映画@40歳の童貞男/THE 40 YEAR OLD VIRGIN

2007年01月10日 10時42分02秒 | 映画 や行
電気店で働くアンディは、フィギュア収集や
テレビゲームをこよなく愛するオタクな40歳の独身男

ある日、アンディは自分が童貞である事実を
仕事仲間3人組に知られてしまう
驚いた3人はどうにかしてアンディに初体験をさせようと
いろいろ世話を焼き始める
そんな中、アンディはネット競売の仕事をしている
トリシュという女性と知り合い、
ついに初デートに漕ぎ着けるのだったが。。


これ~、観たかった~!!待ってたDVD!!
下ネタありありで、かなり笑わせてもらったけど、
お下品じゃないところがよろしい!!
それに、そんなにオタクっぽくないよねー、アンディ
ポロシャツを愛用し、シャツはしっかりズボンの中っ!
とーっても誠実で、まじめな好青年って感じよ~
7:3に分けた髪型といい、どう見ても
女性にモテるタイプじゃないわけだ
そうね~、上司ならいいかもね、信頼できそうだ

そんなアンディをとりまく職場の悪友3人組が
彼の世話を焼くワケだけど、この愉快な3人がいいんだよねー
そして、アンディといい感じになっていく女性、トリシュ!
優しそうで大らかそうで、素敵な女性。好きな女優さんだな~
なので観ていて「どうかアンディをお願いします!」って
アンディの母になった気持ちよ~
そして、とうとうあのアンディがぁ!!

ストーリーは単純だけど、みんなとってもいい人ばかりで、
愛がいっぱいだよね、笑いもいっぱい!
なーんか、ホッとさせてもらえましたわっ!!


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映画@ユナイテッド93/UNITED 93

2006年08月22日 10時27分53秒 | 映画 や行
2001年9月11日、アメリカ国内の空港を飛び立った
旅客機4機が、ほぼ同時にハイジャックされる。
うち2機はワールド・トレード・センターに、
もう1機は国防総省ペンタゴンに激突炎上した。
しかし残る1機、乗客40人を乗せたユナイテッド航空93便は、
ターゲットに到達することなく、ペンシルヴェニア州に墜落した。

このユナイテッド航空93便に焦点を当て、
家族との電話で自らの運命を悟った乗客たちが乗る機内での様子や、
テロの事実に混乱しながらも被害を最小限に食い止めようと
奔走する地上の航空関係者たちの緊迫のやり取りを
極限の臨場感で描き出す


知りたい、そして着色はして欲しくない、そう思い観たのだけど
怖い、本当に怖い、衝撃的だった
予想はしていたけれど、これ程リアルだとは。。
約110分、一瞬たりとも緊張感が途切れる事なく、
最後までスクリーンに引き込まれ、足を踏ん張ってしまった

地上にいる航空関係者たちの混乱や絶望感を見ながら
何も知らずに93便に乗り込む乗客を見るのは、本当に辛かった
「93便をなんとか止めて~!、みんな乗らないで~」と
叫びたい気持ちでいっぱいになる
終盤のその機内のシーンでは、同乗しているような臨場感を体感し
地上にいる愛する人と最後になるであろう言葉を交わす乗客たちの姿
テロリストに立ち向かう乗客たちの勇気に涙は溢れるし
そして。。ラストの暗転の深い絶望感には、胸が痛み、しばらく呆然と
座っているしかないという感じだった。。

そして4人の若いテロリストの命も奪われてしまった。。
彼らの動揺も苦しかった。。この4人に対して怒りも感じず、
もって行き所のない、なんとも言い表せない気持ちで
映画館を後にしたけれど、
でも、テロによって罪のない人々の命を奪うなんて、絶対許せないし
こんな事がもう二度と起らないで欲しい、そう願うしかなかったな。。


機内でこんな事が起きていたとは。。と思うと同時に、
ここで取り上げられていない他の3機内では、
どのような事が起こっていたのか。。
パニックに陥り、何も出来ずに散って行ってしまったのか。。
さらに、地上の航空関係者側も、結局は成す術もなくというのも
現実なのでしょう。。
それに、すぐに撃墜が準備されたのも怖かった。。
そして93便では。。テロリストに抵抗して最後あそこまで行ったのに。。
結末はわかっていながら、生きて帰れるかもしれないと
希望が見えたかのよう思えたのに。。
しかし。。

