映画@さくらん

2007年02月21日 17時21分48秒 | 邦画
江戸の遊郭、吉原。
8歳で玉菊屋に買われ、きよ葉と名付けられた少女。
気が強く、脱走を繰り返すきよ葉の面倒を
見ることになったのは、美貌も知性も兼ね備えた完璧な
花魁・粧ひだった。

やがて、日本一のおいらんになると決意したきよ葉は、
粧ひから男をあやつる手練手管を学び取っていく。
17歳となり、美しく成長したきよ葉は、
ついに初めての客を迎える。鼻っ柱の強さと美貌が評判を呼び、
瞬く間に江戸中の注目を集めるきよ葉だったが。。


蜷川実花監督、音楽監督に椎名林檎
カリスマ漫画家・安野モヨコのコミックを映画化って
その原作はよくわからないんだけど、なんかすっごーい作品に
なってるんじゃないかって、想像するね~
そう、確かに凄い!!
映像は蜷川実花の写真の世界そのものだし
好きなんだなー、この方の写真
椎名林檎の歌はカッコ良くて、切なくて。。
江戸時代のお話に、その音楽が違和感なく耳に入ってきたな~

さらに、ヤンキーな遊女、きよ葉が土屋アンナでしょ
この時代にこんなバタ臭い顔だよぉ、イイよね~!!
あんまり可愛くて顔ばかり見てたな~
ストーリーうんぬんよりも、映像に目を奪われちゃう
「時間ですよ!」の入浴シーンみたいなのもあったりして
ちょっと笑っちゃったけど、かなり好きです!私!

その土屋アンナ演じるきよ葉は、遊郭の中で反発して
もがいてもがいて、やがて玉菊屋のナンバー1になるワケだ
でも、その世界にどっぷり漬からないで、
自分を貫き通す、まっすぐで飾らない姿が本当に可愛いんだよね
私まで、きよ葉に夢中になっちゃったわ~

木村佳乃、菅野美穂、椎名桔平、夏木マリなどなど、個性派出演者
この正統派女優二人の濡れ場シーンが、かなり大胆
土屋アンナもだったけど、背中がとっても美っしい~!!
そう、チョイ役に小泉今日子も出てたね、
そしてあらあら永瀬正敏。。もちろん絡みはなかったけどね

遊郭を金魚鉢の中で泳ぐ金魚にイメージし、
咲くことがないと言われ続けた、遊郭の桜を咲かせた
なんともきれいにまとめられた映画だね
美しかった~♪


http://sakuran-themovie.com/


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映画@恋は足手まとい/UN FIL A LA PATTE

2007年02月19日 11時32分22秒 | 映画 か行
裕福で美しい歌姫リュセットは、
一文無しのプレイボーイ、エドワールに夢中
しかし彼は、持参金目当てに伯爵令嬢のヴィヴィアヌとの
結婚を決めていた。もちろん、リュセットには内緒。

そしていよいよ、婚約式当日。
式が始まる夕方までに別れを告げようと、リュセットの屋敷を
訪れるエドワールだったが、とうとうエドワールは別れを
切り出せぬまま式へと向かうことに。
ところが、その会場にリュセットの姿が。
なんと彼女は、式で歌を披露するため伯爵の招待を
受けていたのだった。。
慌てたエドワールは、花婿が自分であることがバレては大変と、
隠蔽工作に奔走するのだが。。


「コメディ」と言うよりも、「喜劇」と言いたい
舞台を見ているような雰囲気の映画
画面の中のあちこちで恋の駆け引きがあったり
さらに、ハラハラさせられる場面も
かなりドタバタでしたわ
上映時間が80分と、短い映画なので展開はサクサク
爆笑はないけど、フフっと笑える作品だね

で、コケティッシュなエマニュエル・ベアールが大好き♪
あの美しいこの方が、えぇ~こんな事~!!
ちょっとお下品なシーンも多々ありますがぁ
やっぱり素敵~♪フワフワの金髪がイイ~
しかし、一文無しのプレーボーイってぇー!!
この男のどこがいいの?って思っちゃう
全然ハンサムじゃないし、だからコメディなんだけど
でも、タプタプの全裸姿は見たく無かったぁ!!

