鎌倉33観音巡礼(その2)

2012-05-28 19:43:00 | 鎌倉33観音
平成24年5月28日
鎌倉33観音巡礼の第2回目である。今回は材木座方面の7札所が目的である。順調なら大町あたりの2札所もまわりたいと出かけた。前回はGW中で混雑していたので今回はウィークディに出かけた鎌倉駅からバスで材木座方面へ、光明寺で下車し、18番光明寺の参拝からスタートした。名刹である。


境内の庭園も美しい。


山内のお堂も風情がある。


光明寺の右隣の19番蓮乗院


光明寺左隣の千手院


千手院参拝後は材木座海岸で一休み


バスで来た道を歩いて鎌倉方面に向かうことにした。17番補陀落寺。社務所前の蓮の花が迎えてくれた。


16番九品寺。 この掲額は新田義貞の自筆と伝えられる。


14番来迎寺へ向かう途中の、この地区の鎮守様である、五所神社に参拝


14番来迎寺。 整った形のお堂が美しい。 境内には三浦大介の墓あり。


15番向福寺


向福寺からバスで鎌倉駅方面へ戻り、11番延命寺へ


12番教恩寺、アジサイが咲き始めていた。 6月には北鎌倉の名月院を参拝せねばと思った。


ここで昼食とした「百苑」きしめんが獅ゥった。名古屋風でなく、初めての食感です。


13番別願寺


3番安養院、北条政子のゆかりの寺。 20数年前に坂東33の巡礼時に参拝以来である。ゆっくり境内を散策した。


ここから、また鎌倉駅方面にUターン。途中の上行寺。癌封じとかの看板が賑やかな寺なのでちょっと立ち寄り参拝。


今日は順調に参拝が続いたので時間があるので、鶴岡八幡宮に参拝して帰ることにした。 なにか風情が違うと思ったら階段左側の大銀杏の木がない。数年前の台風で唐黷スことを思い出した。 旧株から新しいのが出ていた。あと何十年も経たないとだめだろうが希望が感じられた。


境内での結婚式風景。 どんな方がこんな立派な神社で結婚されるのかな?


あぁ、今日もいい日だった。 一日で11札所を参拝した。 程よく歩いた。 次回は、アジサイを愛でながら北鎌倉方面参拝と考えている。

金環日食

2012-05-21 08:37:00 | カメラ
平成24年5月21日は、金環日蝕の日。 世紀の天体ショーの日だが今回はあきらめていた。 先週カメラ屋を覗いたら10万分の1のNDフィルターが13,000円で売っていた。1チャンスに賭けるにはもったいないし、他に使い道もなさそうなのでパスすることにした。
前日の夜、床に入っていたら、「ピンホールフィルター」はどうかと考えた。 翌朝、起床後、俄か作りの製作に取り鰍ゥった。
材料は、厚紙と黒いスャ塔W状のもの。 厚紙に1mm位の穴をあけ、この黒いのでカバーするだけである。 使用レンズは口径72mmなので、うまくいけば光量は、1万分の1位には落ちるだろうと考えた。(一応、計算したつもり) この1mmの穴を開けるのに一苦労した。 厚紙なので穴の中に繊維の小さな糸状の物が残るのである。 縫い針をガスレンジの火で真っ赤に焼いて穴に差し込んで、糸を取り除いた。やっぱり準備不足だったなぁと反省。 


重ねあわせてセロテープでとめる、


これがレンズ(全マニュアルの400mm フォーカスも露出もマニュアル)
最近の用途はカワセミを撮るくらいだ。


レンズの前にセロテープで止める。 これで用意は終わり。


ニュースを見ていたら、もう天体ショーは始まっている時間だ、早速、外にでてカメラで空を眺める。 右上がもう欠けはじめていた。 以外によく見える。 目にも負担がない明るさだ。 これが第一の感激。 


しばらくすると雲が厚くなり、太陽は隠れてしまう。 だんだん薄暗くなってきた、丁度いい時間なのになぁ。 と眺めていたら、厚い雲がどいてきた。 殆ど金環になっている。 第二の感動。 左下の雲は、どいてくれない。丁度、金環になっているのになぁ~。 女房も呼んで見せた。 「眼は大丈夫か?」と言っていたが、美しさでビックリしていた。


