京成バラ園散策

2008-05-23 20:53:00 | カメラ・ウォーキング
写真仲間が「京成バラ園」に行ったと聞いて、「もう、そんな時期だったのか」と思った。年を取ると日にちの経つのが早い。明日から天気は下り坂、来週では遅いかと思い出かけることにした。バラは美しい、美しすぎるのも写真には難しい。多分、何億人もの人々がバラの写真を撮ったであろう。今日は良い写真というより、花を楽しもうという気持ちでバラ園に向かった。

時期はピッタシである。バラは、ちょっと遅れると花びらにシミが目立つが今日のは良さそうだ。以下に何枚かを紹介。
オクラホマ (この暗い赤が好きです)


恋心(素敵な名前だねぇ)


リオ サンバ (情熱的ですね)


シャルル・ドゥゴール (この淡いながらもしっかりした色が好きです)


しばらく真面目に撮ったが、「風」を感じてから、いつもの遊び心が出てしまった。「動きを捉えたい」・・・ もう気持ちは「動き」を見つけることに向かってしまった。

噴水とバラ <写真をクリックすると、GIFアニメとなります>


風に揺れるバラ


バラの蜜を求めて


日も高くなった。空腹も気になりだした。今日は、こんなところにしておこう。

綺麗なバラも堪能した。遊び心も満足した。帰宅してからのGIFアニメ製作も面白かった。

あぁ、今日も、いい日だった。

10年振りの向島百花園

2008-05-18 19:59:00 | カメラ・ウォーキング
10年振りに、向島百花園に行こうと思いたった。

百花園に行く前に、代々木公園に行った。姪っ子から「写真の展覧会に出品したので来てください」との誘いがあったからである。[AOZOZA]という集団(プロも参加されていると伺った)の写真展示である。この集団の活動趣獅ンて賛同すること多であった。会場は、代々木公園の「けやき通り」そのもの(屋外)である。多分この集団は20~30代の若い人々だ。皆でお金を出して展示会をして、その展示写真のャXトカードを1枚100円で販売し収益は、医療機関に寄付するとのこと。心意気を感じた。展示の写真は、さすが若い人の感覚である。自分の感覚の老いを感じた展示会でもあった。似たような場面を撮っていても、ちょっと違うのだ。刺激された。

以下は、会場の様子




代々木を後にして、昼食は浅草の「三定」の天丼を食し向島百花園へ。ここは、好きなャCントである。華やかなものは一切ない。どちらかと言えば野花とか、ありふれた草花中心の地味な庭である。この風情がいいのだ。俳人、文人が好むのがわかる。句碑の類も多い(全部で29の句碑、石柱とか)。 何枚か撮りながら散策した。格別、目立つものはないが気分が穏やかになる。

以下は散策中の何枚かを掲載
これは、懐かしい入り口風景


この、蜂くんを狙ってバタバタと撮る


こういった、清楚なのが多い


こあじさい


はこねうつぎ


こばんそう (これ、結構、人気者)


一周して休憩、一服がうまい。 人々の顔が皆穏やかである。

あぁ、今日も、いい日だった。

デジカメのラチチュード

2008-05-12 20:25:40 | カメラ

 今日は、五月半ばだというのに、セーターを着込むような気温だ。一日暇だったので、我がデジカメ君の実力評価のテストをしたりして、いじりまわして見ようと思いついた。評価したかったのは、①どの位のラチチュードなのか ②「デジカメは、露出アンダーには強いが、オーバーには弱い」と言われているが本当か? ③リバーサルフィルムと比べたとき、どんな違いがあるのか   といった点を体感して見たかったためである。テストの方法は、いくつか考えたが、やっぱり、いつもの、標準反射板(18%グレーボード」を使うのが良さそうなので、またこれにお世話になることにした。
18%グレーボードをファインダー一杯に写して、カメラの露出を変化させれば①の目的は達成される。 限界のところのファイルで画像処理ソフトで露光状態を変化させてみれば、②の評価は出来る。
さあ、やってみよう。今日は曇り空で光源(太陽)の明るさがあまり変化しないのもいい。

上のチャートは、左から、標準露出に対して
-3.0EV -2.5EV -2.0EV -1.5EV -1.0EV -0.5EV ±0 (標準露出)
+0.5EV +1.0EV +1.5EV +2.0EV +2.5EV +3.0EV の順で並べてある。

-3.0EV NG 見かけ上は、完全に黒つぶれ
-2.5EV ほぼOK、シャドー側の質感の限界か
-2.0EV OK
-1.5EV OK
-1.0EV OK
-0.5EV OK
±0 EV (標準露出)
+0.5EV OK
+1.0EV OK
+1.5EV OK
+2.0EV OK
+2.5EV ほぼOK、ハイライト側の質感の限界か?
+3.0EV NG、見かけ上は、完全な白飛び
さて、これで何が言えるかである。上の撮影したチャートでみる限り、+側で2.5EV、¢、で2.5EVが質感の限界(ラチチュードは5EV程度)。これで見る限りリバーサルフィルムのラチチュードと大体似たような範囲だということは理解できた。(平均的な風景のダイナミックレンジは、7EV以上と言われているので、ハイライトかシャドーか、どちらかを犠牲にしなければならないのは、リバーサルと同じ) これが確認できただけでも大成功である。スャbト露出計を使って、「ハイライト基準」と「シャドー基準」がそのまま使えそうだからである。

