平成23年1月26日
江戸33観音も後1寺のみとなっている。今夕は、銀座で会社時代の友人と宴会予定なのでその前に参拝し江戸33の結願とする予定で出かけた。
残っているのは、江戸22番永平寺別院 長谷寺(ちょうこくじ)。麻布大観音とも呼ばれる。 銀座線「表参道」から約10分ほど歩く。 根津美術館の近くである。 途中で道を伺うが「麻布大観音」と言っても分からないが「長谷寺」というとすぐ分かった。
入り口の門
本堂
禅堂
ここ、長谷寺は永平寺の別院ということで、当然、曹洞宗である。 我が家の菩提寺(信州の明松寺)も永平寺の流れであるので、この寺が結願寺となったのも感慨深い。なにかの縁であろう。
観音堂(麻布大観音堂)
中の観音像がきいのでこの観音堂も大きく立派である。
観音堂内のご本尊(十一面観音)
この仏像は、大内先生が十年の歳月をかけて彫刻されたとのこと。 高さは10m。 江戸観音一番の大きさだろう。とにかく圧倒されます。
お参り後は銀座へ。銀座の夜景も久し振りである。 やっぱり都会だなぁ。
外国からの観光客も多く、どこに行っても中国語が耳についた。
4丁目交差点の和光
三愛ドリームセンター
お陰さまで江戸33観音も結願した。 再訪したい札所がいくつもあった。 東京に行ったら、ちょっと寄り道のポイントができた。
仲間との宴会も楽しかった。
あぁ、今日も、いい日だった。

一通り、境内をまわって参拝し、番外の海雲寺に向かう。
番外の海雲寺
火消しに縁があるのでしょう。 火の用心の札も頂戴しました。 ここで新30番の地図をいただく。 名刹である。 縁日には大勢の参拝者があるという。

本堂天井に見事な「纏の羽目板」がある(必見)

31番品川寺(番外の海雲寺のすぐ近くである) ここらは旧東海道である。 新年だったこともあり境内は「東海七福神」巡りの参拝客が多く混雑していた

30番一心寺(品川成田山) ここが、新しい30番。 ここも「東海七福神」の参拝客多し。

電車を乗り継いで目黒へ向かい昼食。
32番世田谷観音へは、バスで約30分である。 境内には、いくつもの立派なお堂があり、ご住職に親切にご説明いただいた。下は特攻観音堂である。 熱心にお祈りしている方が多い。

六角堂(見事な造型である)

32番から、バスで引き返し、途中の結願寺である目黒不動へ。 まさに名刹である。 ここは観音様というより、お不動様で有名だが、初めて参拝した。 立派なお寺である。
33番の特攻観音堂

33番の不動明王石像(参拝者が水をかけてお祈りしていました)

33番の本堂。 堂々としたお堂です、

ここは、江戸33観音の結願寺だが、実は、まだ一寺残っている。 22番の長谷寺である。近いうちに、この22番をお参りして、その後、再び、この結願寺へ報告とお礼に来たいと思っている。
あぁ、今日もいい日だった。
今回で江戸33観音巡礼も5回目となる。 今日は天気は良さそうだが寒い。
歩き出せば何とかなるといった感じで出かけることにした。 今日は、中野方面で残っている17番宝福寺、19番東円寺。 四谷の18番真成院。 外苑前の24番梅窓院あたりを目指すことにした。
先ずは、東円寺である。 丸の内線で中野富士見町まで行き東円寺を目指す。中野富士見町辺りは立正佼成会の本部があるのだろう。 立正佼成会の大きな建物が多い。
東円寺の観音堂

観音堂本尊様

東円寺から17番の宝福寺(中野観音)へ。 境内は紅葉の落葉で散らかっていたが風情がある。

バスで新宿西口へ(便利なバスですねぇ)
新宿で昼食。 ちょっと気張ってフカヒレ麺。
しばらく来なかったら新宿の風景も一変していた。 お上りさんになりそう。

昼食後、18番四谷の真成院へ向かう。途中の観音坂。

真成院は、お寺とは思えない近代的ビルで観音堂は屋上にある。「潮干観音」という。

真成院から、外苑前の梅窓院へ。
入り口の門柱

観音堂内のご本尊様を撮らせていただいた。

これが梅窓院の本堂があるビル(凄いでしょう?)

