←2/5の天気です!
研修は5日の金曜日の朝9時から始まりました。
私は車がないので、松本駅を8時過ぎに出る大糸線で『穂高』駅まで行き、後はタクシーで向かいました。
タクシーの運転手がかなりのお年寄りで、乗る時に嫌な予感はしたものの、先頭だったその車に乗るしかなく、
乗り込んだわけなのですが、予感は的中…
40kmの制限速度の道を(ある意味当然なのですが…)40kmで走る車に、になってしまいました…
「急いで欲しい…」と伝えると、アクセルを踏まれてもの凄い音がするものの、車は一向にスピードをあげない…、
たぶん普通に行けば10分かからないと思っていた私は、ギリギリに研修所についてしまい、アタフタ。
おじいさんのせいではなく、私がもう1本早めの電車に乗らなかったのがいけなかったので…。
受付を済ませて9時から始まる研修室に飛び込むと、もう大方の方は揃っていて、キマヅイ気分でした…。
でも、知り合いの顔を見つけ、ちょっとホッとしたりして研修は始まりました。
『アイスブレイク』って言葉をご存知ですか
全く知らない人やそんなに親しくはなかった者同士が集まって何かを始める時に、その緊張を解き解すために
行なわれる簡単なゲームのことを云うのですが、指導者を目指す人たちが集まっていることとはいえ、
かなり効果的なんだなぁと身を持って知った、と感動しました
特に、日頃ジャンケンがからっきし弱い私が、じゃんけんに勝ち進んでしまい、何と1番勝ってしまって、
12時までの王女様の待遇をもらったり。
まず午前中は、概論と安全管理を学んだ後、昼食を取って、午後の野外実習に出かけました。
『アイスブレイク』のお蔭で、もうたった3時間くらいで18人の研修生は旧知の仲のようになっていました。
ホントに不思議ですよね。
穂高有明の研修所から何台かの車に相乗りして、大町の『平』地域にある『千年の森』と云うツリーハウスの
点在する森に行きました。
少し雪が降り始め(これはその後2日間降り続き、長野県北部に大雪警報が出される程になるのですが…)、
不安になりながらの到着でした。
さ、ここからがタイトルにある『和かんじき』の話になります。
トップの写真は、私自身のかんじき姿です。(顔はお見せ出来る代物ではないので、足元だけです…)
最近のスノーシューハイキングの定着によって、スノーシューを履いたことがある方は多いと思います。
私自身も何回か履いて歩き回ったことがありました。
今回、スノーシューと和かんじきがあって、選択が出来ると云うことでしたので、迷うことなく
『和かんじき』を選びました。 こんな機会がなければ、きっと履くことはないと思ったからなんです
だって履き方さえも知らなかったんですから…
でも、(下の写真で紹介しますが)先生が片方だけ紐の結び方を教えて下さり、もう片方を自分で結ぶと
足にしっかりかんじきは固定され、私はもうその軽さと歩きやすさに感動してしまったのでした
特に、かんじきは綿半で約2000円くらいで販売されていると聞き、もうあれほど欲しかったスノーシューは
私の頭の中から抹殺されてしまった感じでした。
スノーシューにはスノーシューの良さがあるのですが、安さと軽さで群を抜いていると思います
『千年の森自然学校』のリーダーが、山用のかんじきの説明して下さっています。
見るからに凄いストッパーがついていて、これならどこを歩いたって平気って感じですね。
高瀬川を渡って『千年の森』へ入ります。
雪が結構降って来て、橋の上は吹きっさらしで超寒かったです
和かんじきはとっても歩きやすくて、感激、感激でした
カモシカや、タヌキやりすなどの足跡を見ながらしばらく歩くと、たくさんのツリーハウスが現われ、
この千年の森の別の顔を見せてもらいました。
夏になると若いファミリーがツリーハウス作りに通って来るそうですが、
こんな森に家を作るお父さんを見れる子どもは幸せですねぇ
ツリーハウスが集まる中にクラブハウスみたいなのがあって、そこで暖を取りました。
ここまでは、静かなツアーでしたが、
ここから担当者が替わり、雪の中を走り回るハードツアーの開始となりました
オレンジ色の方がリーダーなのですが、まずはストレッチ 楽しく身体を動かします。
話し方や何を説明するかなど、全部勉強なので、楽しんでばかりもいられないのですが、
プロから直接学べるところが本当にためになります
まず、45~50度くらいの崖みたいなところを飛び降りるところから始まったのですが、
