里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

念願の立山黒部アルペンルート!

2016年04月25日 01時19分27秒 | 大阪での日々
松本の桜を見に行ったシリーズが、まだちょこっと残っているのですが、(^^;) 先にこっちをと思ったものの、やゃ、1週間もかかってしまいました…。やっとこさの更新です。(^^;)
16日、地元紙『市民タイムス』のツアーから、念願の『立山黒部アルペンルート』に出掛けて来ました…!
上高地で働いていた時は、この時期はもう上高地に上がって、オープン準備に忙しい頃でしたので、『雪の大谷ウォーク!』って云われてもねぇ…、って感じでした。(^^;)
なので、市民タイムスでツアーの募集を知って、その日の仕事が連休になっているとわかった時には、なんて巡り合わせ! 行かなきゃ! で、即決。
前職の同僚の友人を誘って、申し込みました。(^^;)

前日の15日、仕事が終わって、大阪梅田で、長年の飲み友だちのHちゃんと待ち合わせ。
韓国料理のお店で、時間まで話をして、バスの出発を見送りまでしてもらいました…!

夜行バスは通常通り運行し、予定より少し早く松本バスターミナルに着いてくれたので、何だか幸先いい気分!
その日の泊まりの『ニューステーションホテル』で服を着替え、荷物を預けて、待ち合わせ場所のアルプス口に向かったのですが、それでも集合時間の7時5分よりかなり早かったので、中央コンコースの途中で、常念岳を眺めたりしていたのです…。(^^;)
(はい、ご想像通りの言い訳です…。)
階段を下りていく間に、何だか携帯がなったような…。アルプス口の向こう側で、観光バスの前から私をそわそわ見ている男性がいるような…。
あれぇ…、何だかイヤな雰囲気…。(^^;)
でも、時間はまだ7時前なんだけど…。と思いながらバスに着くと、「○○さんですよね!」「はい…。」
「はい、ではこれで揃いましたので、出発します!」
「え!? (私、遅れて来たの?)」

席に着くと、アルプス口の前の集合場所の市民タイムス駐車場から乗って来ているはずの友人が乗ってないではないですか? あれ? どうしたのかなぁ?
と思っていると、次の集合場所が市民タイムスの駐車場だっていうじゃないですか!
あれ? 行程が変わってる?   はい、その通りでした。(^^;)
友人も駐車場の場所を間違えてちょっと遅れてしまったりして、ちょっと私たち要注意グループになっちゃった感じで、緊張の出発となりました。 (^^;)

その後何箇所かの集合場所で参加者を拾い、バスは扇沢の駅へ。
でも、予定通りに着きました。安全運転しながらも時間を縮めて下さった運転手さん、ありがとう! ナンテネ。ホッとしました。

で、この添乗員さんはもうこのツアーを何回も催行されているので、要領を得ていて、トロリーバスに乗る時も、「混みますから、トイレは1階ではなく、2階のトイレを使って、すぐ並べるようにしておいて下さい!」と云って下さり、団体行動の私たちがはぐれないように誘導して下さいました。
私と友人は、今度何かで遅れることがあってはいけないと、しっかり聞き耳を立てて、いの一番に動く感じで。
グループの皆さん同士、顔を覚えるのも早かったです! (^^;)


で、ようやく写真の登場! 扇沢の駅、切符売り場の前です。
9時半出発のトロリーバスに乗るのに、9時5分頃から待っています。
というより、9時発の団体さんの出発前から、横で並んでいたので、もっと待っています。(^^;)
クラブツーリズムや読売旅行、その他いろいろな団体がありましたが、その9割方が中国をはじめとする、アジア方面からの観光客。
ここは日本か? と疑いたくなるくらいの中国語の飛び交い方でした…。(^^;)


トロリーバスの切符。この後の切符は全て団体用になるけれど、ここだけは個別にくれるのだそう…。これで何人が入山したかがわかるんですって。 そういったことを改札の係りの方と話しながら、時間待ち…。
その間にもどんどん後ろに列は長く延びて行くのでした。 この人たち、みんな乗るのかしら? 
とにかくこのアルペンルート、並ぶ、待つ、歩く、階段の繰り返し!
日頃の運動不足を深く後悔…。(^^;)


いよいよ、トロリーバスに乗車。 『くろにょん』が入り口でお出迎え。
私たちは、一番最初に並んでいたので、ここではしっかり座れました。(^^;)
立って乗せないかなぁと思っていたら、どんどん乗せて…、満員電車並みになって、出発!
とにかく、9時半発のチケットを持っている人は、全員乗せるってことです。(^^;)

約20分で『黒部ダム駅』に到着。
220段もある長い長い階段を上って、途中で『黒部の太陽』で有名な、破砕帯からの湧き水を力水にして、さらに階段を上って、着いたのが『ダム展望台休憩所』。
ここでカメラマンが写真を撮ってくれました。その方が撮った写真は買わずしまいで、ごめんなさい。(^^;)


高い位置から、黒部ダムを見下ろしています。 高所恐怖症の私は、柵があっても、ちと怖い。
だいぶ治って来たとは云え、怖々、柵に近づいて撮っています。 寄りかかれません。(^^;)
まだ、放水は行われていません。 雪解けが終わって、6月の中旬からだったと思います。


