映画@ラスベガスをやっつけろ/FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS

2006年06月19日 11時22分32秒 | 映画 ら行
1971年。ジャーナリストのラウル・デュークと
サモア人弁護士ドクター・ゴンゾーは、
ラスヴェガスで開催される野外レースを取材するため、
真っ赤なスポーツ・カーで旅立った。

大麻・コカイン・LSD・メスカリン。。
めいっぱいドラッグを詰め込んで出発したふたりは、夢うつつ
超一流ホテルのスウィートルームに宿泊したものの、
レース取材もそっちのけで早朝からドラッグ三昧

まさに白日夢のような時間が過ぎる中、
デュークは自分たちは失われたアメリカの夢を
追い求めているのだとタイプライターを打ち続けた
そして、めちゃくちゃにした部屋を残し
夢のヴェガスを後にするのだった

これは、凄い!!観ている方もクラクラしてくる映像
ジョニー・ディップとベニチオ・デル・トロ、最高!!上手すぎ!!
圧倒されっぱなしでしたわー

サファリルックに身を包むジョニー・デップ
帽子を取ったらクギヅケだよねー!!
あまりのキュートなヘアスタイルにっ!!
しかしハゲズラにしては自然すぎる。。地?えぇ~まさか!!
と思いを巡らせながら観ていたら
なんとこのために、髪を大量に抜いたって。。凄すぎ!!
でも観ている間に、あまり違和感がなくなってくるんだよね
とっても可愛らしく観えてくる、もう~大好きですっ♪

原作者、ハンター・S・トンプソン、
この方、アウトローな取材スタイルと破天荒なキャラクターで、
名を馳せていた作家なのだそうで。。
そして、主役のデューク演じるジョニー・デップは、
このデュークのモデルであるトンプソンと数ヶ月一緒に過ごし、
歩き方や身振りをコピーしたらしいけど
ラリった時の歩き方ったら、笑えたなー
あのステキなジョニー・デップがあんな姿でぇ。。って感じ
映画の中で、ドラッグに溺れるジャーナリストが
原作者トンプソン自身、その実体験に基づいているっていうのだから、
それもびっくり、ドラッグをやっている時ってあんな風に見えるんだー
怖い。。壊れます、絶対にっ!!

更に、共演のゴンゾー役ベニチオ・デル・トロもぉー!!
目を疑ったよっ、あのでっぷりした太鼓腹!!
特殊メイクみたいなもの?いやいやどう見ても、本物!
終始目線はお腹に行ってしまった訳だけど、
お腹が出てても、変なカーリーヘアでも、いいんですっ!!
インチキっぽいところもめちゃくちゃいいんです!!
で、やっぱりこの方もこの役のために、20キロ近く体重を増やしたそう
とにかく2人がシュール♪

この映画で描かれているのは、1971年代
ニクソン大統領やベトナム戦争が、劇中TVの中で映し出されていた
アメリカの最低の年と言われたという、その時代背景なんて
実は全然わからなくて。。ストーリーもあるような無いような。。
でも70年代のサイケな雰囲気、狂気な2人が見ている幻覚が
凄い映像になって描かれているのを観るだけでも、
充分この映画楽しめる、観る価値あり

でも、これだけドラッグに溺れて、めちゃくちゃな事をやってても、
観ていて、嫌じゃないし、壊れてないし痛くない
2人のキャラもお陰ってところもあるけれど、
ジャーナリストとしての誇りを持っていたんだと思う
ただ、この映画同様ジャーナリストとしても、
型破りな事は確かだろうけどねぇ

こちらまで目の前が歪んできそうな映画だったけど、
ジョニー・デップにベニチオ・デル・トロ、
なりきった2人がこれだけ観られて、それだけで嬉しいかぎり♪
そして、キャメロン・ディアスにクリスティナ・リッチなどなど
思いがけず観られた出演者も良かったー♪

彼らのアメリカンドリームとは何だったんだろう。。。
また観たいですっ!!




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