当然写真はありません… みんな最初は怖々だったんですが、誰かが飛び降りるとどんどん
でも、私は他の女性の方と一緒に、崖の端っこの方の傾斜の緩いところで、お尻滑りで降りました。
これは、スノーシューとかんじき対抗で、急な斜面を登る競争です。
私は登ったらきっと降りて来れなくなると思ったので、下からこうして写真を撮るだけにしました
最初は2対2くらいの対決だったのですが、始まったら、参加者がどんどん増えてこんなになっちゃいました
アッと云う間に、上の方に行ってしまいました。 結局、雪が固かったこともあって、かんじきが勝ちました
その後、私もだいぶ高さに慣れて、結構な斜面でも立って降りることが出来るようになりました。
ちょっとくらいこけても全然痛くなかったし、木株があるかないかの指導もちゃんとされたので安心でした
こういう安全管理も今回は勉強の一つでした。
あと、遠くの方にカモシカが親子でいるのを発見
(雪に残る足跡がだんだんくっきりしていたので、もしやとは思っていたのですが…)
カモシカがいた付近に来ると、やっぱり食べ痕がありました。
雪の中でも頑張って生き抜いているようでした。
雪原に出て来ました。
森の中を歩き回るのが楽しくて、もう戻らなきゃいけなくなるのが残念でした。 子どもみたい…
雪の中にズボッと落ちて、なかなか足が抜けなくて、大声で笑ったり、本当に楽しい時間でした
この後研修は2泊3日行なわれ、参加者の異様とも云える一体感で、大成功の内に終了しました…。
中央のかんじきの跡が、私のです。
『和かんじき』って本当に凄いって思いました。
日本に昔からあって伝わって来た物には、それなりの理由があるのです
大町の綿半だと、2000円くらいで売っていると聞いてからは、もう買う気満々です
38000円-2000円=36000円
この2泊3日の研修代を2回分払ってもお釣りが来る差額です
軽くて手入れが楽で、スノーシューと遜色ない歩き心地。
早々に買って、春に上高地に上がる時にも持って行きたいと思っています。
上高地でカメラ片手にかんじきで歩き回る人を見たら、私だと思って頂いて当たりです
「里さーん」って声をかけて下さいね。
研修は5日の金曜日の朝9時から始まりました。
私は車がないので、松本駅を8時過ぎに出る大糸線で『穂高』駅まで行き、後はタクシーで向かいました。
タクシーの運転手がかなりのお年寄りで、乗る時に嫌な予感はしたものの、先頭だったその車に乗るしかなく、
乗り込んだわけなのですが、予感は的中…
40kmの制限速度の道を(ある意味当然なのですが…)40kmで走る車に、になってしまいました…
「急いで欲しい…」と伝えると、アクセルを踏まれてもの凄い音がするものの、車は一向にスピードをあげない…、
たぶん普通に行けば10分かからないと思っていた私は、ギリギリに研修所についてしまい、アタフタ。
おじいさんのせいではなく、私がもう1本早めの電車に乗らなかったのがいけなかったので…。
受付を済ませて9時から始まる研修室に飛び込むと、もう大方の方は揃っていて、キマヅイ気分でした…。
でも、知り合いの顔を見つけ、ちょっとホッとしたりして研修は始まりました。
『アイスブレイク』って言葉をご存知ですか
全く知らない人やそんなに親しくはなかった者同士が集まって何かを始める時に、その緊張を解き解すために
行なわれる簡単なゲームのことを云うのですが、指導者を目指す人たちが集まっていることとはいえ、
かなり効果的なんだなぁと身を持って知った、と感動しました
特に、日頃ジャンケンがからっきし弱い私が、じゃんけんに勝ち進んでしまい、何と1番勝ってしまって、
12時までの王女様の待遇をもらったり。
まず午前中は、概論と安全管理を学んだ後、昼食を取って、午後の野外実習に出かけました。
『アイスブレイク』のお蔭で、もうたった3時間くらいで18人の研修生は旧知の仲のようになっていました。
ホントに不思議ですよね。
穂高有明の研修所から何台かの車に相乗りして、大町の『平』地域にある『千年の森』と云うツリーハウスの
点在する森に行きました。
少し雪が降り始め(これはその後2日間降り続き、長野県北部に大雪警報が出される程になるのですが…)、
不安になりながらの到着でした。
さ、ここからがタイトルにある『和かんじき』の話になります。
トップの写真は、私自身のかんじき姿です。(顔はお見せ出来る代物ではないので、足元だけです…)