今日は、もう、一札所を参拝予定だったが、本日はこれで打ち止めとした。
新年早々に、品川・青物横丁辺りの(30、31番)と世田谷観音(32)、そして結願寺の瀧泉寺(目黒不動)を参拝して結願としたい。 来年も健康でいられるよう願うばかりだ。
あぁ、今日もいい日だった。
平成23年11月23日
江戸33観音巡りも4回目となった。今日は神谷町から芝公園、三田、泉岳寺あたりの札所を巡るつもりである。
先ずは、神谷町駅近くの天徳寺(20番)である。 愛宕山のトンネルの下辺り。「こんなところに札所が?」と思えるが静かな境内でほっとする。 境内にいくつもの石仏あり。
愛宕山神社は、今回はパス。
天徳寺を後にして、東京タワー方面に歩く。 28番の金地院は、タワーのすぐ隣だ。
思い出しても東京タワーの写真を撮ったのは初めてだ。 50年近くも東京に勤務したり、東京に係わっていたのにである。 思い出すと、中学校の修学旅行で初めて東京に来たときは、まだ東京タワーは建設中で半分位の高さだった。 あれから40数年、今は、東京スカイツリーの時代である。(でも、この東京タワーの姿は美しいね) 仕事で、ここの近くの電子振興協会とかに来たことも思い出す。
途中にネーデルランド大使館もあり。 門の表札板が印象的。
28番 金地院。 ここは臨済宗南禅寺派のお寺である。 東京タワーという観光地のそばだが静かでよい雰囲気だ。 とにかく、ここは徳川家と縁が深く、将軍家の祈願寺だったという。大小名の墓塔多し。
本堂内のご本尊にもご案内いただいた。
次なるは、増上寺。 とにかく立派な伽藍で圧倒される。 ちょうど「法然上人」の800年祭とかTVドラマ「お江」のお墓見物の人で賑わっていた。
下の写真は、西向観音堂(増上寺の観音本尊)近くの水子地蔵群(子育て地蔵といった方がよいだろう)
大門で昼食(ぶらりと入った中華料理屋。大当たり!!)後は、大門駅から泉岳寺駅へ。
午後の最初は、27番道往寺。 残念ながら、お堂が古くなり、3月11日の東日本大震災で痛みが激しくなり、来年建直すとかで、本堂は、シートで覆われていた。 裏の仮設住宅で、ご住職に納経をお願いし会話してきた。「元気なうちに再建できればなぁ」とおっしゃっていた。奥様は、大変な話好きのようで次の時間が心配になったほどである。
「ご住職ご夫妻お元気で!! 再建後、また参拝します。」
済海寺(26番)へ地図でみると道往寺のすぐそばの感じだが高低差があるのだ。 マンションの隣から亀塚(きちょう)公園まで階段で「よいしょ、よいしょ」結構登って公園。 すぐ近くに済海寺。 大きな敷地なので大きな寺だったと思うが現在は、コンクリート作りで味気ない。 お寺の方は、そっけない。
下の写真は、境内の観音堂(観音様のお姿は、よく見えなかった)
次は、25番魚藍寺まで歩く。 ここは大変歴史のある寺である。 魚藍坂という地名に代表される。 江戸時代は門前に大名、旗本などの駕籠が並んだといわれる。
魚藍観音(魚籃に魚を入れて売り歩く美しい乙女の姿)というのも珍しい。 観音様のお姿等が載っている寺の縁起を頂く。
今日の最終目的の、高野山別院まで歩く。 ここも立派なお堂である。 本家の高野山にも、また行きたくなった。
高野山別院は、弘法大師を祭ってある寺なので、境内に四国88箇所の写し札所の石仏群(1~88)もある。 本家には、いつ行けるか判らないので石仏を拝む。
泉岳寺参拝も予定していたが今回はパス。 これにて本日の予定は終了。 三田まではバスで帰り、ルノアールで一休み。
今日は、よく歩いた。 よく歩いたがこの辺りは、札所が集中しているので大変便利でウォーキングにもちょうど良い。 今日一日で7札所を参拝。 後、2~3回で江戸観音札所も結願できそうだ。 次回は、17番、18番、19番、22番、24番を予定。 今年は、後1回、そして新年に31番~33番と番外の海雲寺をまわって結願したい。
あぁ、今日もいい日だった。
今日は、飯田橋周辺の4寺を参拝しようと思う。
江戸13番 護国寺
先ずは、飯田橋から東西線で二駅目の「13番 護国寺」に向かう。護国寺は、徳川に、ゆかりののある名刹だが、恥ずかしながら参拝は初めてである。着いて、あまりにも立派なお寺で驚いた。境内にも様々なお堂や塔があり、今度は、ゆっくり参拝したいと思った。