カメラで撮ると、山々もダムも全て入るのですが、タブレットだと入らなくて、分けて撮りました。(^^;)


さらに、ダムの堰堤を見下ろすと、開通式が行われていました。
でも、その前に堰堤を歩く方がいらっしゃるので、今行われたのか不明ですが、とにかく、その下の方に見えるところまで下りて行かなければいけません…。(^^;)
基本的に、コンクリートの壁に貼り付けるようにして付いている鉄骨の階段って、好きではありません。 
そんなに幅があるわけでなく、誰かが途中で写真を撮っていようものなら、避けて手すり側を歩くなんて怖いこと、やりたくない…!
でも、下りて行って、対岸のトンネルの入り口で集合なんだもん。(^^;) 下りなくちゃ。
どうして中国の方って、ポーズをとって写真に写りたがるんだろ! いいけど、さ。
なんて、ぶつくさ云いながら、怖々避けながら、下りたのでした。


錦の旗とくす玉。


くす玉の下には、鏡開きのこも樽。(^^;) きっと日本酒好きにはたまらないこの日。
たくさんの手が伸びて、結構少なくなっていました。


くす玉アップ! 祝 全線開通。です。

で、いました!

くろにょん! 
最初、他の方と記念撮影に応じていて、終わって、私が撮ろうとしているのに気づかず、横向いて隣の人に話しかけようとしたのですが、私が、大きい声で「くろにょーーーん!」って叫んだものだから、私の大声に、他の係りの方も気づいて、くろにょんに声を掛けて下さったこともあって、はい!このポーズ!
アルプちゃんも可愛いけれど、くろにょんもかなり可愛い。(^^;)


堰堤の中央! ここから下を見る勇気はありませんが、一応、真ん中にいるって記念に!

ところで、昔々、中学生の頃、校外学習で確か来たことがありました。
その時、この黒部ダムの堰堤の端に、難工事で亡くなった方々の慰霊碑があった記憶があるのですが、今回、見ることが出来ませんでした。
堰堤の端々を隈無く探したつもりでしたが、雪に隠れていたのでしょうか…。
つるはしを持った作業員の方々の像があまりにもリアルで、171名の殉職者や難工事に携わった方々の苦労を聞いて、涙が止まらず、友人たちに笑われたことを今でも覚えています。 それ以来の黒部ダムです!
※カメラで撮っていた中に、ありました。雪崩とかから守るためか、小屋のような囲いで覆われていたので、気づけなかったのでした。ちょっと残念。(^^;)

トンネル前に集合して、しばらく歩くと、

『黒部湖駅』に到着。ここでも長く待ちます。(^^;)
実はこの駅の看板をくぐって、改札を抜けて、ケーブルカー乗り場のプラットホームになっている階段が現れます。 発車まで30分位は待ったでしょうか。
でも、このケーブルカーでも運良く座れました。 都会のラッシュアワー並みの満員となり、ビックリ! 向かい合って座る席には、中国人のご夫婦が座られました。


『黒部平駅』に到着。 
ここでどの団体さんも、大観望を背に集合写真を撮ります。 日本人も海外の方も…。
次に乗るロープウェイの出発まで、写真を撮った後は自由行動。20分位だったでしょうか。 私は今回はお土産を買う予定はなかったし、これからの行程も長いので、ここでの買い物は皆無。 
皆さんを待っていると、本当に偶然にも、以前上高地で一緒に働いた方とすれ違いました。(^^;)
相手は気づかなかったようでしたし、私もすれ違ってから、あっと気づいたので、声かけ出来ず、残念でした。 でも、元気そうで何より。制服が似合っていました。(^^;)

ところで切符売り場のここで気づいたのですが、『立山黒部貫光(株)』となっています。 貫いた光!の会社なのですね!

怖かったものの、大きなロープウェイの真ん中に乗り、外を見ずに、到着。(^^;)

大観望からの眺めです。 ちょっと薄曇りになっていて、コントラストがイマイチだけど、この景色、前からあこがれでした。
もう少し季節が進むと、テラスが広くなり、売店なども開いてにぎやかになるようですが、まだ全線開通の日。雪がたくさんで、すぐに人でいっぱいになりました。


アルペンルートのルート案内。 ちょうど添乗員さんの掲げていた旗が写ってくれました。
私たち、『市民タイムス』のツアーに参加中でーーす!
大観望では10分位しか時間がなかったけれど、良しとして、いよいよメインイベントのある室堂に向かってトロリーバスに乗るために、待っています。(^^;)

今回のバスでは座れず、満員のバスに乗って約15分、『室堂』に到着!
まずは、みんなで一緒に昼食。『ホテル立山』で戴きました。

左上のかごの中は、白エビの唐揚げ、時計回りに、煮物。白エビのお刺身!
富山らしく白エビの昆布〆、白身魚のお刺身、ホタルイカ。 唐揚げにもとろろ昆布がかかっていました。とっても美味しく戴きました!


