映画@フーリガン/GREEN STREET HOOLIGANS

2006年06月21日 11時41分39秒 | 映画 は行
友人に罪を着せられて卒業間近のハーバード大学を
退学処分となってしまったアメリカ人青年マット
傷心の彼は、姉シャノンを頼って彼女の暮らすロンドンへと渡る
マットはそこでシャノンの義弟ピートと出会う

彼は、サッカーチーム“ウェストハム・ユナイテッド”の
熱狂的サポーターであり、ファームと呼ばれる
フーリガン集団の一つ“GSE(Green Street Elite)”の
カリスマ・リーダーだった
ピートに誘われ観戦した試合の後、他チームのファームとの
抗争に巻き込まれたマットだったが
この時、かつて味わったことのない興奮を覚えるのだった。
やがてピートに認められ、GSEに迎え入れられたマットは、
次第に危険な暴力の魅力に取り憑かれていく




人生に挫折しイギリスを訪れたアメリカ人青年が、
名門サッカーチームの熱狂的なサポーターたちとの交流を通して、
真の強さに目覚めていくという青春ストーリー

ライバルチームのサポーターたちと殴り合う、フーリガン
熱狂的すぎた、クレイジーなサポーターでしょ、
で、サッカーはちゃんと見てるのぉ?なんて悪いイメージしかないよね
でも、この中のピートもそうだけど、昼間は真面目に仕事をしている
彼らは夜になるとパブに集まって、肩を組んで、飲んで、歌う!
フーリガンとして、互いの士気を高め合う集まりなんだけど、
チーム、サッカーへの思いは、もの凄くアツイのだ!!

イギリスのサッカーの歴史と同じく、フーリガンの歴史も古い
彼らは、にわかサッカーファンじゃないんだよね、筋金入りなんだよ
そして、ファームの伝統なんかもある訳だ
確かに問題は多いけど、彼らは、数あるフーリガンのファームの
頂点に立つという目的とプライドを持ち、争っているんだよね
それに、仲間に対する思いやりなんか見ていると、
決して悪いとこばかりでもなさそうに思えてくる
孤独なマットが魅せられてしまったのもわかるな~
サッカーの技術が並じゃない普通の小学生が描かれていたけど
それだけ見ても、子供の頃からサッカーが身近にあったんだって事
納得出来るよねー

これで、フーリガンに対して、ちょっとだけ見方は変わったけど、
彼らは結局暴力を振るいに行くようなもんだからねー
ピートの兄も元フーリガン、彼も暴力の魅力にとりつかれていたし
その辺りはやっぱり理解出来ないなー、暴力はんたーい!!

まっ、フーリガンの事はおいとくとして、
この映画、学校では教えてくれない凄い勉強をして来たっていう
マットの青春の1ページだったんだよね。。
彼の成長と暴力の無意味さは、マットが自分をはめた大学時代の友人に
会いに行ったラストのシーンに描かれていたんだと思う
マットは暴力ではない方法でヤツを追い詰めたよね、
あれは気分が良かった!!


その、サッカーの魅力にとりつかれ、暴力に魅せられるマット
演じるイライジャ・ウッド
初めは情けなかったけど、だんだんキリっとした顔に変わっていく、
上手いよねー、良かったなー



新境地って言うんでしょうか、これを機にまた新たな役柄で
出演してくれるといいなー、絶対イイ!!


大注目はこの方♪チャーリー・ハナム、
めちゃくちゃカッコイイですっ!!



マットや仲間たち、そして家族を本当に大切にした
フーリガンのリーダー、ピート
男気あるよねー!!彼には泣かされたなー
歩き方がちょっとばかしチンピラ風だけど。。
ジーンズにジャージに、イギリスブランドのファッションが
お洒落なのも見所かな♪
これからもどんどん出演して欲しいですっ!!


さらに!!レクシー・アレキサンダー監督、
女性の監督というのが以外だった



元スタントウーマンだそうで、とても美しい方
ドイツ出身の監督は、地元チームの熱狂的なサポーター
だと言うのだから、まさにタイムリーな映画を撮られたのですねー

中には暴力シーンも多くて痛いけど、パワーのある映画だと思う
私には応援するチームはないけれど、この映画で
ほんの少し、サポーター気分を味わえた気がするなー
ストーリーはとても分かり易いので、
サッカーに疎い私でも、充分楽しめましたよっ!!

「仲間が自分に何をしてくれるのではなく、
自分が仲間に何をしてあげられるのかなんだ」
なんて、ラストのちょっとツキナミなセリフも心に響きます♪


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