山門から本堂方面を望む。
本堂内では、ちょうど東日本大震災の追悼「太鼓の演奏会」をやっていた。

本堂の下側の「太子堂」、これも立派なお堂である。

江戸16番 安養寺
護国寺から飯田橋経由、神楽坂へ、神楽坂駅から方向を間違えて「うろうろ」しながら安養寺へ。 本堂である。↓

境内の寸景。

この寺で見逃せないのが、薬師堂の大仏様である。 都会の小さなお寺のお堂で、こんなに立派な大仏様とご対面できるのは、感動物でした。
昼食をと思って探したが適当なところ見当たらず。 早稲田へ向かう。
江戸15番 放生寺
東西線で神楽坂から早稲田へ。 先ず、昼食して「放生寺」へ。 隣は「穴八幡」。
元々は、高田八幡宮(穴八幡)と一体で穴八幡の別当寺だったとのこと。明治の悪法「神仏分離令」で現在の姿になったとか。 観音巡礼を続けているとこのような寺にいくつも出合った。

境内の寸景。

せっかくだから、隣の高田八幡宮(穴八幡)に参拝した。山門から本堂。

本堂の掲額。

次は、14番の金乗院(目白不動)を目指すが、途中の早稲田大学に寄る。キャンバス内の「大隈像」と学生達。 当然ながら若い学生さん多し。 老いを感じる時でもある。

早稲田大学から都電荒川線の早稲田駅へ。 結構歩く。 町並みの風情がよい。
久し振りの都電(45年振り位か)。 上京した頃は、銀座通りにも都電が走っていた。懐かしい。 「チンチン」という音は昔と同じ。

早稲田から学習院下まで乗って、14番「金乗院」(目白不動)へ。 ここも初めての参拝である。
江戸14番 金乗院(目白不動)

どちらかと言うと、金乗院は、「観音札所」と言うよりも「目白不動」の方がとおりがいい。 本堂横の社務所で納経をお願いしたのだが「お不動様」ですか「観音様」ですかと聞かれた位です。(当寺は、関東36不動第14番、江戸33観音14番、弘法太子御府内霊場38番、54番札所でもあります)
本堂

目白不動を後にして、再び都電で「鬼子母神」へ

鬼子母神本堂内。 10月にお祭りがあるようで、参堂も祭りの準備が整っていた。

参道でのひとこま。


帰路も、都電で京成町屋駅まで。 いい風情である。 実は、来月この都電沿線の「小台」というところで中学の同窓会がある。 いつもは銀座あたりでの開催だが幹事さんの思いがあるようで、来月も「都電荒川線」だ。 おかしなものですね。 初めてこの都電に乗ったと思ったら来月もです。 これも、何かの縁かな? 幼ななじみの同窓会も楽しみである。
本当は、巣鴨の「とげ抜き地蔵」にも寄るつもりだったが時間の関係でパス。
また来る口実ができた。
今日は、地下鉄に乗ったり降りたりであんまり歩いていないと思ったが、約一万歩の東京ウォーキングでした。
あぁ、今日も、いい日だった。
次回は、四谷、中野あたりを予定。 年内に、あと2回は来たいものだ、