着物風のガウンやピストル型の扇子
アジアンテイストな小物が使われていたり
出演者たちが、皆エレガントなのね~
上流な方々のお話っていう事もあるけど、
ラブコメながら品があるのが、おフランス映画
なのでしょうかね


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映画@サージェント・ペッパー ぼくの友だち/SERGEANT PEPPER

2007年02月13日 17時49分44秒 | 映画 さ行
6歳のフェリックスは、家でも学校でも
トラの着ぐるみを着ている人間になりたくない
風変わりな男の子。
人間の友だちがいない彼が誕生会に呼ぶ友だちは、
ぬいぐるみとカメだけ。。
そんな我が子を心配する母親に対し、発明家の父親は
“想像力が豊かなだけ”と気にしてない様子。

そんなある日、“サージェント・ペッパー”と出会った。
飼い主が見つかるまでという条件で、ペッパーを預かることに。
初めてちゃんと話し合える友だちが出来て大喜びのフェリックス。
ところが、ペッパーには大きな心配事があった。
実は、飼い主だった伯爵の莫大な遺産を相続したために、
ペッパーは伯爵の子供、姉弟から命を狙われていたのだった。。


いつもトラの着ぐるみを着てるなんてー
変わってるけど、可愛い~
そして、フェリックスと心を通じ合わせるワンちゃんの
表情、しぐさ、これもめっちゃくちゃ可愛い!
とーってもハートウォーミングぅ~♪でいい映画なのだ
が、しかーし、この犬がしゃべり出したのには、
実はちょっとがっかりでしたわ。。
ドイツ版「イヌゴエ」っか
だって~、ペッパーとフェリックス、十分ふたり(?)が
通じ合ってるのが伝わって来てたし。。
意味があるのはわかるけど、ワンちゃんの言葉は字幕だけでも
良かったんじゃないのぉという気がしますがっ

だけど動物&子供モノには弱いね、やっぱり
ストーリーもイイ~♪
人間になりたくないフェリクス、純粋で子供らしい
子供っていいな~
でも、お姉ちゃんは何であんなに習い事してるんだ?
お姉ちゃんは社交的って事?
そして対照的な大人、欲深かな伯爵んちの姉弟!
あの姉のような人間には、なりたくないよねー、ホント

安心して、微笑みながら観ていられる映画でしたっ


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映画@ドリームガールズ/DREAMGIRLS

2007年02月10日 11時52分08秒 | 映画 た行
1962年、デトロイト
エフィー、ローレル、ディーナの3人は音楽での
成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、
新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。

中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに
大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。
そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーの
バック・コーラスに抜擢されると、彼らのパワフルなステージは
デトロイトのみならず全米中の注目を集め、
一躍スター街道を歩み始めるのだった。


ブロードウェイミュージカルの映画化っつー事ですがぁ
良かった~!!とにかく歌が素晴らしい!!
彼女たちの歌を聞いた瞬間から、引き込まれる事間違いなし
その歌声に、もう鳥肌立ちっぱなし、ジワっと涙まで出て来ちゃって

この“ドリームガールズ”にスリーディグリーズを
イメージしたけど、ドナ・サマー、ダイアナロスetc・・・
この時代、60年代から70年代の音楽は凄く好き♪
スターを目指す“ドリームガールズ”の栄光、挫折そして再生
ストーリーは分かりやすいし、じっくり歌を楽しめる映画

で、この映画のために10kgの減量をしたという
ビヨンセがまぁなんと美しいこと~♪
成功していくほどに美しさは増していって、
ずっと見ていたいって感じ
そして、歌の素晴らしさはなんと言ってもジェニファー・ハドソン!!
声デカっ、いやいや声量がもの凄い!!
こちらはいつまでも聞いていたい、聞き惚れましたわっ
アカデミー賞の助演女優賞候補だけど、絶対主演ですっ

“ドリームガールズ”がコーラスをつとめる
エディ・マーフィの若干下ネタキラキラステージもイイ
ラストステージもねぇ~、良かったな~
「やめないで~」と心の中でつぶやきながら見守ったけど。。
彼女たちが自分を取り戻して行く姿には、胸が熱くなる
とっても気持ち良く観終われる映画でしたわぁ

うーん、また観たい♪
試写会で鑑賞しましたがぁ、会場の音響がイマイチ良くなかったのが
残念。。キンキンしちゃって。。
音響施設のいい劇場での鑑賞をおすすめしたいデス

http://www.dreamgirls-movie.jp/top.html



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映画@幸せのちから/THE PURSUIT OF HAPPYNESS

2007年02月08日 12時47分10秒 | 映画 さ行
クリス・ガードナーは高級医療機器のセールスマン
5歳になる息子クリストファーは彼にとって
何より大切な存在。実の父を知らずに育ったクリスは、
我が子には決して同じ思いをさせまいと心に誓っていたのだ。

