
Paris:ツクバネソウ属。
※花被が同形であるため、ラテン語のpar(同じ)が語源です。
又はギリシャ神話の Parisの名前に基づいているようです。
verticillata:<verticillatus=輪生(りんせい)の、環生(かんせい)の

※葉の形が車の車輪に、実の形が羽根つきの羽根に似ていることから名付けられました。

(トップの写真の撮影日:2006.6.20)


※GWが終わる頃になると、にょきにょきと芽吹き始めます。
たくさんの葉を手繰り寄せているかのようです。
大きさは全然違いますが、『キヌガサソウ』の芽吹きも同じような感じです。


※蕾のように見える外花披片ですが『ツクバネソウ』は、単に中の雄しべと雌しべを
包むように覆っているだけでしたが、本種はちょっと先が撚れているような気がします。


※外花披片が開こうとしているのですが、パカッと開くのではなく、斜めに撚りを直しながら
開いていくように見えます。


※『ツクバネソウ』が開く時は、外花披片と雄しべはすぐ離れるのですが、
雄しべが長いこともあってか、本種は写真のようにしばらく引っ付いているようです。
雄しべは8本前後なので、1枚の花披片に2本包まれているような感じですね。


※ここまで開くと、外花披片はさらに反っくり返るので、雄しべと離れて行きます。
雄しべの花粉が陽射しに反射して、キラキラ輝き始めます!


※外花被片とは別に、内花被片と云うのもあるのですが、これも4個あって、糸状です。
この写真では、手前の外花被片の上に乗っている細いのがその内花被片です。
しばらくすると、外花被片の間から下へ垂れ下がるようです。
この花を初めて見た時は、『ツクバネソウ』も知らず、また両種の実も当然見たことが
ありませんでしたので、この雌しべのこの状態で『羽根突きの羽根と名付けられた』
と理解していました。
後で実を知って納得するのですが、この時期の雌しべも良い線行ってますよね!


※正(まさ)しく羽根突きの羽根ですね! 見ていると羽子板に当たって「コーン」と云う
澄んだ音が聞こえて来そうです。
今の若い人達には(この言葉を自分が使うようになるとは!)羽子板に当たる音と云っても
果たしてどれだけの方が分かるか疑問ですが…。
この液果は青く輝いて綺麗ですね。 種も出来ますが、根茎でも増える植物です。