♪赤い花なら曼珠沙華

2008-09-20 17:06:00 | カメラ

ホームページ仲間からも彼岸花の話題がでるようになってきた。 今日は、丁度「彼岸」だ。 いつもの城址公園に行ってみることにした。

彼岸花は正直言うと子供のころは好きな花ではなかった。 田舎では、お墓に沢山咲いていた。 どうしてもこのイメージが残っていたのだろう。 
感覚が変わったのは鹿児島の「吉野公園」の彼岸花を見たとき以来だろうか。 南国のだだっ広い公園に数千本も咲いているのを見て「暗い花」から「良い花」に変わった。






10枚ほど撮って、東屋の近くにきた。主役は彼岸花、脇役は東屋という場面があった。 中々の風情である。1枚撮った時、悪い癖がでた。脇役は、どの程度がピッタリか? という問題である。
最近は「絞り優先」で「開放絞り」のことが多い。 絞りを変えて脇役の見え方を確認することにした。

■使用レンズ 28-200のズームの82mm域
■撮影条件 「三脚固定」「絞り優先」「補正は?.70EV」「ISO800」「後はカメラ任せ」

絞り値と東屋の見え方に注目して欲しい。

【1枚目】f4.5 1/100


【2枚目】f8 1/30


【3枚目】f16 1/8


【4枚目】f32 0.5sec


うーん。液晶パネルで見ても相当な違いだ。
どれがいいんだろう? 好みの問題には違いがないが、脇役は、でしゃばっても困るし存在が見えないのも困る。(好みだと1番上かな? 脇役控え目)

こんなことを3サイクルほどやって東屋で一服。 昨日の悪天候とうって変わり、風が気持ちよい。 その後、「くらしの植物苑」にちょっと寄って帰宅。

【くらしの植物苑】これ何ていうんだろう。 秋を感じる色である。


【くらしの植物苑】シュウメイギク


今日の結論は「脇役は控えめに!!」である。 家のかみさんにも言っておこう。

あぁ、今日もいい日だった。


上高地へ

2008-09-14 16:37:00 | 旅行
<<3日分まとめて>>

上高地に行ってきた。12年振りである。夏も終わり、紅葉には早いが静寂な上高地もいいだろうと思った。 

■13日
今日は、上高地に入る予定だったが空模様がおかしかったので、高山をぶらつくことにした、本当は白川郷にも行きたかったのだが時間の関係で省略した。 高山は相変わらずの人気観光地である。 観光客で一杯だ。 それにしても「松本」から「高山」は便利になった。 安房トンネル開通の賜物である。1時間もの短縮である。

【この風情、洒落てますね~ (こんなのが一杯)】




高山で2時間ほどぶらついて宿の奥飛騨(新平湯温泉)へ向かう。 山中の宿である。 泉質も良い。


■14日
14日は、上高地散策である。一日遅らせたのは大正解である。晴天の中、大正池から河童橋へ左岸を歩くことにした。
大正池は美しい、焼岳が池に映る。でも、ちょっと景色の感覚が違う。大正池が以前より小さいのだ。焼岳からの土砂で少しづつ埋まってきたようだ。あと何年持つのだろうか。

【大正池と焼岳(池に映っている山)】


【田代池周辺】 秋を感じる色であった。穏やかである。


左岸を歩いて思い出した。12年前のGWの時は雪で一杯だった。この時、リバーサルフィルムで傑作を信じて撮影して、帰宅してラボから帰った雪の写真は全部露出アンダーだった。 これを機会に露出の勉強をしたのである。

左岸は左手に梓川越しに、奥穂高連峰・明神岳が美しい。
しばらく歩くと河童橋である。 静寂の上高地を求めてきたのだが「銀座並み」の人の多さだ。

【右が明神、奥穂には雲】


【河童橋】


昼食後、明神遊歩道を(梓川右岸)歩き、お気に入りスャbトで何枚か撮影。ここの景色は飽きない。

【水に映るは六百山】


明神のビュースャbトで折り返し、河童橋から帰路に着く。今宵は里山辺(美ヶ原温泉)だ。 ここの温泉は、ややぬるめだが気持ち良い。

■15日
里山辺から扉温泉経由で美ヶ原へ。 里山辺あたりは、今のシーズンは葡萄の里となる。ワイナリーで葡萄を食し秘湯、扉温泉へ。
扉温泉からビーナスラインへ出る道は凄かった。
すれ違いも出来ない道を約30分。対向車が来ないことを祈った。(1台だけすれ違い)広い道に出てホッとした。 隣に座っているお方?は、終始「大丈夫?」の声のみ。こっちもハラハラドキドキなのだ。

美ヶ原、気温は13度C。(寒い) それもそうだ、ここは標高2000mである。 こんな高度の場所に、こんなだだっ広い空間があるのが信じられない。 30分程、花の写真を撮って下界へ。 途中「白樺平」の白樺が美しい。


あぁ、今日もいい日だった。 

PLフィルター

2008-09-09 15:01:00 | カメラ

秋である。空も澄んできた。空が澄んでくると雲も美しい、水も綺麗だ。絶好の写真日和がやってくる。空や水や紅葉を美しく撮る季節なのだ。

そう言えば、最近、フィルターは殆ど使ってないことに気づいた。銀塩の時はよく使っていたし種類も結構持っていた。最近手抜きが多くなったんだろうかと反省しきりである。使わなくなってきた理由は銀塩とデジカメの時の効き方の違いが身についていないことだと思う。(本音はレンズ径が変わってまた買い直さなければならないこと?)

そんなフィルターだが、[PLフィルター]だけは別物である。[PLフィルター]が出来映えに多大の影響があることは銀塩の時、嫌というほど味わった。そんな訳でデジカメを購入した時もPLだけはGETしておいたが、効き方について確認したこともなかった。

今日もカメラを持ってブラブラしたが今一ピリッとしない。こんな時はカメラ演習である。[PLフィルター]の効果について比較してみようと思った。

印旛沼の水路が目の前にある。水を撮影して、[効き目少][効き目中間][効き目大]といった大雑把の比較をしてみようとした。露出は絞り優先でカメラ任せ(補正なし)。測光は中央重点。(画面中央の水面で測光)

1枚目 [効き目大] 結果露出(カメラ出目)は、ISO100 F5.6 1/160


2枚目 [効き目中間] 結果露出は、ISO100 F5.6 1/200


3枚目 [効き目少] 結果露出は、ISO100 F5.6 1/320


写真は恐ろしい。PLは色付けフィルターではなく,偏光を除去するだけなのに、この色の違いを見てあらためて愕然とした。人間の目には感じないが、CCDには、はっきり違いが現れているのである。 実際に見た景色の色の感じは1枚目と2枚目の間で1枚目に近い感じだった。 木々の緑の感じも微妙に違う。 結果を予測して、リングの角度を変えるのは、まだまだ先のようだ。しばらくチャレンジである。 それでも良い演習をした。リング角度を変えて数枚撮れば良い訳である。 空の場合。。。水の場合。。。緑の森。。。 テーマは尽きない。

色の深みとは何か? 深みのある写真をどう撮るか? また新しい宿題がでた。 だから写真は止められない。

あぁ、今日もいい日だった。