昨年=2015年のお盆休みに登拝した、出羽三山(@山形)。
羽黒山・月山・湯殿山。古くから修験道の舞台であり、あの世とつながるという霊山です。
1日目は 東京から山形へひたすら移動(by車)~ 温泉(お清めのつもり)。
2日目は 第1の山:羽黒山(=現世の象徴)と、その周辺を、うろうろ。
、、というところまで書いて、なぜだかパタッと筆が止まってしまいました・・・。
出羽三山の奥宮でもある湯殿山には、「語るなかれ」「聞くなかれ」という、
いわゆる口外禁止のしきたりがあるといいます。そのせいか?
丸1年経っちゃう前に、一念発起!
お待たせしまして、
いよいよ、3日目。
“前世”を象徴するという「月山」へ登り、
さらに、
“来世”を表すという「湯殿山」へ。一気に巡ります!
天気は、雨上がりのような、
また降りそうな。
*
1日で2山、一気に踏破しよう!
と、思ってました。
事前に仕入れたルートマップで算段して、「行ける!」って思って。
それで、チェックインの際、宿坊のご主人(山伏)にその旨告げたら、
「えっ!?」
って、目をまん丸にされました。(文字通り、ほんとに真ん丸に。)
、で、
「それ、無理ですよ?」
って。
今度は自分が
「えっ!?」
って、目を真ん丸に。
月山8合目の駐車場まで車で行って1時間、そこから山頂まで3時間かかるらしい。そこから峰伝いに、湯殿山まで行けるらしいのですが、片道+3時間。
湯殿山で30分滞在の後、そこからまた月山山頂まで戻るのに+3時間、で、8合目まで下山するのに+2時間半で、
各山頂での参拝も含めれば、
合計12時間・・・。
宿出発は朝のご祈祷(必須らしい)の後だから、
どんなに急いでもスタートは8時半らしい。なので、月山8合目駐車場に着くのは9時半。
ということは、
登り終えて再び駐車場に戻ってくるのは、21時半・・・ 完全に夜!
確実にデンジャラス!
どこで計算を間違えたのか、全然無茶な計画してました。
山を舐めてはいけないし、特に夜の山は、絶対ダメ。ましてや、あの世につながるという霊山。危険。ほんとにあの世につながっちゃうおそれ無限大。
ここは、現地のプロのおっしゃる忠告、素直に聞いておくべきだろう。と、
まことに残念ながら、月山〜湯殿山・往復踏破はあきらめ。
月山登頂したら、引き返し下山する。車でぐる〜〜っと山裾を迂回して、湯殿山口(山頂まですぐ行けるとこ)まで移動。
という行程に変更することにしました。
以上が、前夜の出来事。
行程を変更することにしたけど、心の隅っこで、
「いや、でも、実は、、、、いけるんじゃないか・・?」
なんて、こっそり考えていた不届き者が居りました。
*
朝のご祈祷を受けてから(御札まで頂く)、
広間で、立派な精進御膳の朝食を頂きます。
修行モードの山伏が勢ぞろい
、かと思いきや、案外、ちっちゃい子連れのファミリーとかが多くて、朗らかで、にぎやか。
急いで食べて、急いでチェックアウト、急いで出立。
*
宿坊のある羽黒山・門前町から、月山8合目の駐車場まで、18kmのくねくね山道を登り、
車でも1時間弱。
8合目は、標高1400m。
うっすら霧雨まじり。けっこう肌寒い。
仕事モードなレインコートと安い黒ゴム長靴を装備して、
いざ登り始め。
8合目には、いろんな高山植物が見られる湿原:「弥陀ヶ原」が拡がっています。
池塘(ちとう)と呼ばれる、池がたくさん点在している、特殊な風景。
この“お花畑”は、老若男女が気軽に巡れるように、ぐるりと円状に、デッキの遊歩道が巡っています。
このお花畑は、帰りにじっくり見て廻ろうと思い、花見はそこそこに、
取り急ぎ、まっすぐ突き抜ける最短距離の道をひた進む。
割とまじで、走りモード。
実はこの時もまだ
「やっぱり、湯殿山まで縦走、行けるかもしれない」なんて腹づもりだったのです。
いけません。
弥陀ヶ原にある中ノ宮で旅の無事を祈り、
いざ
月山登拝へ!