この映画を作った方々、製作に協力された遺族の方々など
その勇気は素晴らしい
亡くなられた方々の為にも、誰もが知らなくてはいけない事だと思う
9.11の出来事は一生忘れられない事件、
真っ直ぐに受け止めたいこの映画、本当に観て良かった




http://www.united93.jp/top.html

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映画@やさしい嘘/SINCE OTAR LEFT

2006年07月04日 12時30分50秒 | 映画 や行
旧ソ連グルジアの首都トビリシに暮らす
エカおばあちゃんと母マリーナ、そして孫娘のアダ
生活は貧しく、女ばかりの家でささいな衝突も絶えない
エカおばあちゃんの何よりの楽しみは、
パリで働く一人息子オタールからの手紙
フランス語の得意なアダが、いつも手紙をエカに読んであげていた

しかしある日、オタールが事故死したとの悲しい知らせが届く。。
マリーナとアダはエカおばあちゃんを悲しませないため、
オタールのふりをして手紙を書き続ける
次第に様子がおかしいと心配になり始めたエカおばあちゃんは、
オタールに会うためパリ行きを決意するのだった

暗くなりそうなテーマ、映像も暗い。。
でも、気が滅入らない、中だるみもせず
嘘がばれたら、おばあちゃんどうなっちゃうんだろうと
いろいろ想像を巡らせているうちに、どんどんストーリーは展開していく
そう、嘘があったからこそ、家族の気持ちが通じ合えたって
ところもあったのかも
見入ってしまったなー!いい映画だったー♪

1人息子を愛するエカおばあちゃん。。
母親の苦しむ姿を見たくないと嘘をつくマリーナ
本当の事を話した方がいいと言う孫娘アダ
女性三世代、それぞれが個性で素晴らしいー!!

なんと言っても、エカおばあちゃん
おばあちゃんもフランスに憧れていたのかな?
孫娘同様、野心家なんだと思う、それに実はすごーい行動的!!
家族のいない間に、パリ行きの手配を全て済ませ
遊園地で、煙草を吸いながらひとり観覧車に乗る姿は
なかなかカッコイイ!!
弱々しいおばあちゃんでは、観ていて切なくなってしまう
おばあちゃん可愛そう。。と、思わせないのところがいい

85歳で女優デビューしたというエステル・ゴランタン
これにはびっくり、それまで普通の生活をしていたんだって!!
なんか勇気が出るね
この映画が2作目だそう、前作は「めざめ」絶対観なくちゃ!!




マリーナは、見た目恐そうなんだよね、
電気、水道の供給が一定していない事に、彼?に
不満は爆発するばかり、きっとたくさん苦労しているんだろうな



演じるのは、ニノ・ホマスリゼ
舞台女優なのだそうだけど、この方凄い!!目ヂカラにやられた
そして、後ろ姿がステキ~
年を重ねた女優の美しさが、この後姿から観てとれる感じ
凄い存在感ながら抑えた演技が素晴らしかった!!


そして孫娘アダ・ディナーラ・ドルカーロワ
自由の国フランスに憧れている、賢い女性
おばあちゃんに似てるのかな?はっきりとした若い子らしい感じ
おばあちゃん思いで、可愛かったな~




後半のパリでの3人がみどころだったかな
パリはやっぱりキラキラと輝く街、アダの瞳も輝いていたよねー
でもそこで、事情を聞いて全て悟ったエカおばあちゃん。。
悲しかっただろうし、怒りたかっただろうに。。
だけど、さすがエカおばあちゃん!
イキなセリフで誰の事も悲しませないのだ。。
「パリ見物にでも行こう」という言葉には、マリーナもアダも
観ているみんなが救われたと思う

そして、ホテルを後にする時のアダへの無言の目配せ!
その後のどんでん返し的な展開には、やられたー
ホロリとさせられましたわ~
アダはおばあちゃんの希望の星かな?彼女に夢を託したようで、
カッコイイラストでしたねー!!

エカおばあちゃん最高!!あんなおばあちゃん欲しいし、
いつかあんなおばあちゃんになりた~い


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映画@ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密

2006年03月20日 10時43分15秒 | 映画 や行
シッダは、ニューヨークの劇作家
母親ヴィヴィを「良い母でなかった」と語った言葉が記事になり、
二人は大喧嘩!すっかり意気消沈したヴィヴィを見て、
ヴィヴィの生涯の友、ヤァヤァ・シスターズが立ち上がる!
シッダをさらって故郷ルイジアナへと戻り、
彼女に1冊のスクラップブックを見せる
それは、40年以上にわたりヤァヤァズが記録してきた、
ヴィヴィたち4人組の歴史だった。

