里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

1日中、雨が降り続きました…。

2014年03月20日 23時49分23秒 | 松本での生活の中で
今日は、ずーっと雨の1日でした。
朝、暖かかったので、ストーブを使うこともなく、用意をして車に飛び乗り、会社へ!
でもでも、勤務先は標高1050mの山の中…。 何だか結構寒い1日でした。

こんな日は、先週の14日に会社のお客様用玄関の前までやって来た小鹿が気にかかります。
この子は、14日の朝以来、何度も同じ場所にやって来て、少しずつ芽吹き始めた草を、
根っこから掘り起こして食べていました。


よくよく見ると、お尻の辺りの痩せ細りが気になります。
近くに親鹿の姿はなく、独りで林の中を歩き、独りで餌を探し、そしてまた山の中に帰って行きます。
私たちが何も危害を加えないと分かったのか、チェックアウトの1時間ほど前からやって来て、
お客様の絶好の被写体になっていました。
もちろん、食べることに専念していただけなんですけど…。

私の勤務先のある東山の辺りは、日本鹿が多く、食害が大きな問題になっています。
鹿たちの影響で、高山植物も壊滅状態と聞きます。 残念なことです…。
ニッコウキスゲもマツムシソウも群生が見られたのは昔の話となってしまったようです。

でも、今日のように寒くて雨が降り続く日には、どうしているんだろうと、ふと、思ってしまいます。
寄り添って暖めてくれる親鹿がいないことは、この子にとってとても辛いことですよね…。
辛いとか、心細いとか、鹿にそういう感覚があるかどうか、人間の私には分からないけれど、
こんな日には、そんな感覚がなければいいなぁと思ったりします。


早く雪が消えて、暖かい春が来ますように…。
雨の後、また、この子が玄関近くに来てくれますように…。



ところで、23時前にようやく仕事を終えて山から下りて来たのですが、濃霧で、超怖かったです!!
2、3m先もなかなか見えない…。 ガードレールを見ながらの運転で、コ・ワ・イ…。
山の中なので、いつ角が立派な牡鹿が目の前に現われても分からないくらいの濃霧なのですよ。
タヌキもしょっちゅうピューっと出て来たりしますから、20kmくらいの超ノロノロ運転!

あ、もっとも、里まで下りて来たら、濃霧は解消されましたけどね…。^^;