名物『さらさら汁』。 お鍋で温められて、それぞれのお椀に注いで戴きます。
あっさりして美味しかったです。
あとで調べたら、佐々成政の針ノ木越えに由来があるのだとか…。
また、ネットで見ると、このランクの食事で、1人2,750円位の団体用食事でした。
他の団体の方とは違う部屋で頂けたので、とっても静かで、ホッとしました。(^^;)

ここでは40分程の自由時間が取られていて、念願の『雪の大谷ウォーク』!
強い照り返しに、サングラスがないと眼がおかしくなります。(^^;)

室堂の建物を出て、ターミナルを横切って雪の大谷へ。 この辺りはまだまだ低めの壁です。


最高地点の看板 普段なら15~16mあるそうですが、今年は雪が少なく13mでした。(^^;)
それでも、初めて実際に見る雪の壁に、かなり感激しています!


美女平行きバスが通ります。 自分の立っている場所が最高地点のため、もう少し高さが分かる位置に移動することに。(^^;)


帰って来たバス。 交互通行中。 奥の方に見えるオレンジ色の看板が最高地点。
やっぱり高いですね。 
そのオレンジの延長線上に真上に雪面を人が登って行くのが、小さく見えます。(見えますか?)
黒い小さな点です…。(^^;) この時、時間は14:20。 私たちが15時発のバス(実際には少し遅れて出発…。)に乗って出発を待っていた時、山の稜線の上からちょうど滑って下りて来られるスキーヤーがいました。 誰も滑っていない斜面に残る自分だけのシュプール!
きっとこの点の方だと思うけど、きっと滑り降りて写真を撮ってられるかなぁと思いながら、見とれていました。(^^;)


で、時間は戻って、14:23。 集合時間は14:45。 
室堂へ向かって、雪の回廊の道を歩いています。
集合時間ギリギリで結構焦っているんだけど、雪に足が取られて、全然進まないっ!
正面の山が、立山です。 建物が室堂…。 遠い…。

でも何とかギリギリに着きました。(^^;)

室堂にある郵便局。オープンは5月1日のようです。


高原バスで(補助席を使って、全員着座! 上高地と一緒で、立たなくて良かった!)美女平駅まで行きます。ここでも約20分位待ちました。
この辺りではもうツアーの方々とはすっかり仲良くなり、いろいろ話しながら待つのですが、でも私も含めて、皆さんヘトヘトで。(^^;) 本当はもうちょっとでも立っていたくない!って感じです。(^^;)


15時より少し遅れて、出発!
途中、雪の大谷辺りでは、私もそうしたように、皆さんが盛んにバスと一緒の写真を撮ってられました。走り出して、約15分位した時の景色です。
もう少し標高が下がると、ブナ林が広がり、ぐねぐね道を下りて行くのですが、途中で『称名滝』(落差日本一なんだとか。)が見えるカーブでは、一旦停まっても下さり、みんな感激の乗車になりました。


ようやく『美女平駅』に到着。でも、もうバテバテで、最後のケーブルカーで立山駅に向かうまでにまたここでも時間待ちなのですが、もう皆さんお土産を選ぶ元気もなく、駅の外のベンチでヘタリ込む感じです。
私たちも座りたかったのですが、もう場所がなく、しょうがないので時間まで少し離れた林の中のベンチまで座りに来たところです。(^^;)
杉木立に囲まれた静かなところで、友人と時間までゆっくりとこの1日のツアーを振り返っていました…。

ケーブルカーは席の争奪戦があったようで、ドアが開ききる前に手をドアに触れていたからか、挟んで抜けなくなった方がいて、ちょっとトラブルになりました。 最後の最後に怪我をするなんて、残念…。
でも、そうでもしないと超満員の電車、いくら乗っている時間が短いとは云え、分からないでもありません。(^^;)
立山の駅に着くと、朝の貸切バスの運転手さんが首を長ーーく長くして待っていて下さり、手を振って走り寄る感じとまでなりました。(^^;)

とにかく、私たちのツアーの中には怪我をされた方もなく、無事それぞれの乗車した地点に送り届けられ、旅行を終えました。
ご一緒した方で、偶然この私の更新をご覧になられていたら、ですが。
この日1日、お世話になりました。 とても楽しく過ごせたことに、感謝、感謝です!

最後に、この市民タイムスのツアーですが、旅行保険500円を加えて、19,200円でした。
日帰りでこの金額は高いかなぁと思ったのですが、この全線開通日の混雑時に、行って来れたのでとっても良かったと思っています。
個人で行ったとして、松本から信濃大町まで往復で、1,340円。信濃大町から室堂までの往復で11,550円。お昼にダムカレーを戴いたとして、約14,000円位ってことでしょうか。
5,000円の差額が、高いか安いかは個人の価値判断だけど、添乗員さん、運転手さん、同行の参加の方々にも恵まれ、特に一緒に行ってくれた友人にも恵まれて、大満足の旅行でした。
Nさん、皆さん、ありがとうございましたぁーーーーーーー! 楽しかったぁ!


そして、最後の最後に、久し振りの長い長い更新の記事(上高地の時は時々あったけど)、最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

あー、これだけ書くのに1週間もかかっちゃいました…。(^^;)