合言葉は『ヤァヤァ』
ヴィヴィと、8歳のときから生涯の友であり続けている3人の女性
お互いを知り尽くし、悲しみも喜びも分かち合った
思った事は気にせず何でも言い合い、自然体で付き合える仲間なのだ
そして、誰かに何か問題が起こったら、どこまでも駆けつけて行く!
本当に素晴らしいー!!
4人の掛け合いが、本当にオチャメで可愛い!!
子供の頃のまま。こんな風に年を取りたいな

母親のヴィヴィは、気まぐれで、常識はずれで周囲にいつも迷惑を掛ける
でも、美しくて陽気で、エネルギーとユーモアに満ちあふれた
凄~く魅力的で可愛い人でもあるのだ

シッダは、幼い頃からそんな母親に振り回され、傷ついていた
自分も母親のように家族を傷つけてしまうのではないか。。
シッダは恋人との結婚を延期したいと言い出してしまう。。
この二人、反発し合いながらも、さすが親子
実はとっても似ている所が面白い
母親と娘というのは、常にライバルでもあって、
どうも素直になれない、私にも思い当たる所が沢山ある。。

こんな様子をほっとけないのが、ヤァヤァ・シスターズ!!
彼女たちは、ちょっと手荒い手段も使ったけど愛情はいっぱい、
シッダは本当の母親を知り、大切なものも失わなかった

スクラップブックをシナリオにしての回想シーンの中で、
一番良かったのが、大勢で遊覧飛行機に乗りに行くシーン
勇気が無くて乗れなかったシッダを元気づけ、お金を都合し
シッダを飛行機に乗せる!
気風のいいヴィヴィがカッコ良かった!

こんな女性たちのパワーに押されながらも
いつもヴィヴィとシッダを、優しく見守り続ける父の存在も良かった!!

最後に二人が向き合うシーンにも、グッと来た
多くを語らなくても、お互い許し合い理解し合った
二人は喧嘩をしながらも、いつも心の中では一番思い合っていたし
いい関係に修復出来た二人、この辺はやっぱり親子だね

「ひとつ聞きたい事があるんだけど。。」
「。。。。」
「私太って見える?」
この質問はヴィヴィらしくて、可愛くて良かったなー!
違う質問を想像したもんね

ヤァヤァ・シスターズ、彼女たちのような人が近くにいてくれたら
心強いし、楽しいし、元気になりそう
またひとつ大好きな映画が増えたなー♪


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映画@夜になるまえに

2006年01月23日 11時49分38秒 | 映画 や行
キューバの亡命作家レイナルド・アレナスが
死の直前に綴った自伝的作品
主演のハビエル・バルデムがすごい!!

1943年、キューバの貧しい家に生まれ、
1990年に亡命先ニューヨークでエイズのために散った
小説家レイナルド・アレナス
極貧、革命、同性愛への目覚め、そして投獄の苦難の日々など、
壮絶な人生を綴った作品

当時キューバ・カストロ独裁政権下では、芸術家、しかも同性愛者である
アレナスは激しい迫害の対象となってしまっていた
投獄され、小説は没収され。。表現の自由なんてモノは無い。。
同性愛者、精神病患者、犯罪者はカストロ政権に反する者として
出国を許される時が来るが、その時アナレスは自分のパスポートの
名前を書き換え、出国をするのだけど、その後亡命先のアメリカで、
「自分には国籍がない、存在しない人間なんだ、でも書くんだ」
と話すアナレス、強い意志を感じたけど、どうにもならない
祖国に帰れない寂しさが伝わってきた。。

これ、「バスキア」のシュナーベル監督
(「バスキア」観てないけど)
監督さん自身が画家ということもあってか、
すぐれた才能を持つアナレスが、権力によって押さえつけられ、
が、どんな時にも書き続ける
常に天国と地獄を味わうアレナスの生き様を、
同じ芸術家として描きたかったのでしょうかね
映像が綺麗な事はもちろん、カメラワークっていうのかな、
映し方に訴えかけて来るものがある
そして、ドキュメンタリー風に映る映像に被さる音楽も
すごく良かった!!

気になっていたのは、ジョニー・デップの女装姿♪
実はこれを期待して観たのだけど。。
投獄された辛い日々を綴る中で、やっぱり観せてくれました!!
チョイ役っちゃー、チョイ役なんだけど
笑わせてくれましたねー!!やっぱり好きです♪

しかし何よりも、ハビエル・バルデム
この作品で、ヴェネチア映画祭の主演男優賞を受賞しているが
とにかく、素晴らしかった!!

原作も読んでみたくなった度


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