テーマ②は、デジカメは、「本当にアンダー側に強いのか?」である。
+3.0EV と ?.0EV のJPG画像に、「上のテストで見えない画像が残っているか?」である。これは、画像ソフトの力を借りないといけない。愛用の「SylkyPix」で評価してみた。結果は、マイナス側(黒つぶれ側)・・・何と質感ある画像が浮かびあがってきた。プラス側(白飛び側)・・・白飛びのまま(隠れた画像なし)
このことは、カメラの説明にも書いてあったが、その通りであった。やっぱりアンダー側に強いようである。この経験は、露出を決定する際、大きな情報である。(いざ、というときは、段階露出、または、マイナス側に補正しておけば、よいということである) リバーサルフィルムとは、逆な特性だということは記憶しておきたい。

上の左側は、-3EV 右側は、+3EV
-3EVのファイルには、質感のある画像が残っているが右側の+3EVのものには何も残っていない。(画像処理ソフトで確認すると良い)

まあ、こんなことは、最近のカメラでは「画像のヒストグラム」が見えるので、「どうでもいいんじゃない~」とも言われそうだが、今回は「本質理解」で自己満足としよう。(自分なりのチャートも出来たことだし・・・)

あぁ、今日もいい日だった。

【忘れないために】
一昨日(3/10)、NHKのデジカメまつりがあって、投稿した内の2点が紹介された。写真仲間からもうれしいメールもいただいた。(皆さんありがとう) 年を取っても写真は続けたいと感じた良い刺激だった。審査の方々のコメントも参考になった。どうも「花」の単品などはあまり紹介されないないようだ。やっぱりストーリー性かな?

 


山古志の闘牛

2008-05-04 17:51:00 | 旅行

連休に新潟県の南魚沼へ行った、「魚沼こしひかり」の産地である。
4日に旧山古志村(現、長岡市)で闘牛(牛の角突き)が開催されるとの情報を得た。「居ても立ってもいられない・・・」。急遽、見物に出かけることにした。山古志は、2004年10月の新潟中越地震で壊滅的に破壊された村である。当時、地震で家族同様の牛が山間に取り残されたり、ヘリコプターで救出された映像も見た。

先ずは、行く途中の光景である。魚野川と八海山である。残雪が心地よい。
南魚沼市の六日町あたりからの展望。


山古志の辺りの山々には、現在も地震の爪痕が生々しいが、道路は整備され、民家も殆ど全部が新築であり、復旧は確実に進んでいることを感じた。早期の全面復旧を祈るのみである。


闘牛場へは幟旗が出迎えてくれる、中々の風情である。急な坂道を7分程度歩くと闘牛場がある。なんとなくざわついた雰囲気だ。


まもなく、セレモニーが始まった。懐かしいお顔も見える。写真の方は、旧山古志村の村長さん(現在は国会議員さん)、このお顔は地震報道で何度となく拝見した。(地元の方々の声援が凄かった・・・)


いよいよ、角突きが始まった。凄い迫力である。砂塵を上げて戦う姿は感動物である。10番程、取り組み(?)を見ながら、撮影した。中には、当日のあまりの暑さで闘争心を失って退場した牛もいた。






ちょっとお勉強したメモ
■現在も「闘牛」を開催しているところ(全国で6県)
1.沖縄県うるま市
2.鹿児島県 徳之島町
3.愛媛県 宇和島市
4.島根県 隠岐の島町
5.岩手県 山形村
6.新潟県 小千谷市 長岡市(山古志)

■山古志の闘牛の特徴
ほとんどの牛突きは、制限時間を無制限として、徹底的に闘わせて勝敗を決める。
ただし、新潟の「牛の角突き」だけは、勝負づけをしない。両牛が全力を出しきったところで、あるいは、長引いて両牛の動きが止まったところで必ず引き分けさせる。その理由は、牛の角突きが神事として位 置づけられ、勝ち負けよりも鎮守への奉納としての意味があったことが大きいようだ。こうした歴史を背景にもつことから、国の重要無形文化財の指定を受けている唯一の牛突きでもある。

今回のイベントは地震後初めての開催だそうである。闘牛の声援の他に「山古志頑張れ」といった、地震災害復旧の声援も飛ぶ。暖かい光景である。

あぁ、今日も、いい日だった。

【追加ログ】2008/05/12
この闘牛の写真(一番下)のを、NHKのBSデジフォトまつりに応募したら番組で紹介された。NHKのホームページにも紹介された。(記念にログの追加)