最初は、ごろごろの石を敷き詰めた、ラフな石畳道が延びています。
と、登り始めたところで、
いきなり豪雨。
というか爆雨。
「これ、修行?」
っていうレベルの、土砂降り。
足もとの石畳は、川と化しました。
この先はカメラも取り出せず、写真もそこそこに。
どんどん足場は悪くなって行きます。
でも、駆け上ります。
山はほんとに得意なので、ぴょんぴょん跳ねるように走るように登っちゃうのです。
でも豪雨。
道が川。
9合目、
なお豪雨。
仏生池。
雨、まったく止む気無し。
最初は「浄化のための雨かしら*」
なんて思ってたけど、
徐々に「これはひょっとして、神様お怒りモードなのか、、」といぶかしみ始め、、
仕方なく、殊勝な気持ちで、、、
(って書いててそのときの自分の不謹慎さに衝撃を受けています 今)
山をなめてはいけません ましてや霊山
*
たまに
「あら、花が」
なんて、
写真を撮ってみたりすると、
レンズとかファインダーとかがことごとく濡れちゃって、、、
土砂降りのびしょ濡れの中、
せっかくの花も、撮り楽しむ余裕が、あまり無し。
霧が、峰肌をなめるように、撫でるように、じわ~~~っと、生き物のように動いて
這い上って行く。
そんな光景を、わ〜すごい! なんて、時折立ち止まっては眺めつつ、
少しずつ様相を変えながら 延々広がっているお花畑も、
わ〜きれい* なんて、たまに眺めつつ、
おらー!おらー!と
気合ガンガン、駆けるように登り続け。
山頂へ近づいたところで
バタバタバタ・・・!!!とすごい音を立てて、
ヘリ現る。
何かを運んでいる。
どうやら、山頂の山小屋に物資を下ろしてはまた飛び立ち、また運んで来て、、、を、
何度も繰り返している模様。
ぶばばばばば・・・・!!
すごい音。すごい風。
ヘリが荷下ろししているところが見えてきました。
つまり、
山頂がいよいよ!
山の花。
と、豪雨。
まだ降ります。
山頂の山小屋のそばまで来ると、
案内係の人に、「ヘリが来て危ないから。」と、
山頂寸前の仮小屋みたいな建物の中で一時待機させられる。ヘリの爆風が危ないとのことで。
で、その時、山小屋の案内の人が、
「連れの方は?」
と訊くのです。お連れが居たと思いますが、ちょっと遅れてるんですか?みたいな感じで。
「連れ? 居ませんけど?」
というと、
「あれ?さっき、、」
みたいなことを口走られ、
私「?」
となって、
案内係の人も「?」となって、
・・・・!
・・・もしかして!何か(誰か)見えていたのかしら!?このかたわらに!!?
と、ちょっとドキドキしたりした月山山頂寸前。
似たような境遇の人が、みな合羽を脱げずまま、小さく簡素なブロック造の小屋の中に。
浴びた雨の湿気がそのまま むぉん、と篭もった暗い灰色の小屋の中で人いきれの熱と誰かの開封した何かの食べ物の強いにおいとぎゅーぎゅー詰め状態で
要するに、早く出たい。
しばらく待って、
開放される。
*
山頂の神社へ。
御祓いしていただきました。
恭しく。
厳粛な気持ちになりました。
山頂あたりの写真は控えまして。
結局、かかると言われていた3時間の半分で登り詰めました。
これでうっかり「ひょっとしたらやっぱり、縦走、行けるかも、、、」とまた考えちゃってる不届き者、ここにあり。
山頂からの風景。
8月の残雪。
美。
青峰の連なり。
ああこの向こうに、湯殿山が、、、
と指をくわえつつ、元来た道を下りねばなりません・・。
湯殿山の方へ進んでいく青年の後姿が眩しい・・・
この瞬間にも「いや もしかして ほんとは行けるかも だって時間半分で登れたし」とかなんとか、ぐるぐる思い巡っている罰当たり者がここに居りました。
いや!でも!
