サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

オカン、施設へ…。

2021年05月02日 09時51分22秒 | 独り言

5月1日土曜日、予定通りオカンが施設に入所しました。

 

話を遡ること約1週間前の4月26日にオカンが急遽ショートステイで施設に入所したのはこの前書いたとおり。

で、ショートステイ退所予定日前日の4月29日の夕方になって、オカンの入所している施設の職員さんでコロナ陽性が出たので保険所の指示があるまで施設出るのを延期するかも知れないと連絡があった。

5月1日に別施設に1ヶ月の予定で入ることになってるのにここで帰れんかったらどうなるんやろ?

施設から施設へ、自宅に戻ることなく行ってしまうんやろか?

予定では30日金曜の夕方自宅に戻り、1日朝に別施設に向かう予定になっている。

実質1日も無いくらいやけど、たとえわずかでも自宅で過ごさせてやりたいなぁと思いつつ、30日はGWの谷間ってことで休む会社や休む社員の多い中で普通に出勤して密状態の事務所でクソつまらん仕事に励む。(いや、正直あんまり励まんかったけど

で、30日の夕方、オカンのPCR検査が陰性だったので予定どおり家に帰れるとの連絡が。

まずは良かった良かった…。

でも、オレが仕事を終えて帰った時にはオカンはもう寝てたので言葉は交わさなかったけど…。

 

翌朝。

すなわち施設に入る予定の5月1日の朝ですわ。

ショートステイに入る前はまずは普通に起きてこなかったオカンが普通に起きてきた。

ショートステイ先で規則正しい生活をしてたおかげかな!?なんて思ってたけど、「オヤジが居るから一緒に朝ごはん食べたくない」と、また寝てしまった。

(認知症が急激に進んだ4月2日以降、とにかくオカンはオヤジを嫌う…と言うより敵対視するみたいになってしまっているんですよ

 

9時半。

予定どおりケアマネさんが迎えに来てくれた。

が、ここからが大変だった。

「嫌だ。ここで今日は寝てたい!」と、ちっとも動かない。

ケアマネさんやオレがどう説得しようが無理。

そこにオヤジが猫なで声で声をかけたりするもんだから余計にオカンが拒否反応。

無理やり身体を起こそうとしようもんなら「痛い!痛い!」と叫ぶ始末。(本当に痛いだかどうなんだか分からないけど)

で、オヤジがケアマネさんに手を貸そうとオカンに触れたらオヤジを殴る蹴る…。

オヤジがよほどイヤなんだな。

まあオレにはオカンがそこまでオヤジを嫌う理由は分かるけどな。

 

話は逸れるけど、オヤジっつーのが自分勝手な人で。

とにかく自分中心。

仕事は真面目でオレたち兄弟二人ともカネのかかる4年制私大を卒業させてくれたことには感謝する。

でも、それ以外はまったく何もしない。

休日は自分だけのために使う。

なので夏休みとか冬休みとかの長期休暇の時も家族旅行とか行ったことが無いもの。

方やオカンは「友達と遊びに行く」とかは見た事なんて一度も無い。すべて家の事第一の生活。

オカン唯一のささやかな趣味であったパッチーワークや手芸なんかも「道楽だ!」なんてオヤジから言われてたもんね。

オヤジの母(すなわちオレのばあちゃん)が病気になった時も看病はオカン。

病院への送り迎えは当時免許取り立てだったオレたち兄弟のどちらかが運転手。(その時の車はオカンが近所の農家を手伝ったりしてコツコツ溜めたお金で買った中古の軽。オヤジはビタ一文出して無い。)

オヤジが仕事が休みでも決して自分の母の面倒は見ようとせず、パチンコ行ったり釣りに行ったり。

ばあちゃんの病が進んでもう「最期は自宅で…」みたいになって自宅に戻った後も昼夜関係無く看病したのはオカン。

その間家事ももちろんオカンのワンオペ。

そんな状況なのに家のどこそこが掃除出来て無いだの、飯がマズイだの、細かいことを言い出したらきりが無いほどの心無い言葉の数々。

認知症になって以降もそれは変わらず、オカンが家事が一切できなくなってしまってオレとオヤジで家事を分担するようになった時にも「だらしない女だ」だの「何でこんなことせなアカンねん」だの。