最近のスノーシューハイキングの定着によって、スノーシューを履いたことがある方は多いと思います。
私自身も何回か履いて歩き回ったことがありました。
今回、スノーシューと和かんじきがあって、選択が出来ると云うことでしたので、迷うことなく
『和かんじき』を選びました。 こんな機会がなければ、きっと履くことはないと思ったからなんです
だって履き方さえも知らなかったんですから…
でも、(下の写真で紹介しますが)先生が片方だけ紐の結び方を教えて下さり、もう片方を自分で結ぶと
足にしっかりかんじきは固定され、私はもうその軽さと歩きやすさに感動してしまったのでした
特に、かんじきは綿半で約2000円くらいで販売されていると聞き、もうあれほど欲しかったスノーシューは
私の頭の中から抹殺されてしまった感じでした。
スノーシューにはスノーシューの良さがあるのですが、安さと軽さで群を抜いていると思います
『千年の森自然学校』のリーダーが、山用のかんじきの説明して下さっています。
見るからに凄いストッパーがついていて、これならどこを歩いたって平気って感じですね。
高瀬川を渡って『千年の森』へ入ります。
雪が結構降って来て、橋の上は吹きっさらしで超寒かったです
和かんじきはとっても歩きやすくて、感激、感激でした
カモシカや、タヌキやりすなどの足跡を見ながらしばらく歩くと、たくさんのツリーハウスが現われ、
この千年の森の別の顔を見せてもらいました。
夏になると若いファミリーがツリーハウス作りに通って来るそうですが、
こんな森に家を作るお父さんを見れる子どもは幸せですねぇ
ツリーハウスが集まる中にクラブハウスみたいなのがあって、そこで暖を取りました。
ここまでは、静かなツアーでしたが、
ここから担当者が替わり、雪の中を走り回るハードツアーの開始となりました
オレンジ色の方がリーダーなのですが、まずはストレッチ 楽しく身体を動かします。
話し方や何を説明するかなど、全部勉強なので、楽しんでばかりもいられないのですが、
プロから直接学べるところが本当にためになります
まず、45~50度くらいの崖みたいなところを飛び降りるところから始まったのですが、
当然写真はありません… みんな最初は怖々だったんですが、誰かが飛び降りるとどんどん
でも、私は他の女性の方と一緒に、崖の端っこの方の傾斜の緩いところで、お尻滑りで降りました。
これは、スノーシューとかんじき対抗で、急な斜面を登る競争です。
私は登ったらきっと降りて来れなくなると思ったので、下からこうして写真を撮るだけにしました
最初は2対2くらいの対決だったのですが、始まったら、参加者がどんどん増えてこんなになっちゃいました
アッと云う間に、上の方に行ってしまいました。 結局、雪が固かったこともあって、かんじきが勝ちました
その後、私もだいぶ高さに慣れて、結構な斜面でも立って降りることが出来るようになりました。
ちょっとくらいこけても全然痛くなかったし、木株があるかないかの指導もちゃんとされたので安心でした
こういう安全管理も今回は勉強の一つでした。
あと、遠くの方にカモシカが親子でいるのを発見
(雪に残る足跡がだんだんくっきりしていたので、もしやとは思っていたのですが…)
カモシカがいた付近に来ると、やっぱり食べ痕がありました。
雪の中でも頑張って生き抜いているようでした。
雪原に出て来ました。
森の中を歩き回るのが楽しくて、もう戻らなきゃいけなくなるのが残念でした。 子どもみたい…
雪の中にズボッと落ちて、なかなか足が抜けなくて、大声で笑ったり、本当に楽しい時間でした
この後研修は2泊3日行なわれ、参加者の異様とも云える一体感で、大成功の内に終了しました…。
中央のかんじきの跡が、私のです。
『和かんじき』って本当に凄いって思いました。
日本に昔からあって伝わって来た物には、それなりの理由があるのです
大町の綿半だと、2000円くらいで売っていると聞いてからは、もう買う気満々です
38000円-2000円=36000円
この2泊3日の研修代を2回分払ってもお釣りが来る差額です
軽くて手入れが楽で、スノーシューと遜色ない歩き心地。
早々に買って、春に上高地に上がる時にも持って行きたいと思っています。
上高地でカメラ片手にかんじきで歩き回る人を見たら、私だと思って頂いて当たりです
「里さーん」って声をかけて下さいね。