ちゃんと、いったん、下山する方向へ。
ゆっくり上ってくる白装束の人たちを横目に、跳ねるように駆け下りました。
そして再び
弥陀ヶ原。
不思議な風景の、花畑に。
あ、リンドウ。
深い、美しい色。
あ、ナナカマド。
しかし、
なんか、今までに見たことのない。。。この世のものとは思えない。。。
草がそよそよ動いて、池も実はじわじわ移動しているらしいんだけど、
全体的に、時間が止まっているかのような。。。
「弥陀ヶ原」
まさにその名に違わない、あちら様の世界のよう。
という感じで法悦状態で巡っていると、
あら
雨が止んできまして、
あれよあれよ。
青空見えてきましたよ。
あれよあれよと。
くだりの木道は濡れてつるつるすべるので、転んでいる人もちらほら。さすがに走れません。
もうすぐ駐車場。
もうすっかり、雨やんだ。
いったいなんの洗礼だったのか、あの爆雨は、、
しかし、
雨のおかげで、植物がきらきら息を吹き返し、きらきら美しく、生き生きと光って見えるので、
おかげで素敵な景色を見られました、ありがたや。
有り難うございます。
と、感謝。
ほんとにすっかり、晴れ上がりました。笑っちゃうくらい。
余談ですが、
最近(2016年6月)読んだ本で、
月山は、あの世に行った人と再び出会える特別な場所だということを知りました。
行った時は知らなかったし、特に会いたいと思う誰それも心中に居なかったので、
会っていないとは思いますが、、、、ふと気になるのは、山小屋の人の「お連れの方は?」の言葉・・・。
誰かが一緒について来てくれてたのかもしれません。
すごい速さで登れるように、手助けしてくれてたり、とか。
*
というわけで
雨上がりの8合目駐車場に、戻ってきました。
天気のおかげもあって、すごく晴れがましい気持ち!
*
さて、
次はいよいよ、ラスト、第3の山。
出羽三山の奥ノ院。来世の山。
「口外してはならぬ」の、湯殿(ゆどの)山です。
しきたり通り、ほとんど大事なところは語れないと思いますが、、、
次回へ続く。
*
羽黒山・月山・湯殿山。古くから修験道の舞台であり、あの世とつながるという霊山です。
1日目は 東京から山形へひたすら移動(by車)~ 温泉(お清めのつもり)。
2日目は 第1の山:羽黒山(=現世の象徴)と、その周辺を、うろうろ。
、、というところまで書いて、なぜだかパタッと筆が止まってしまいました・・・。
出羽三山の奥宮でもある湯殿山には、「語るなかれ」「聞くなかれ」という、
いわゆる口外禁止のしきたりがあるといいます。そのせいか?
丸1年経っちゃう前に、一念発起!
お待たせしまして、
いよいよ、3日目。
“前世”を象徴するという「月山」へ登り、
さらに、
“来世”を表すという「湯殿山」へ。一気に巡ります!
天気は、雨上がりのような、
また降りそうな。
*
1日で2山、一気に踏破しよう!
と、思ってました。
事前に仕入れたルートマップで算段して、「行ける!」って思って。
それで、チェックインの際、宿坊のご主人(山伏)にその旨告げたら、
「えっ!?」
って、目をまん丸にされました。(文字通り、ほんとに真ん丸に。)
、で、
「それ、無理ですよ?」
って。
今度は自分が
「えっ!?」
って、目を真ん丸に。
月山8合目の駐車場まで車で行って1時間、そこから山頂まで3時間かかるらしい。そこから峰伝いに、湯殿山まで行けるらしいのですが、片道+3時間。
湯殿山で30分滞在の後、そこからまた月山山頂まで戻るのに+3時間、で、8合目まで下山するのに+2時間半で、
各山頂での参拝も含めれば、
合計12時間・・・。
宿出発は朝のご祈祷(必須らしい)の後だから、
どんなに急いでもスタートは8時半らしい。なので、月山8合目駐車場に着くのは9時半。
ということは、
登り終えて再び駐車場に戻ってくるのは、21時半・・・ 完全に夜!
確実にデンジャラス!
