトゥン
その、力の入ってない生き方が好きだな
母親探しの旅は切ない事が多かったけれど、
「不思議、母親を探していたら、父親がみつかった」という
キトゥンのセリフがステキだったし、
父親も彼(彼女?)を愛していたんだと認め、やっと居場所が見つかって、
本当に嬉しかった!!


そして、キトゥンを支える幼い頃からの友人たち
本当に心を許しあえた、彼らとの交流も良かったな~



政治のために2人の友人を亡くしてしまったけれど
1人で子供を産む、チャーリーとの最後まで続く深い友情には
泣けたー。。


70年代のロンドンのファッション、音楽が凄く良くて
とてもお洒落な感じ♪
キリアン・マーフィーがカッコイイんですっ!!
バッドマンビギンズは、残念ながら観てないんだけど、
写真で見た感じ、やっぱりとてもステキでしたー♪
あのクールなお顔は、化粧をしてもあまり変わってないですねっ



最初と最後に飛んで来る、可愛い出演者
2匹のコマドリの会話が微笑ましい
おとぎ話のような雰囲気で、凄くいいアクセントになっていた

それに「プルート(冥王星)で朝食を」というタイトルも
なんて、ロマンチックなんでしょうねー♪
心優しくなれる、素敵な映画でした!!


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映画@天才マックスの世界/RUSHMORE

2006年06月14日 11時43分56秒 | 映画 た行
マックスは、名門私立ラシュモア校の奨学生
学校新聞の発行人、フェンシングチームの主将、
演劇部の演出家、養蜂部の部長まで、
ほとんど全ての課外活動の中心的存在だ
頭は良いのに課外活動に熱中し過ぎで高校1年にして
成績は急降下中、退学の危機に!

課外活動だけでなく、恋に興味を持ち始めたマックス
小学部の教師であるローズマリーに一目ぼれ
そして親友となった、同級生の父親ブルーム助けで
先生へ近づくのだが、その親友も先生を好きになってしまった!!
二人の低レベルな先生の奪い合いが始まるのだ

変な子なんだよねー、マックス
真っ直ぐなのはいいけれど、思い込みが激しいっていうか
課外活動だって、しょーもないモノばかり
頭がいいから何でも一応こなすけど、成果が出ない
だけど、好きになった先生の為に、授業を復活させようとか
学校に水族館を作ろうとしたりとか、
迷惑かえりみず、結果は退学!!となってしまったけど、
その行動力には感心させられたなー
またそれに振り回されてしまう大人たちも笑える

そしてマックスの親友であり恋敵となってしまった
ブルーム役がビル・マーレイ♪
おトボケっぷりが光ってますっ!!
爆笑じゃない、「ニヤニヤ」っとさせられるのがイイ
しかしこの方、どうして「ぽっつーん」と無言で
画面の中にひとり取り残されるシーンが似合うんでしょう!!
哀愁漂ってるっていうか、寂しさのオーラが出ちゃってて。。
ローズマリーを巡って、高校生のマックスと、
いいおじさんの小競り合いがすごく可笑しい!!
いたずらっ子2人って感じなんだもーん
ローズマリーには、2人とも子供だって言われて
嫌われちゃったけどね。。そりゃそうだって

マックスの家は床屋さん、ローズマリーには
父親は脳外科医だ、なんて言っちゃってたけど。。
友達ともうまく行かず、恋にも破れ
家業の床屋を手伝い、しばらく引きこもってしまうけど、
父親が頑固オヤジじゃなくていいんだよねー、
ユーモアが通じる、いい父親なんだなぁ

思い通りにならない事ばかりだけど、くじけないマックス
自ら演出、出演する芝居は大成功!!
最後は意味深な終わり方だったよねー
ローズマリーもマックスを。。
なーんて事には多分ならないと思うけど
これからもマックスは野望を持ち続けるんだろうな
若いって素晴らしいね♪


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映画@インサイド・マン/INSIDE MAN

2006年06月13日 11時51分03秒 | 映画 あ行
白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生
頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、
50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る
人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能

犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、
現場は膠着状態に。。
指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、全く焦りを見せない
ダルトンの真意をはかりかねていた
そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた
女弁護士が現場に現れる


終盤までは、次々と繰り広げられる展開に
随分引き込まれたなー
人質に犯人と同じジャンプスーツを着せたり
冷静に考えさせないよう、恐怖心をあおったり
その作戦は確かに「おぉ~!!」だったし、
フレイジャー刑事と犯人の駆け引き、やり取りは凄く面白かった
犯人が冷静で、人質を殺さなかったところも良かったな

でもこの映画、完全犯罪のトリックを観るモノだったのかな?
それだけだったのなら、そんなに考える必要なかったし
もっと楽しんで観れば良かったなー
途中から、犯人はいったい誰?誰のイチミ?何故?ばかり
ずっと考えてしまって。。
ラストにはちょっと拍子抜けしてしまった。。

ところで、犯人グループのリーダー、ダルトンはあんな形で
出て来たけど、メンバーたちは、逃げ出した人質たちの中に
いたのかなー?取調べされていた人質の中に、
似たような人がいた気もする。。うーん、いなかった気もするし。。

そしてやっぱり、どうしても犯人像が気になる
銀行の会長を破滅させたがっている者の仕業って事?
そこんとこ、明かして欲しかったよなー
だから消化不良気味なのかなー?何故?が残ってしまってて
まぁでも、出演者がとっても良かったんで

犯人グループのリーダー役、クライブ・オーウェン 
良かったよねー、声が素敵だったわー



そして、刑事役デンゼル・ワシントン
犯人と交渉するシーンは本当に格好良かった!!
でも、セクシーな彼女と映るシーンの、ムーディーな音楽には、
ちょっと笑ってしまいましたわ。。彼女も刑事??



そして、プライド高ーい、依頼料も高ーい弁護士役、
ジョディ・フォスター、出番が少なかったけど、
存在感はかなりのもの!!
これからも、ちょっと嫌な女みたいな役、やって欲しいなー

最後は刑事も弁護士も、出世とか利益とかで動かされてるじゃーん
とか思ってしまったりもして。。
結局、面白かったような、そうでないような、
何かが足りない感じの映画でした。。

しかし、あの中に何日いたんでしょうね?


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