猛暑もなんだか飽きてきました。そんな残暑の暑さしのぎに、今年最後のかき氷を食べることに。とはいえ、ただ普通に食べるのも味気ないので、夏の思い出に残るかき氷を探しました。
かき氷はやはり天然氷が一番。そこで思い浮かぶのが、長瀞の阿左美冷蔵と鵠沼海岸の埜庵です。しかしどちらも行くのに時間がかかります。あとは日光にも天然氷のかき氷の日光茶屋があるらしいが、こちらも同じくちょいと遠いかな。まあそう簡単に、天然氷のかき氷にありつけないという事です。
諦めがつかない僕は、ダメもとで検索してみました。すると、はじめて目にする天然氷でつくるかき氷のお店を見つけました。なんとそのお店は、千葉県柏市にありました。家から柏市まで1時間位かかりますが、その程度なら許容範囲です。外の気温は35℃と、絶好のかき氷日和です。
柏駅東口から右方向に進みます。この一方通行の道を歩いて行くと、右角にマクドナルドがあります。そこの路地を右に入り、少し歩いた所にお店がありますが、ゆっくりいかないと見過ごしてしまいます。路地を入った所から左下を見ながら歩いて行くと、氷の看板が置いてあるので、そこの階段を上がった二階に三日月氷菓店があります。
店内はテーブル席が数席ある、こじんまりとしたシンプルな造りです。僕が訪れた時は、もうすぐ満席になるくらいのお客さんがいました。勿論メニューはかき氷オンリーです。かき氷専門店ということで、シロップはオリジナル。数量限定の生ぶどうをはじめ、 宇治金時やほうじ茶など。それにチョッとおしゃれにブルーハワイも有りましたが、こちらのシロップはオリジナルではないかも?
その中から僕が選んだのは、勿論生ぶどうのかき氷です。それが上の写真です。生ぶどうにプラスして、お好みで練乳をかけていただきました。よく見ると、かき氷なんだけど、かき氷っぽくない?盛り上がったかき氷の横にスプーンを刺し込むと、ありゃりゃい!きなり崩れました。スプーンですくい上げたかき氷を口の中に入れてみると、ふわーとした食感を一瞬感じ、そして味わう間も無く解けてしまいました。あれ!かき氷ってこんな感じだっけ?かき氷ってザックザックと食べる印象がありますが、なんだか綿菓子を食べた時の感じに似てます。そして生ぶどうの味はというと、果肉が入っていて甘酸っぱく凄く美味しい。練乳がかかっている事もあり、余計にその甘酸っぱさが感じます。ふわりふわりとした羽衣をすくうように食べていると、かき氷の下からアイスが姿を現しました。もう終わりかと思っていた所に、もう一つお楽しみが増えると、なんだか嬉しくなりますね。生ぶどうのシロップがしみた解けかけの氷と、真新しいバニラアイスとを一緒にスプーンに乗せ口の中に入れると、幸せな気分になります。
やわらかい氷のせいか、まったく頭が痛くなりません。こちら三日月氷菓店では、日光の天然氷を使っているとの事。三日月氷菓店のホームページをみると、一年中営業しているようです。今回訪れた時の期間限定シロップは生ぶどうでしたが、冬の時期はどんな期間限定シロップが味わえるか興味がわきます?
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