しかし仕事は思うようにいかず、家賃の支払いもままならない。
ついには愛想を尽かした妻に去られ、自宅からも立ち退くはめに
息子と安モーテルに引っ越したクリスは、
一流証券会社の研修生となり、半年後にたった一人だけ
採用となる正社員への道に最後の望みを託す。
だが、その半年間は無給。
ついにホームレス生活を余儀なくされるのだったが。。


ホームレスから億万長者、まさにアメリカンドリームを掴んだ男
実話ベースのストーリー
ウィル・スミス、カッコ良かったけどちょっと老けてたな~

ラストは成功者となって、めでたしめでたしなおはなしなんだけど
幸せになった感が、なぜかイマイチ伝わって来なかった
気がするんだけどぉ。。
幸せに暮らすシーンが無かったからかなぁ。。

確かにね、愛する子供のために、チャンスを掴もうとする
クリスは凄い、あの必死さには目を見張るよね
採用が決まった時には、本当に嬉しかったし
涙、出そうだった(結果はわかっているんだけどね。。)
だけど。。幸せになるまでが長い~、ちょっと中だるみ気味で
観てしまったかな~。。いろんな意味で、辛いのよ。。
あとどれくらいで、幸せになるのぉ~って感じで
「うまく行き過ぎだろー」って部分もあったりしてね。。
でも、そんな時期、そして親子の愛を観る映画だったっつー
ことなんでしょうね

で、その子供への愛
さすが実の親子、二人の自然な姿が良かったな~
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスくん(名前、長っ)
すごーく、きれいな顔してるんだよねー
リュックをしょって、小走りで父親についていく姿が
もう、可愛くてね~♪
ウィル・スミスの優しい目も素敵だったわぁ~
やっぱり、ここが見どころなんでしょうねー
それでもって、成功してから母親は戻って来たのかしら。。
そこんとこ、ちょっと気になってたワケで。。

守る家族がいるから、頑張れる
チャンスは自分から掴むモノ
少子化対策だか、ニート応援かなんかの標語かっ、て感じだけど
なかなかいい映画でしたわん


http://www.sonypictures.jp/movies/thepursuitofhappyness/index.html

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映画@ラッキーナンバー7/LUCKY NUMBER SLEVIN

2007年02月02日 16時55分48秒 | 映画 ら行
仕事をクビになり、恋人にも裏切られ、
不運続きの青年スレヴンは、友人ニックを頼って
ニューヨークへとやって来た。

しかしニックは不在、部屋を訪れた隣に住む女性
リンジーと一緒にニックの行方を捜し始める。
そんな矢先スレヴンは、ニックと間違われ、
ギャングによって拉致されてしまう。。
親玉“ボス”に、ニックがつくった多額の借金の返済を迫られ、
それを帳消しにする条件として、敵対するギャングの親玉
“ラビ”の同性愛の息子を殺害することを強要されてしまうのだ。。


ジョシュ・ハートネット、 ブルース・ウィリス、
ルーシー・リュー、モーガン・フリーマンetc・・・
キャストが豪華~!
この有名ドコロがどう絡んで行くのか?
予告では「オーシャンズ~」をイメージしてしまったけど
全然違ってましたわ。。
ジョシュ・ハートネットが、めっちゃかっこよくなった~!!
泣く子も黙りそうな、心優しき殺し屋グッド・キャット、
ブルース・ウィリスもいい役だよね~
モーガン・フリーマンも、ギャングのボスながら
どこか優しげな表情が、なんともいい!!

二転三転するストーリーと、グッド・キャットの影に
これまた「シックス・センス」風か?時空を超えてる?とか
ずっと、ずーっと想像していましたがぁ
冒頭の死体は、どこで使われるのぉ?とかさー
いや、すっかり騙されましたねっ、スレヴンの演技にはっ
ジョシュくんが、ごく普通の青年風だから良かったのかな
あの不運っぷりには、同情しちゃったよ~、ホント

しかし、ラストは期待した程の大ドンデン返しでもなく
「ほぉー、なるほどねー」だったんだけどね。。
でも、なかなか爽快なストーリーでしたわー
そして、どうも謎解きの方向に行ってしまったけど、
殺し屋とスレヴン、スレヴンと偶然の恋に落ちたリンジー
なんか、ジワ~っと暖かいモノがあるし
思ったよりも楽しめる映画だったかな~♪


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