学名は:Asarum sieboldii
Asarum:カンアオイ属。
※ギリシャ古語asaronが語源ですが、出所は不詳です。
一説には花が半ば地下に埋もれて咲くことから、a(無)+saroein(装飾)とも云い、
またasaron(枝を打たぬ)で根茎が分岐しないことから来たとも云われています。
Sieboldii:<Sieboldianus=日本植物の研究者シーボルトの
漢字で書くと:薄葉細辛
同じ仲間のカンアオイなどに比べて、葉の厚さが薄いこと、薬用とされる根が細く、
味わうと辛いことから名づけられています。
生薬の細辛(さいしん)は、ウスバサイシンの全草または根茎と根を乾燥させたものです。
ウスバサイシンはカンアオイと違って冬には落葉します。
また、ウスバサイシンやカンアオイは、蝶が好んで食べる食草です。
カンアオイがギフチョウの食草なら、ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草です。
上高地で咲く時期:5月上旬~6月上旬
(トップの写真の撮影日:2007.5.21)
芽吹き(撮影日:2008.5.6)
※落ち葉が敷き詰められた柔らかい地面を割って、芽吹きです。
小さく折り畳まれた葉を、これから上に持ち上げるところです。
芽吹きの時の植物の力強さにいつも感心します。
蕾(撮影日:2008.5.6)
※大きくなり始めた葉に守られて、蕾が顔を出しています。
この日は陽射しが強く、まぶしくて目が開けられない!って感じに見えました。
蕾(撮影日:2007.5.24)
※葉の茎も伸び、蕾が開き始めました。 もうすぐ開花です。
何だかカラスの赤ちゃんが、あくびをしているような感じですよね。
花(撮影日:2006.6.1)
※初めてこの花を見た時の驚きを忘れられません。
こんなこげ茶色の花があるんだなぁとびっくりしてしまい、写真を撮りたくりました。
この場所はたくさん固まって咲いていますが、上高地ではそこここでよく見ることが出来ます。
つぼ形をしていて3枚の3角形の裂片ががく片です。 花弁は退化してほとんど見られません。
実
※まだ実が生っているのを見たことはありませんので、写真はありません。
果実が熟し、その後、種は壺からこぼれ落ちるようです。
また『ウスバサイシン』の種には、スミレやカタクリのようにアリが好む付属体
(スミレにはエライオソームと云う付属体が知られています)がついていて、
アリによって遠くに運ばれるようです。
Asarum:カンアオイ属。
※ギリシャ古語asaronが語源ですが、出所は不詳です。
一説には花が半ば地下に埋もれて咲くことから、a(無)+saroein(装飾)とも云い、
またasaron(枝を打たぬ)で根茎が分岐しないことから来たとも云われています。
Sieboldii:<Sieboldianus=日本植物の研究者シーボルトの
漢字で書くと:薄葉細辛
同じ仲間のカンアオイなどに比べて、葉の厚さが薄いこと、薬用とされる根が細く、
味わうと辛いことから名づけられています。
生薬の細辛(さいしん)は、ウスバサイシンの全草または根茎と根を乾燥させたものです。
ウスバサイシンはカンアオイと違って冬には落葉します。
また、ウスバサイシンやカンアオイは、蝶が好んで食べる食草です。
カンアオイがギフチョウの食草なら、ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草です。
上高地で咲く時期:5月上旬~6月上旬
(トップの写真の撮影日:2007.5.21)
芽吹き(撮影日:2008.5.6)
※落ち葉が敷き詰められた柔らかい地面を割って、芽吹きです。
小さく折り畳まれた葉を、これから上に持ち上げるところです。
芽吹きの時の植物の力強さにいつも感心します。
蕾(撮影日:2008.5.6)
※大きくなり始めた葉に守られて、蕾が顔を出しています。
この日は陽射しが強く、まぶしくて目が開けられない!って感じに見えました。
蕾(撮影日:2007.5.24)
※葉の茎も伸び、蕾が開き始めました。 もうすぐ開花です。
何だかカラスの赤ちゃんが、あくびをしているような感じですよね。
花(撮影日:2006.6.1)
※初めてこの花を見た時の驚きを忘れられません。
こんなこげ茶色の花があるんだなぁとびっくりしてしまい、写真を撮りたくりました。
この場所はたくさん固まって咲いていますが、上高地ではそこここでよく見ることが出来ます。
つぼ形をしていて3枚の3角形の裂片ががく片です。 花弁は退化してほとんど見られません。
実
※まだ実が生っているのを見たことはありませんので、写真はありません。
果実が熟し、その後、種は壺からこぼれ落ちるようです。
また『ウスバサイシン』の種には、スミレやカタクリのようにアリが好む付属体
(スミレにはエライオソームと云う付属体が知られています)がついていて、
アリによって遠くに運ばれるようです。