映画@主人公は僕だった/STRANGER THAN FICTION

2007年05月15日 23時46分29秒 | 映画 さ行
国税庁の会計検査官ハロルド・クリックは、
規則正しく単調な毎日を送る平凡な男。
ところがある朝、彼の頭にナレーションのような女性の声が聞こえる。
それは文学的な表現でハロルドの行動を的確に描写していく。

どこかで自分を主人公にした小説が書かれていると
疑い始めたハロルドは、
“このささいな行為が死を招こうとは、彼は知るよしもなかった”
という信じがたいフレーズを聞いてしまう。
困惑するハロルドは、文学を専門とするヒルバート教授の
協力を得ながら、悲劇的な結末を回避するため奔走するのだが。。


12年間平凡な日々を過ごしてきた男が、予告された死をきっかけに
全く違う人生を歩み始め、初めて生きる喜びを知るワケだ
モノクロだった人生が、一気に色づく
なんかすごーくステキなストーリーだったな~
書き換えられた小説のラストはとっても暖かくて。。

実際、影の声は誰にも聞こえないけれど、自分の人生のシナリオは
自分で書き換えることが出来るって事だよねー!
やってみたいと思っている事は、絶対やってみるべき
殻を破って踏み出せば、今以上に明るい人生が待ってるかもっ!!
そんな事を教えられた気がするねぇ

コメディ色はあまりなくて、ファンタジックかな~?
小説が聞こえてくるなんてありえないもんね
そこに違和感を持たなければ、かなり楽しめるハズ
腕時計がキーになってるっていうところも面白いよねー

ウィル・フェレルのドタバタはあまり見られないけれど
演じたハロルドのまじめ一本槍で不器用な男の姿が「クスっ」と
笑えるし、なんだか切なくて。。それに優しいしね~
ウィル・フェレル以外にいない?!そんなハマリ役だったと思うな
ハロルドと恋に落ちるアナ役のマギー・ギレンホールは可愛いかった~♪
大らかで優しいアナはステキだし、クッキーのエピソードも良かった
そう、試写会のお土産にクッキーを頂いたんでした
美味しかったし、たった一枚だけど暖か~い気持ちになって、
凄くうれしかったな~♪
そして、病んだ感じの小説家カレン役、エマ・トンプソン
さらにダスティン・ホフマンも味があって、見ごたえ十分

期待通り最後まで楽しめたわぁ♪
きっと誰もが共感できると思う
優しい気持ちになれる事間違いなしですっ


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映画@フラガール

2007年05月05日 17時12分29秒 | 邦画
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。
閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。
そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用した
レジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。
そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が
地元の少女たちに対して行われた。
しかし、応募したのはわずか4人だけだった。

そんな中、元SKD(松竹歌劇団)のダンサー平山まどかが
フラダンスの教師として東京から招かれる。
しかし、とある事情で渋々やって来たまどかは、教える相手が
ズブの素人と分かり、完全にやる気を失ってしまう。。


良かったー!!好きだなー、こういうの。
ストーリーは実に単純明快、ダンスのダの字も触れた事のない
炭鉱娘たちのサクセスストーリー
ベタな作品なのだけど、松雪泰子演じるまどか先生はステキだったし、
蒼井優のダンスは本当に上手かった
しずちゃんのデカさも目立たず、無理やり笑わせるシナリオもなく、
自然で、とーっても良かった
何と言っても、ラストのショーは圧巻!!
フラガールたちの涙は、やり遂げた女優さんたちの本物の涙だと思うな
こちらまでボロボロ。。感動しちゃいましたわ~

今現在もダンスの指導をしているという、まどか先生!!
銭湯の男風呂に殴りこんだり、一緒に涙を流したり
優しくて、厳しくて、凄くカッコイイ~!!
フラの言葉で先生に語りかけた、ホームのシーンも思わず涙、涙で。。
東京に居場所がなくなってしまった先生も、この土地で道を見つけ
無くてはならない存在になっていった
そして、エンディングのテロップに、また感動しちゃって。。

皆がひとつになって目標に向かって進んで行く姿を描く映画って、
似たような作品がいろいろあるけれど、どれも観ていて気持ちがいい
私は凄く好き♪とっても爽やかな気分なりましたっ♪


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映画@オール・ザ・キングスメン/ALL THE KING'S MEN

2007年05月03日 12時11分14秒 | 映画 あ行
1949年、郡の出納官を務める実直な男ウィリーは、小学校建設に絡む
役人の汚職を告発して逆に自分が職を追われるハメに。
上流階級出身の新聞記者ジャックは、そんなウィリーに興味を抱き
交流を持つ。やがてその小学校で欠陥工事が原因の事故が起こり、
ウィリーは一躍注目の存在となる。

