マツモトの研究生活。

研究生活を綴ります。
近況報告が多いです。
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心理学と絶望。

2006-05-09 19:04:22 | 日想。
今日は一限目から心理学があったのですが、
ようやくおもしろくなってきましたよ!心理学。

というのもこの心理学は人気があって、抽選で授業受けられる人を選抜したんですね。

4月の初め、まだ俺が自主休講もできないほどウブだったころ(遠い目)
まず授業を取ることを希望する人が大講義室に集められました。
そこで、アンケートに答えて抽選 っていう流れだったんですが
アンケート提出のときに先生がヒトコト
「ハイ、じゃ理系の人はこっちのボックスに入れてくださいねー
 総合人間学部とか文学部の人とかは多少優遇しますねー、あくまでも多少ですがー」

文系の人は優遇されるようだ。
どうやら総合人間学部(理系)の人も優遇されるようだ。

結局、切られるのは・・・俺たちのようだ(涙を拭いながら)


でもなんとか受かってたんですよ!
で、火曜日の1限目に足繁く(?)通ってたんですが・・・
ポカーンって感じ。なんか前でやってるーみたいな。
むしろ大学ってこんな感じの授業が多いような気がしますが(汗)


で、今日ですよ!
やっとおもしろくなってきました!!
人がなぜギャンブルに夢中になるかというような話とか
ハトが人の概念を獲得しうるとか
今までと比べて格段におもしろい!

その中で特に惹かれた「学習性絶望感」という話を紹介したいと思います。

ある実験の話なんですが、まずは俺の華麗な図を見てください。



はい、わかりませんね。(自分で言っちゃった・・・)
しかも「つく」の字は「付く」じゃなくて「点く」ですね。恥ずかしー

説明すると、まずイヌを金属の棒でできた床の部屋に入れ、
ランプを点ける→電気ショック という行為を繰り返して
「ランプが点いたらやヴぁい!」っていうのを学習させるんですね。
そしたら、隣の部屋への扉が開いている部屋に入れられたイヌは
大体3回目くらいから意識して逃げるようになるんです。

ところが。

回避も逃避もできない電撃をあらかじめ受けたイヌは、
途中から隣の部屋への扉が開いても、逃げようとしなくなるんですよ!
なんという絶望感。

何回か電撃を受けた後悟るんでしょうね、イヌは。
もう無理だ、と。
そのイヌの顔を想像したら、ちょっと涙出てきそうですよ。


この話を塾の先輩講師の人にしたんですが、
先生もこの実験知ってたみたいです。
その先生によると、心理学にはまだまだすごい実験がたくさんあるとか。

・・・恐るべし、心理学。