古くから伝わる日本のことわざ。
教訓または風刺の意味が、短いフレーズの中にうまく凝縮されていますよね。
生活体験から得られるものも多いです。
さて、ことわざにはたくさん種類があるので、知っているような知らないようなことわざもきっと多いはず。
ちょっとおもしろいものを集めてみました。
風が吹けば桶屋が儲かる
【意味】あることの影響が思わぬところに及ぶことの例え。また、あてにならないことを期待する場合にも使われます。
これはご存じの方が多いと思います。
なぜ風が吹けば桶屋が儲かるのかというと、屋根が壊れて雨漏りするから桶屋が儲かる、と思っていました(私の場合)。
すると、こんな意味があり驚きました(笑)
風が吹くと
⇒ 砂ぼこりが舞う
⇒ 人の目に入り失明する
⇒ 生計を立てるために三味線を習う者が増える
⇒ 皮を三味線に貼るために猫が捕えられる
⇒ 猫が減り、鼠の数が増える
⇒ 鼠がかじる桶の数が増える
⇒ 桶屋が儲かる!
え~!ちょっと無理やりな気もしますが…
まさしく、あることの影響が思わぬところに及ぶことの例えなんですね。
三遍(さんべん)回って煙草にしょ
【意味】休むのは後回しにして、念には念をいれよという意です。「三遍回って」は夜回りなどを表わしています。
【同義】念には念を入れよ
休憩するのはまだ早いってことですね。念には念を!
卵に目鼻
【意味】色が白くて可愛らしい顔立ちを例えていう言葉です。
形のよいたまご型で、あごがシュッとした今どきのお顔立ちでしょうか
問屋の只今(ただいま)
【意味】口先だけで実行が伴わないことをいいます。問屋に注文しても、「只今お届けします」という返事だけで、なかなか品物が届かないことから出た言葉です。
【同義】紺屋の明後日
商売っ気のない問屋さんですね(;^_^A
口ばかりでやらない我が息子を彷彿とさせることわざです・・・。
夜目 遠目 笠の内
【意味】夜間に見たり、遠くから見たり、笠の下に見えるとき、女性の顔はより美しくみえるものだという意です。
本来は「笠の内」ですが、近年は「傘の内」と表記することが多くなりました。
毎年、ワードでことわざ集の冊子をお作りになる生徒様のことを考えていたら、今回はこんなブログになりました(笑)