それに目を付けた州の役人タイニーに担がれ、
いきなり知事選に出馬するウィリー。
しかしそれは、対立候補の票を割るためのタイニーの策略だった。
ことの真相をジャックから聞かされたウィリーは、
演説原稿を破り捨て、自分の言葉で聴衆に語り始めた。
この演説が貧しい人々の心を打ち、ウィリーは勝利を収め、
ついに知事の座を射止めるのだったが。。


出まくってます、ジュード・ロウ!
始め誰だかわからなかったんですけどぉ、ケイト・ウィンスレットが。。
この二人、ここでも共演してたのねー
で、実話ベースのストーリー、更に政治絡みなので
すごく面白かったとは言えないかなぁ。。ちょっと残念

ウィリー、始めは労働者や貧しい人々のために本気で戦ったんだと思う
そう信じたいけど、富や名声を手に入れると変わってしまうのかなー?
彼に惹かれたジャックも、もう走るしかないって感じだったよね
そして、絡むわ、こじれるわ、壊れるわ、人間関係が!
ドロドロだよねー
皆、欲に心を揺さぶられ、大切なモノを失くしてしまう
追い打ちをかけるように、救いようのないラスト。。重かった。。

ウィリー役のショーンペン、ちょっと苦手なんだな、この方
でもさすがの熱演!惹きつけられる
ぴったりだったねぇ、この役にっ
そして、渋~いアンソニー・ホプキンス、大物揃いだわぁ

物語の主役はなんといっても、ジュード・ロウよね~!
この方が出演していなかったら、恐らく観てないなー
「美しいジャーナリスト」ってくだりも目にしたけど
ホント、やっぱり美しいモノは美しい
今回はニヤけてなくシリアスモードでステキ♪でした
しかしジュード・ロウ主演作品、次がまだまだ控えてますからっ
楽しみです!!


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映画@バベル/BABEL

2007年05月02日 00時06分39秒 | 映画 は行
モロッコ。険しい山間部を走る一台のバス。
そこに乗り合わせた一組のアメリカ人夫妻、
リチャードとスーザン。
壊れかけた絆を取り戻すため二人だけで旅行にやってきた。
ところが、遠くから山羊飼いの少年が放った銃弾が
運悪くスーザンの肩を直撃する。血まみれの妻を抱え、
医者のいる村へと急ぐリチャード。

一方、夫妻がアメリカに残してきた幼い子供たちの面倒をみていた
メキシコ人の乳母アメリア。
息子の結婚式に出るため帰郷する予定が、夫妻が戻らず
仕方なく、幼い子供たちを連れてメキシコへと向かう。
やがて事件を起こしたライフルの所有者として、
最近妻が自殺したばかりの東京の会社員、ヤスジローの名前が
浮かび上がる。そんな彼の女子高生になる聾唖の娘チエコは、
満たされない日々に孤独と絶望を募らせていた


おぉ凛子ー!あんな大胆シーンがあったとはっ!
でもぉ、菊地凛子効果は絶大だと思うけどぉ、
期待したほどじゃなかったって気も。。
モロッコ、アメリカ、メキシコ、そして日本を舞台に繰り広げられ
次々と場面が変わっていくし、終始ピーンと張りつめた空気。。
なのであまり長くは感じなかったけどね
どこかで具合が悪くなった方がいたそうだけど、クラブのシーンかな?
確かにライトがピカピカ、音がズンズン、私も帰りには頭痛が。。

聾唖者のチエコは孤独だ。。言葉が伝わらない、コミュニケーションが
うまく取れない。。人と繋がりたい
そんな彼女のメッセージの表現は生身の自分を見せる事。。
切ないし、何とかしてあげたい、頑張って生きて欲しいと願ったね
バラバラだったストーリーが、一発の銃弾によって
言葉の壁、人種、政治、国境を越え、最後はひとつに繋がる
その意味では日本のエピソードが必要だったのだろうけど
モロッコでの、アメリカ人夫妻、銃を撃った兄弟、
また残された子供とベビーシッターのアメリカとメキシコでの
エピソードに比べると、そこだけ日本のTVドラマのようで
ちょっと違和感を感じてしまったな。。またヤスジローが
モロッコで撮った写真が、まるで海外の観光地でプリント
してくれる合成写真?ちょっと笑えたわぁ
それに銃をあげたからモロッコと繋がるって、なんかちょっと強引じゃ?

それぞれが孤独を味わった、そして悲劇から、また家族を思い合い、
再生へと繋がる
「おやおや?」っと思ってしまうところもあるけれど
「いったいどうなってしまうんだろう。。」と緊張しながら観続け、
観終わってホッとして、「結局何だったんだー」とも思い、
でもすごーく心に余韻を残されてもいて。。
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、乳母役アドリアナ・バラーザ
モロッコの少年、どの顔も目に焼き付いていて
一口には言えない、でもいろいろ思い出してみるといい映画だったようだ
ブラピもカッコ良かったし!!うーん、実はそれが一番かなっ!!

http://babel.gyao.jp/


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