JR 三島駅から熱海方面に進み、線路にそって数百メートル歩いた所に、今回ご紹介するたい焼き屋 ・ 鯛元 があります。店の横に小さなテラス席があり、のんびりお茶することができそうです。
たい焼きのメニューを見ると、 大納言焼をはじめ黒胡麻焼・カスタ焼と三島焼の四種です。ここで気になるのが、三島焼という物?店主に訪ねると、地元で採れた三島芋(サツマイモ)の餡子が入っているとのこと。ほほーこれは期待できそうです。それと定番の大納言焼を買うことにしました。
たい焼きはよく見かけるおなじみの形で、一見パリッとした皮のようですが、意外にもグニャッとしたやわらかいたい焼きです。まずは三島焼から食べました。たい焼きの頭をガブリとかじると、薄皮の中に薄黄色したサツマイモの餡子がいっぱい詰まっていました。お芋の餡子って、結構パサパサしていますが、この三島焼のサツマイモの餡子は、しっとりとして滑らかな舌触りです。そして甘さも上品で、後味が甘ったるくなくてとてもいい。それに加え、ほんのりサツマイモの味が口の中に残り、これはなかなかおいしいです。そして次に大納言焼を食べました。こちらの餡子は、北海道十勝産の小豆(大納言)で作っています。こちらの餡子は甘さひかえめですが、後味にしっかりと餡子のこくが感じられます。普通の餡子と違い、水分を抑えた和菓子っぽいパサッとした舌触りで、ワンランク上の甘さとおいしさが味わえます。
鯛元 のたい焼きを最初見た時、形からしてどこにでもあるたい焼きと思っていました。ただたい焼きのネーミングの付け方が、他の店とはどことなく違うのが気になってはいました。そして実際に 鯛元のたい焼きを食べてみて、すごく味にこだわっている事がわかりました。だからネーミングにも品があるのでしょう?
今回黒胡麻焼は買いませんでしたが、中の餡子が黒胡麻と思いきや、炒りゴマと擦りゴマをあわせて生地にし、中の餡子は大納言か三島芋が選べるそうです。この贅沢なこだわりも凄いです。
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