たい焼きを探しに、宮城県仙台市に来ました。仙台には、年に何度か訪れます。今回は時間が空いたので、たい焼きを食べに行ってみたいと思います。
仙台駅北口を出て、パルコ仙台店を右手に見ながら、大きな通りを歩いて行きます。地下鉄でも行けますが、杜の都仙台をのんびり散策。愛宕上杉通りを北方向に進みます。途中ゆるい上り坂はありますが、歩道が広くて歩きやすい街です。左手に仙台北税務署があり、そのすぐ先に仙台市立杉山通小学校があります。そしてこの小学校を過ぎてすぐ左に入ると、今回のたい焼き屋さんがあります。
といっても、よく見るたい焼き屋ではなく、たい焼きの赤い幟もありません。レンガ調のマンションの下に、白い壁のお店が今回のたい焼き屋さんです。こちらのお店は星港夜 (シンガポールナイト)といい、今では懐かしい純喫茶 です。たい焼きを食べる目的というより、喫茶店でお茶をする目的の方がよろしいかと思います。
お店の中に入ると、アンティークな物が置かれ、なかなか独特な雰囲気があります。
この時はお客様は僕1人で、貸し切り状態。仙台駅から歩いて来て、ゆっくり時間を過ごすのに、最高の空間です。
勿論たい焼きを注文しますが、まずは珈琲を選びましょう。
ブレンド珈琲は、うすい・ふつう(普通)・こい(濃い)・とくのう(特濃)の4種類。そしてそれぞれの濃さの珈琲に、クラシック曲の名前が付けられています。こちらのお店では、夜に演奏会が行われるみたいです。僕はたい焼きと一緒に、月の光(ふつう)の珈琲を注文しました。
たい焼きと珈琲が来る間、この空間を堪能します。窓の外では、学校帰りの小学生の声がします。なかなかいい時間の過ごし方ですね?
そんな事を思っていると、たい焼きと珈琲(月の夜)がテーブルに置かれました。
たい焼きの横に、ホイップクリームが添えられています。たい焼きはシンプルな形で、少し小さめかな?そのたい焼きの頭をがぶり。表がサクッとして中の生地がやわらかい。その中に入っている餡子は、ほどよい甘さです。そのたい焼きにホイップクリームをのせて食べてみると、これがまた違った甘さが加わり、おいしいたい焼きに変化しました。いつもたい焼きを食べる時、ホイップクリームが添えられないので、これは新たな発見です。
そして珈琲と一緒に食べると、珈琲の苦みがいい具合にたい焼きの甘さと融合します。このようにじっくり腰を据えて、たい焼きを味わったのは初めてかも。たい焼きには日本茶がベストと思っていましたが、珈琲の苦みもたい焼きのおいしさを引き立てます。
星港夜 (シンガポールナイト)さんでは、ティラミスも人気のようです。
今年は年末蔵出しネタとして、こちらのお店をご紹介しました。僕が訪れたのは2020年2月でした。ただ星港夜ですが、2022年12月27日に閉店を予定しているそうです。その理由が、「お客様が少ない為」との事です。今年は新型コロナウイルスで、その後のお店の状況はどうなんでしょう?
この状況が終息した際には、皆さんたい焼きとティラミスを食べに行ってみてはいかがでしょうか?おっと星港夜 (シンガポールナイト)さんは、珈琲にこだわった純喫茶でした。お客さんが増えれば、お店が存続するかもしれません?
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