映画@嫌われ松子の一生

2006年06月08日 10時38分49秒 | 邦画
川尻松子は、お姫様みたいに幸せな人生に憧れていた
しかし、20代で教師をクビになり、家を飛び出して風俗嬢に
その上ヒモを殺害して刑務所へ送られるわの、壮絶な不幸の連続

ありえないぐらいの不幸に揉みくちゃにされながらも、誰かを愛し、
傷ついても、その人だけを信じて突き進む松子
そんな彼女はいつも幸せそう♪
最後まで夢見ることをやめなかった松子の、波乱万丈の人生


いやいや、想像以上に面白かったー!!
「下妻物語」以上のパワーでしたわー
よくぞここまでやった、中谷美紀ー!
歌にダンスに、あのヨリ目顔!!
あの顔は恥ずかしかったと思うよー、絶対



その松子の周りにはいつも花がある
ハッピーな気分な時には、松子の周りに花びらが飛んでる
カラフルな色彩にファンタジックなCG、ミュージカルのような
歌とダンスにのせて、救いようのない不幸な人生が
ものすごーく、明るく描かれている

松子が何度も言っていた

「なんで?」
ホントー、なんで、あんなに不幸な事ばかり?

ボロボロになって。。
「これで人生終わりだと思いました」
でもすぐに笑顔に戻る

なんて前向きっ!全然懲りない。。一瞬なんだよね、落ち込むのは
そしてまた次の恋をして、新たな松子へと、クルクル変わって行く
松子のそんなところが好きだなー♪



その松子が生きた当時を描いたレトロな感じがとてもイイ
次から次へと登場してくる、古の数々
デパートの屋上遊園地、太陽の塔のキーホルダー、夢の超特急
ユリ・ゲラーに、最後は光GENJIまでー!
更にイキナリ登場のTVドラマの片平なぎさ、そのセリフとストーリー、
また、木村カエラやAIの歌とストーリーが合わさっていたりの演出も
とっても好きですっ♪

松子が不幸になるきっかけ、そう、あの時の
「とりあえずこの場をなんとか切り抜けたい」という
気持ちにしろ、ひとりぼっちじゃなければいい。。みたいな所も
最後、ひとりで好き勝手に暮らしたくなったあの生活も
映画では極端に描かれているけれど、なんだかありえそう。。
なんて思えちゃったなー
松子が自分で選択して行った道、そこからどう転ぶかも自分次第
警察のご厄介になるような事は、絶対にイケナイですけどね
最後は、やっと家族の許に戻れたのかなー
切なかったね。。それにあの最期はやるせない。。

みどころは豪華な出演者にも!!
柄本明、瑛太、柴咲コウ、、香川照之、武田真治、宮藤官九郎、
劇団ひとりなどなど、個性的な顔ぶればかり
こちらも見応えありましたねっ!!

「まぁげてぇ~、のばしてぇ~♪」の曲に合わせて出演者が
登場するエンディングが凄く良かった!!
あの歌が、まだ、頭の中でリピートしてるよぉ

中谷美紀は監督から『殺してやる』『おろしてやる』
『何度やっても同じじゃねえか』『女優やめろ』などと
言われ続け、寝ずに撮ったりしたそうだよね
でもその結果、こんなに面白い映画が出来上がって、
最初から最後まで飽きる事無く、楽しませて貰って本当に嬉しい!!
よくここまで盛り込んだモンだと、感動してしまいましたねー
笑えるし、泣けるし、本当に楽しめる映画でしたっ!!


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