映画@真夜中のピアニスト/THE BEAT THAT MY HEART SKIPPED

2006年06月05日 12時39分00秒 | 映画 ま行
トムは、父親の仕事を手伝って不動産の
闇ブローカーの仕事をしている。しかし彼の心の中で、
今は亡き母親のようなピアニストになりたいという気持ちが
突然動き出す

ある日、偶然昔の恩師と再会したトム
恩師から、再びピアニストへの道を薦められた事が、
トムの心を大きく揺さぶったのだ
オーディションを受けるために、フランス語を話すことも出来ない
中国人の女流ピアニスト、ミャオリンから特訓を受ける
音楽だけを唯一の会話として、ふたりはオーディションを
目指して練習に励む。トムを助けるのは彼女ただひとり

亡き母親と同じピアニストへの道に進みたい。。
そう願うトムの前には、いくつもの問題が立ちはだかるのだ。。


ロマン・デュリス出演映画の中で、この作品が一番好き
主人公のトムを演じるその存在感が凄い!
ロマンばかり観ていて、他の同僚の2人の顔なんてもう忘れたー
素敵でしたね~、ロマン・デュリス♪

トムは、闇の不動産ブローカー、やくざな仕事をしていながらも
ピアニストの道を再び夢見る
ナイーブで、いつもピリピリしているトムだけど
母親の声が入ったテープを聴いているところなどは、
ちょっとマザコン?と思わせる
同じ仕事をする父親、全く正反対道を進んでいたピアニストの母親
トムは最後にはどちらの道を進むのだろうか。。
そして彼のイラつきは、どんな形で解消されるのか。。
終始張り詰めた緊張感もあって、引き込まれたなー

中でも、言葉が通じなくても、音楽を通じて心が触れ合えた
ミャオリンとのピアノレッスンのシーンが一番好き
上手く弾けないイラつき、少しずつ弾けるようになってきた時の
喜びがもの凄く伝わってくるし、トムの成長と共にピアノも
上達して行ったのかなー



上手く弾けずキレるトムに、通じない中国語で厳しく意見する
ミャオリン。彼女外見はおとなしそうだけど、きっと強い内面を
持っているんだろうなー
トムは彼女に魅かれない訳がないと思った
そのミャオリンが話す中国語に、字幕が無かったのも良かった
中国語がわからない私にも、彼女の訴えたい事は伝わって来たから
そしてレッスンの後に、2人でお茶を飲むシーンもイイー!!
そこに何の説明も無かったけれど、トムの唯一の癒しの時になって
行ったに違いないよね~

さらに2年後、はじめトムがピアニストになったかのように見えた
でも違っていたのだ。。。
そうさせなかったところが良かったのかもしれない
ピアニストになって成功していたら、ただのサクセスストーリーに
なってしまうから。。
トムはやっぱり父親の道をそのまま進んでいったのかなー

ラストで、父親を殺したと思われるミンストフをボコボコにしたけど
殺せなかったのは、ミャオリンの存在があったからだろうなぁ
切なかったけど、やっぱり愛だねー
とっても魅力ある作品でしたっ!!


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