家族で面倒見るのは限界になったのでデイサービスに頼もうかって話になった時にも「余計な出費」だの、施設に入ることが決まった時にも「また金がかかる」だの。

もう言い出したらきりが無い。

そんなオヤジと結婚して約50年、オヤジの心無い言動に我慢に我慢を重ねた結果、この認知症で今まで理性で押さえてきた不満が一気に噴出してしまったんだろうなとオレは思っている。

もっと言うと認知症になってしまったのはオヤジに対する長年のストレスが原因では?とすら思っている。

 

余談が長すぎたので話を戻す。

とにかく「寝たいんだったら別の場所に行こう」とか「ちょっと散歩しよう」とか、ありとあらゆる言い訳?を駆使していたらやっとオカンが「別の部屋で寝る」と言い出して自ら起きたのでチャンスは今しかない!と、別の部屋…では無く玄関に誘導し、靴を履かせて表に連れ出し、待機してた迎えの車に乗せた。

迎えに来てくれてから実に90分が経過していた…。

車に乗ったオカンは何かを悟ったのか大人しくなり、車の窓ガラス越にオレに向かってずーっと手を振っていた

その姿を見てオレは嫌がるオカンを無理やり家から追い出してしまったようなものすごい罪悪感に襲われ、胸が締め付けられるような感じになって胃の辺りがモヤモヤムズムズ。

去っていく車を見てたらオカンに対して申し訳ない気持ちで一杯になり、ええ歳こいて涙腺崩壊寸前になったわ…。

 

結果的には遅かれ早かれ施設に入ることは間違いなかったであろう。

その覚悟はしてた…つもり。

でも、出来て無かったんだろうね。

昨日1日、今日この日が来るまでにもっとオレに出来ること、オカンに対してしてあげられたことがあったのでは?…なんて考えてずーっと一人家でモヤモヤしてました

 

方やオヤジはと言うと…やれやれ片付いたみたいな感じ。

さらに「こんなに面倒見てやってたのに何でこんなに嫌われてるのかまったく分からん」…とぬかしよった。

その姿を見て怒り爆発…はしなかった(オカンのことでオヤジとは何回も喧嘩してるからそういう感情は随分前に通り越したから。)けど、オレの心の中で思っていた事の決心がついた。

もしもオヤジがこの先病気で入院や認知症とかになったら…躊躇なく即施設に放り込む!面倒は見ん!どうなろうが知らん!

 

オレが仕事中にオヤジ一人でオカンの面倒見るのは正直しんどかったと思う。

それは理解する。

が、オレからしたら「家族なんだから手が空いてる方が面倒見るのは当たり前だろ」って話。

実際自分の親の時にオヤジが仕事に普通に行けてたのはオカンが全部面倒見ててくれたおかげなんやしね。

それを棚に上げて自分だけしんどいだの面倒だの、ここには詳しくは書かないけどオヤジの口から「何でそんな事平気で言えるんだ!?」みたいな数々の心無い言葉をオカンに浴びせかけているのを聞いてたオレはもう我慢の限界。

オヤジは平日面倒見てしんどいだろうからオレが休日の時はオヤジに休んでもらってオレが家事全般やってたけど、そういうのも自分じゃ無いと「当たり前」に思っている節がある。

こうなったらもうオヤジ自身に身をもって分からせるしかないやろ。

やられたらやり返す…倍返しだ!

…では無いけれど、こうなっては因果応報ってのを思い知れ!と思ってしまっている自分が居る。

 

で、オカンが居なくなった昨日からオヤジとは一言も話しておりません。

しょーもないこと話かけて来るけどすべて無視。

必要最低限の返事だけにしております。

だって、オカンがおらんようになってもう何かオヤジと協力して…ってことが無くなったもの。

だったらもう自分の事だけ各々自分ですりゃええですもん。

 

おめーもオヤジと一緒で家族に対して冷たい!心無い!それでも息子か!?育ててもらった恩を忘れたか!…やて?

何とでも言え。

誰に何を言われようがオレはそうして行く…。

 

 

追伸。

今日は愚痴も含めての長文備忘録になってしまったことをお詫び申し上げます。

そんな長文をここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

コメント (6)
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