また雲が出来きて中断。 あぁ、天体ショーの終わりだ。


それにしても感動物だった。 こんなに美しいとは思わなかった。 予想通りのピンボケ写真(ソフトフォーカスと言っておこう)だったが俄か作りのピンホールフィルターも機能した。(予想以上だった。 このアイデア、本邦、初公開?) 次回は北海道だとか。(無理だろうなぁ)。 チャンスがあったら今度はNDフィルタを奮発するか。

あぁ、今日もいい日だった。 

鎌倉33観音巡礼(その1)

2012-05-05 19:24:00 | 鎌倉33観音

平成24年5月5日

昨日、安房34観音を結願した。 来週あたりから、鎌倉観音巡礼と思っていたが、朝、起きたら絶好の天気である。 急遽、鎌倉に向かうことにした。(我ながらせっかちだと思う) 船橋から総武線経由で横須賀線の鎌倉までだ。 連休のため電車も混んでいる。 驚いたのは鎌倉駅に着いてたら、ホームに人があふれていて駅舎外にも中々出られないのである。 流石、鎌倉だと感じた。 先ずは、バスで1番の杉本観音へ向かう。 20年以上前に坂東観音を始めた時が最初の参拝である。 苔蒸した石段、茅葺きのお堂、風情は変わらない。  今日は、この杉本寺から金沢街道沿いの札所を参拝の予定。 鎌倉33観音札所のいくつかは、坂東33観音札所の札所でもあるのでワクワクする位楽しみである。

杉本寺
鎌倉33観音の1番寺である。小生にとっても鎌倉観音の発願寺である。
 
札所本堂(白い奉納旗が杉本寺らしい風景です)


苔の石段(ここからは登れません。この左の石段から)


発願の納経(左上に発願の印)


今回は、お堂の中をゆっくり参拝させていただいた。 杉本寺には三体の観音本尊があるが特筆すべきは、覆面観音像である。 写真は買い求めた「お姿」から。 覆面観音は、安房観音の真野寺にもあります。 杉本寺の像の謂れは、信仰心のないものが寺の前に馬を乗り入れると、必ず落馬するので、「下馬観音」ともいわれ、建長寺の大覚禅師が、この像に祈願の上、師が所持する袈裟で観音菩薩の慈眼を覆って「覆面観音」と号したら、その後この袈裟の功徳によって落馬などの利罰もなくなったと伝えられるとのこと。 それにしても、このお姿は異様ですね。


杉本寺を後にして、道路の反対側の10番報国寺へ(5分程度)


報国寺は、なんと言っても美しい竹林が有名で観光客で賑わっていました。


9番浄妙寺へ 報国寺から5分程度。 ここは鎌倉五山の第五位の寺、往時は大変に栄えた寺である。


浄妙寺は境内の美しい寺で写真の庭園も良い。 墓地内には、足利貞氏のお墓もあり、鎌倉幕府との縁も感じられる。


明王院へ、浄妙寺から徒歩で僅かの位置である。 境内は写真撮影禁止とのことなので、山門から一枚。 境内は茅葺き屋根のお堂があり風情がある。 観音堂は右側の奥。


明王院から7番光蝕寺へ。 鎌倉に来て丸い赤いポストがあちこちにあるのに気づく。 街の人が皆で鎌倉の町並みを大事にしているのだろう。


7番光蝕寺本堂(浄妙寺から徒歩10分程度)


境内には、色々な植栽があり、参拝者を楽しませてくれる。 藤棚が美しい。

境内に「塩なめ地蔵尊」あり。

昨日、安房観音を結願し、今日から鎌倉かと思うと楽しみである。 安房は自然と人々とのふれあいが素敵だったが鎌倉はどうだろうか? 今日一日の感じは、そっけないなぁ~。 鎌倉は安房と違って区域が狭いので巡礼し易いのは間違いないが安房の素朴さはないだろう。だが、歴史を感じるにはうってつけの霊場である。

今日は、この五寺に留めて、鎌倉駅に戻ろうと考えていたが鎌倉駅方面へは、大渋滞なので峠を越して金沢八景駅から京浜急行で戻ることにした。
新たな旅の一日は、無事終えた。 今度は、ウィークデーに来ようと思う。

ああ、今日もいい日だった。 楽しみがまた増えた。


安房34観音巡礼(その4、結願)

