映画@エド・ウッド/ED WOOD

2006年06月28日 12時44分38秒 | 映画 あ行
B級映画を撮り続け、史上最低の監督と言われた男、
エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、
通称エド・ウッドの愛すべき、奇想天外な半生を描いた伝記映画

”オーソン・ウェルズは26才で「市民ケーン」を撮った!”を
座右の銘に、映画づくりにすべてを捧げているエド・ウッド
ある日、性転換を題材にした映画を製作するという話を知り、
「僕こそこの監督にピッタリ。実は女装が趣味なんです」と
売り込むが相手にされず。。
淋しく帰路に着く途中、怪奇スターの大御所ベラ・ルゴシと
運命的な出会いをする。ベラの出演をウリに監督に納まったエドは
「グレンとグレンダ」を完成させるがその評価は散々。。

しかしエドの映画への情熱は益々燃え盛る!!
後に、史上最低の映画と名を残す
「プラン・9・フロム・アウタースペース」に着手するのだが。。



ハリウッドでの成功を夢見て、映画に賭ける好青年エド・ウッド
演じるのはもちろんこの方ジョニー・デップ
ティム・バートン監督とタッグで愛情たっぷりに描かれている
素敵な作品♪
この映画で初めてエド・ウッドという監督を知ったのだけど
よくぞこの方の半生を撮った!という感じ、ジョニー・デップは
ぴったりだし、作品を観てみたいですよねー、是非とも!

これほどまでに映画を愛して情熱を注いでいたのに、
ヒット作が生まれない。。
でも、どんな時にも、彼は決してあきらめない
いつも、前だけを見て、自分の納得のいく作品を作っていく
そして彼には、イライラした時には、女装をして心を落ち着けるという
ちょっと変わった趣味があるのだ
金髪のかつら(多分)にフワフワのモヘア(ピンクらしい)の
セーターを着たジョニー・デップの女装姿も、みどころかな~♪

作品へ賭ける思いもアツいけど、落ち目になった俳優ベラ・ルゴシ、
偶然出会った人を、俳優として起用するのも上手いよねー
サクサクっと決めちゃう、安いギャラでって事もあるんだろうけどね
でもエド・ウッドのベラへの思いは、特別だったねー
優しいんだよねー、家族のように思っているみたいだった
怖ーい顔のベラを演じるマーティン・ランドーの
哀愁たっぷりの演技も素晴らしーい!
エド・ウッドが何度も何度も観ていた、ベラの自宅前で撮影した、
彼の最後の映像が好きだなぁ、あの短さもいいよね

トラブルがあっても、いつもなんとか切り抜けて行ったのに
撮影が上手く行かず、撮影所を飛び出した事もあった
でもなんと!偶然出会えた、憧れのオーソン・ウェルズに!
で、「夢のためなら闘え。他人の夢を撮ってどうなる?」って
エド・ウッドに言ったんだわー!!なんてステキなおコトバ♪
その言葉でエド・ウッドは自信を取り戻したんだよねー
さらにラストも本当にイイ!!
角を曲がった時にはきっと雨もやんでいる事でしょう♪

何はともあれ、ジョニー・デップが上手い!
撮影している時、フィルムを観ている時、映画の構想を語る時の
表情がもの凄ーく輝いているし、演じている役者を見ながら
セリフを全く同じように、口パクで言うんだよねー
その姿に、感動してしまいます、ホント!!
ジョニー・デップのエド・ウッドへの愛が感じられる
いい映画でしたっ!!幸せな気分になれそう♪



白黒の映像と、ジャケットの古ーい感じも
凄く好きです♪


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