どこで計算を間違えたのか、全然無茶な計画してました。
山を舐めてはいけないし、特に夜の山は、絶対ダメ。ましてや、あの世につながるという霊山。危険。ほんとにあの世につながっちゃうおそれ無限大。
ここは、現地のプロのおっしゃる忠告、素直に聞いておくべきだろう。と、
まことに残念ながら、月山〜湯殿山・往復踏破はあきらめ。
月山登頂したら、引き返し下山する。車でぐる〜〜っと山裾を迂回して、湯殿山口(山頂まですぐ行けるとこ)まで移動。
という行程に変更することにしました。
以上が、前夜の出来事。
行程を変更することにしたけど、心の隅っこで、
「いや、でも、実は、、、、いけるんじゃないか・・?」
なんて、こっそり考えていた不届き者が居りました。
*
朝のご祈祷を受けてから(御札まで頂く)、
広間で、立派な精進御膳の朝食を頂きます。
修行モードの山伏が勢ぞろい
、かと思いきや、案外、ちっちゃい子連れのファミリーとかが多くて、朗らかで、にぎやか。
急いで食べて、急いでチェックアウト、急いで出立。
*
宿坊のある羽黒山・門前町から、月山8合目の駐車場まで、18kmのくねくね山道を登り、
車でも1時間弱。
8合目は、標高1400m。
うっすら霧雨まじり。けっこう肌寒い。
仕事モードなレインコートと安い黒ゴム長靴を装備して、
いざ登り始め。
8合目には、いろんな高山植物が見られる湿原:「弥陀ヶ原」が拡がっています。
池塘(ちとう)と呼ばれる、池がたくさん点在している、特殊な風景。
この“お花畑”は、老若男女が気軽に巡れるように、ぐるりと円状に、デッキの遊歩道が巡っています。
このお花畑は、帰りにじっくり見て廻ろうと思い、花見はそこそこに、
取り急ぎ、まっすぐ突き抜ける最短距離の道をひた進む。
割とまじで、走りモード。
実はこの時もまだ
「やっぱり、湯殿山まで縦走、行けるかもしれない」なんて腹づもりだったのです。
いけません。
弥陀ヶ原にある中ノ宮で旅の無事を祈り、
いざ
月山登拝へ!
最初は、ごろごろの石を敷き詰めた、ラフな石畳道が延びています。
と、登り始めたところで、
いきなり豪雨。
というか爆雨。
「これ、修行?」
っていうレベルの、土砂降り。
足もとの石畳は、川と化しました。
この先はカメラも取り出せず、写真もそこそこに。
どんどん足場は悪くなって行きます。
でも、駆け上ります。
山はほんとに得意なので、ぴょんぴょん跳ねるように走るように登っちゃうのです。
でも豪雨。
道が川。
9合目、
なお豪雨。
仏生池。
雨、まったく止む気無し。
最初は「浄化のための雨かしら*」
なんて思ってたけど、
徐々に「これはひょっとして、神様お怒りモードなのか、、」といぶかしみ始め、、
仕方なく、殊勝な気持ちで、、、
(って書いててそのときの自分の不謹慎さに衝撃を受けています 今)
山をなめてはいけません ましてや霊山
*
たまに
「あら、花が」
なんて、
写真を撮ってみたりすると、
レンズとかファインダーとかがことごとく濡れちゃって、、、
土砂降りのびしょ濡れの中、
せっかくの花も、撮り楽しむ余裕が、あまり無し。
霧が、峰肌をなめるように、撫でるように、じわ~~~っと、生き物のように動いて
這い上って行く。
そんな光景を、わ〜すごい! なんて、時折立ち止まっては眺めつつ、
少しずつ様相を変えながら 延々広がっているお花畑も、
わ〜きれい* なんて、たまに眺めつつ、
おらー!おらー!と
気合ガンガン、駆けるように登り続け。
山頂へ近づいたところで
バタバタバタ・・・!!!とすごい音を立てて、
ヘリ現る。
何かを運んでいる。
どうやら、山頂の山小屋に物資を下ろしてはまた飛び立ち、また運んで来て、、、を、
何度も繰り返している模様。
ぶばばばばば・・・・!!
すごい音。すごい風。
ヘリが荷下ろししているところが見えてきました。
つまり、
山頂がいよいよ!