2012-05-04 18:47:00 | 安房国札34観音
平成24年5月4日
安房34観音の結願の日である。 先週、29番寺を間違えて結願できなかったので日帰りで舘山に向かった。 先週と変わって晴天である。 気分も晴れ晴れとしている。
当然のことながら、先週ミスした、29番金蓮院に向かう。 通いなれた道である。 127号から410号、今回は頭に地図が入っている。 「犬石」に来た。 金蓮院はすぐ近くの筈。 すぐ見つかった。
山門から本堂方面


本堂にお参りして、納経をお願いしようとしたが、お留守の様子。 観音堂をお参りして、一旦、安房神社にお参り後に伺おうと思っていた時に、金蓮院のおばあちゃんが農作業から帰ってこられた。 納経をお願いしたら、本堂内もご案内いただけるとのことでお世話になった。 本堂内では何といっても「伊八作」の欄間である。 見事に尽きる。 おばあちゃんに解説いただいた。これは左側。


これは右側 (長さは14尺と伺う)

安房巡礼で「伊八」の作品は数多く見たが、この寺のは、欄間なので傷んでいなく、圧唐ウれた。


おばあちゃん、ありがとうございました。 再訪させていただきます。
丁度、若い檀家の方がお参りにきていて、一緒にご案内いただいたり、お話させていただいた。 いい時間が過ごせました。

本堂裏の飛錫塚(本堂からも見させていただきました)

この、金蓮院様で私の安房国札34観音巡礼は、無事結願しました。 思い出深い旅でした。

お礼参りは、安房神社です。 金蓮院からは、すぐ近くです。 この辺りは、正に霊地だったのでしょう。


本院


掲額


安房神社の脇の山(霊気を感じます。 新緑が素敵でした)


安房神社を後にして舘山へ戻り、昼食後に番外の震災観音堂を参拝。


隣は、震災記念反省地蔵尊(由緒は、今度調べておきます)


本日の金蓮院参拝で安房観音巡礼も結願したのだが、振り返るに、実に良い旅だった。
安房は、坂東や秩父と違い、マイナーな観音札所である、無住の札所も多い。
でも、今回、結願して本当に素晴らしい巡礼だった。 それは南房総の人々の暖かさでした。 伺ってお会いした皆様の心やさしいお気遣いは一つ一つ思い出されます。 皆様に感謝いたします。

特に印象深い札所を記し、お礼に変えます。 (順不同)
①01番那古寺 安房の廻り方等ご教授いただきました。資料もいただきました。那古寺には今回の巡礼で4回伺いました。
②30番養老寺 奥様とお嬢さまにお寺の縁起とかお嬢さまのお寺の研究のお話を伺いました。 素敵な時間でした。 役の行者の洞窟に再訪しました。
③21番智光寺 君塚商店様、本堂内の提灯のこととか種々お話を伺いました。 
④番外観音寺 天野様の奥様にわざわざお出でいただき納経をお願いしました。
⑤13番長谷寺 納経をお願いした金木商店の奥様、お孫さんのお話など、お茶のご接待もいただきました。
⑥18番石見堂 納経所金剛院様 美人の奥様からご供物まで頂戴しました。
⑦07番天寧寺 ご住職には、ご本堂他ご案内いただきました。 おばあちゃんには、格別のご接待をいただき、お若いころからのお話も伺いました。
⑧番外水月堂 納経をお願いした黒川様には、お茶のご接待までしていただきました。
⑨09番長谷寺 小早川さんにわざわざ来ていただき納経をお願いしました。
⑩25番真野寺 おばあちゃんと奥様から色々なお話を伺いました。
⑪20番石堂寺 ご住職からお寺の色々なご解説をしていただきました。
⑫29番金蓮院 本堂内を本当にご親切にご説明いただき、本堂裏までご案内いただきました。(上記)
⑬番外震災観音堂の慈恩院 ご住職様、奥様。 里見氏のお墓、苧ム、石庭、境内のお花など本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
その他、今回の巡礼では、南房総の皆様に暖かく迎えていただきました。 ここでお礼いたします。

安房巡礼の旅も終えた。 今回の旅は、小生の仕事の区切りと重なったこと、前述の南房の方々との素敵な出会いが多かった旅だったので本当に印象深い。 地方霊場の良さを本当に感じた旅であった。 

あぁ、今日もいい日だった。 

来週あたりに「鎌倉33観音」を発願の予定。 いい旅を願っています。