映画@プルートで朝食を/BREAKFAST ON PLUTO

2006年06月16日 11時47分19秒 | 映画 は行
アイルランドの小さな町に生まれたパトリック
生みの親は彼を教会の前に置き去りにして消えた
パトリックは近所の家の養子として育てられた
幼い頃から綺麗なドレスやお化粧に興味を示し、
周囲からは“変わり者”のレッテルを貼られるパトリック

やがて自らを“キトゥン”と名乗り、美しい青年へと成長した彼は、
町を飛び出し、実の母を探して大都会ロンドンへと向かうのだった
しかし、ロンドンでは、恋人には裏切られ、
変質者には殺されかけ、警察にはテロの犯人と間違われ、
あげくの果てにはストリッパーに。。。

母を探して三千里ってところでしょうかねー
悲惨な目に遭いながらも、全くそうは思わせない
ひたむきで優しくて、自分をしっかり持ち続ける
魅力的な人間性に心惹かれてしまいましたわぁ。。
そして、怒りが全く描かれていない、自分を捨てた母親
自分を認めなかった父親、さらにこの時代や大人に対して。。
母親に会うために、とにかく真っ直ぐに進んだキトゥン

でも、甘い言葉に付いて行っちゃうキトゥン。。
心配でしたねー、ほらやっぱり罠がぁー
でも、めげない

 瞳が綺麗~♪

人の目を気にして生きたくない、
「真剣」とか「おまえの領域じゃない」という言葉を嫌うキトゥン
その、力の入ってない生き方が好きだな
母親探しの旅は切ない事が多かったけれど、
「不思議、母親を探していたら、父親がみつかった」という
キトゥンのセリフがステキだったし、
父親も彼(彼女?)を愛していたんだと認め、やっと居場所が見つかって、
本当に嬉しかった!!


そして、キトゥンを支える幼い頃からの友人たち
本当に心を許しあえた、彼らとの交流も良かったな~



政治のために2人の友人を亡くしてしまったけれど
1人で子供を産む、チャーリーとの最後まで続く深い友情には
泣けたー。。


70年代のロンドンのファッション、音楽が凄く良くて
とてもお洒落な感じ♪
キリアン・マーフィーがカッコイイんですっ!!
バッドマンビギンズは、残念ながら観てないんだけど、
写真で見た感じ、やっぱりとてもステキでしたー♪
あのクールなお顔は、化粧をしてもあまり変わってないですねっ



最初と最後に飛んで来る、可愛い出演者
2匹のコマドリの会話が微笑ましい
おとぎ話のような雰囲気で、凄くいいアクセントになっていた

それに「プルート(冥王星)で朝食を」というタイトルも
なんて、ロマンチックなんでしょうねー♪
心優しくなれる、素敵な映画でした!!


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