山の花。
と、豪雨。
まだ降ります。
山頂の山小屋のそばまで来ると、
案内係の人に、「ヘリが来て危ないから。」と、
山頂寸前の仮小屋みたいな建物の中で一時待機させられる。ヘリの爆風が危ないとのことで。
で、その時、山小屋の案内の人が、
「連れの方は?」
と訊くのです。お連れが居たと思いますが、ちょっと遅れてるんですか?みたいな感じで。
「連れ? 居ませんけど?」
というと、
「あれ?さっき、、」
みたいなことを口走られ、
私「?」
となって、
案内係の人も「?」となって、
・・・・!
・・・もしかして!何か(誰か)見えていたのかしら!?このかたわらに!!?
と、ちょっとドキドキしたりした月山山頂寸前。
似たような境遇の人が、みな合羽を脱げずまま、小さく簡素なブロック造の小屋の中に。
浴びた雨の湿気がそのまま むぉん、と篭もった暗い灰色の小屋の中で人いきれの熱と誰かの開封した何かの食べ物の強いにおいとぎゅーぎゅー詰め状態で
要するに、早く出たい。
しばらく待って、
開放される。
*
山頂の神社へ。
御祓いしていただきました。
恭しく。
厳粛な気持ちになりました。
山頂あたりの写真は控えまして。
結局、かかると言われていた3時間の半分で登り詰めました。
これでうっかり「ひょっとしたらやっぱり、縦走、行けるかも、、、」とまた考えちゃってる不届き者、ここにあり。
山頂からの風景。
8月の残雪。
美。
青峰の連なり。
ああこの向こうに、湯殿山が、、、
と指をくわえつつ、元来た道を下りねばなりません・・。
湯殿山の方へ進んでいく青年の後姿が眩しい・・・
この瞬間にも「いや もしかして ほんとは行けるかも だって時間半分で登れたし」とかなんとか、ぐるぐる思い巡っている罰当たり者がここに居りました。
いや!でも!
ちゃんと、いったん、下山する方向へ。
ゆっくり上ってくる白装束の人たちを横目に、跳ねるように駆け下りました。
そして再び
弥陀ヶ原。
不思議な風景の、花畑に。
あ、リンドウ。
深い、美しい色。
あ、ナナカマド。
しかし、
なんか、今までに見たことのない。。。この世のものとは思えない。。。
草がそよそよ動いて、池も実はじわじわ移動しているらしいんだけど、
全体的に、時間が止まっているかのような。。。
「弥陀ヶ原」
まさにその名に違わない、あちら様の世界のよう。
という感じで法悦状態で巡っていると、
あら
雨が止んできまして、
あれよあれよ。
青空見えてきましたよ。
あれよあれよと。
くだりの木道は濡れてつるつるすべるので、転んでいる人もちらほら。さすがに走れません。
もうすぐ駐車場。
もうすっかり、雨やんだ。
いったいなんの洗礼だったのか、あの爆雨は、、
しかし、
雨のおかげで、植物がきらきら息を吹き返し、きらきら美しく、生き生きと光って見えるので、
おかげで素敵な景色を見られました、ありがたや。
有り難うございます。
と、感謝。
ほんとにすっかり、晴れ上がりました。笑っちゃうくらい。
余談ですが、
最近(2016年6月)読んだ本で、
月山は、あの世に行った人と再び出会える特別な場所だということを知りました。
行った時は知らなかったし、特に会いたいと思う誰それも心中に居なかったので、
会っていないとは思いますが、、、、ふと気になるのは、山小屋の人の「お連れの方は?」の言葉・・・。
誰かが一緒について来てくれてたのかもしれません。
すごい速さで登れるように、手助けしてくれてたり、とか。
*
というわけで
雨上がりの8合目駐車場に、戻ってきました。
天気のおかげもあって、すごく晴れがましい気持ち!
*
さて、
次はいよいよ、ラスト、第3の山。
出羽三山の奥ノ院。来世の山。
「口外してはならぬ」の、湯殿(ゆどの)山です。
しきたり通り、ほとんど大事なところは語れないと思いますが、、、
次回へ続く。
*
雨の中颯爽と進むあなたが思い浮かびます。
心身(しんじん)洗われてきたのですね、いいね。
過酷なはずの登山も、魂が大喜びしてる感じでした。